石狩管内各地で新しいパークゴルフ場が今年も次々と開業し、管内の施設は十八ホール以上だけで約八十に上る見通しだ。十勝管内幕別町でパークゴルフが誕生してから今年で二十五周年。愛好者が、中、高年から若者にも広がったことで、手軽なレジャースポーツとして市民に定着した。
札幌市南区石山のサクランボ農家の「吉田農場」は四月二十六日、敷地内に「札幌パークゴルフ石山」(十八ホール)をオープンさせる。軽食喫茶コーナーも整備し、吉田健一代表は「ターゲットは家族連れ。サクランボ狩りと食事、パークゴルフを合わせて楽しんでほしい」とPRする。
同区真駒内では、昨年九月に一部開業した「パークヒル真駒内」(三十六ホール)が七月上旬に本格オープン。昼間に仕事をしている若年層向けにナイター施設も備え、七、八月に稼働させる。さらに今季中には九ホールを増設する計画だ。
また、北広島市西の里に一昨年十一月、冬場限定で開業した「西の里パーククラブ」(十八ホール)は「シーズンを通した営業をしたい」と、この八月にも夏用の三十六ホールを新設する。札幌市北区篠路町福移でも、全九十ホールのパークゴルフ場が七月中旬の開業を予定している。
石狩管内では昨年も札幌市東区と西区、石狩市で新設されており、ここ数年は、三、四施設ずつのペースでパークゴルフ場が増え続けている。
札幌地区パークゴルフ協会連合会の茂田明儀会長は「最近では若い人の間で人気が強い。今後さらに愛好者が増えそうだ」と話し、パークゴルフリポーター、のしろや秀樹さんは「これからはパークゴルフ場をお年寄りと若者の交流の場にしてみては」と提唱している
2008年3月31日月曜日
2008年3月25日火曜日
春風受け快走 白糠でロードレース大会 500人、健脚競う
【白糠】陸上シーズンの幕開けを告げる第二十九回白糠町ロードレース大会(白糠陸上競技協会主催)が二十三日、町総合体育館を発着点に開かれた。春を感じさせる陽気の下、全道から集まった約五百人のランナーが健脚を競った。
釧路・根室管内をはじめ札幌や帯広、網走など道内各地から七-八十歳のランナーが参加。三キロ、五キロ、十キロのコースで計十二種目が行われた。
正午の気温は八・〇度と四月中旬から下旬並みの暖かさ。風はまだ冷たかったが、参加者はやわらかな日差しを背に思い思いのペースで走った。
小学生男子で優勝した浜中榊町小六年の柴田尚太朗君(12)は「最初はあまり飛ばさず、他の選手のスピードが落ちたところで抜こうと狙っていた。明日は卒業式なのでいい思い出になりました」と話した。
中学生女子を制した帯広第四中一年の曽我風季さん(13)は「男子についていこうと頑張りました。ちょっと寒かったけれど、走っているうちに温かくなりました」と笑顔を見せていた。(小塚由記夫)
各種目の一位は次の通り。
◇10キロ ▽一般男子A 星竜也(釧路市)▽同B 平岡幸彦(別海町)▽同C 内藤利夫(恵庭市)▽一般女子A 池田絵理(浜中町)▽高校生男子 鵜ノ沢凌(根室市)
◇5キロ ▽一般男子D 志渡則男(千歳市)▽一般女子B 北沢麻依子(釧路市)▽中学生男子 露口学(白糠町)▽同女子 曽我風季(帯広市)
◇3キロ ▽小学生男子 柴田尚太朗(浜中町)▽同女子 荒矢紗央(浜中町)▽親子 北村博子・慎吾(網走市)
釧路・根室管内をはじめ札幌や帯広、網走など道内各地から七-八十歳のランナーが参加。三キロ、五キロ、十キロのコースで計十二種目が行われた。
正午の気温は八・〇度と四月中旬から下旬並みの暖かさ。風はまだ冷たかったが、参加者はやわらかな日差しを背に思い思いのペースで走った。
小学生男子で優勝した浜中榊町小六年の柴田尚太朗君(12)は「最初はあまり飛ばさず、他の選手のスピードが落ちたところで抜こうと狙っていた。明日は卒業式なのでいい思い出になりました」と話した。
中学生女子を制した帯広第四中一年の曽我風季さん(13)は「男子についていこうと頑張りました。ちょっと寒かったけれど、走っているうちに温かくなりました」と笑顔を見せていた。(小塚由記夫)
各種目の一位は次の通り。
◇10キロ ▽一般男子A 星竜也(釧路市)▽同B 平岡幸彦(別海町)▽同C 内藤利夫(恵庭市)▽一般女子A 池田絵理(浜中町)▽高校生男子 鵜ノ沢凌(根室市)
◇5キロ ▽一般男子D 志渡則男(千歳市)▽一般女子B 北沢麻依子(釧路市)▽中学生男子 露口学(白糠町)▽同女子 曽我風季(帯広市)
◇3キロ ▽小学生男子 柴田尚太朗(浜中町)▽同女子 荒矢紗央(浜中町)▽親子 北村博子・慎吾(網走市)
2008年3月19日水曜日
サツラク5%値上げ 来月から 保証牛乳、酪農公社も
乳業国内大手が牛乳や乳製品の値上げを発表したのを受け、道内の中小メーカーにも追随する動きが広がっている。サツラク農協(札幌)が四月一日から約三十品目を5-8%引き上げるほか、北海道保証牛乳(同)なども四月から値上げする方針を固めた。
サツラク農協は、「サツラク牛乳」(千ミリリットル)のメーカー希望小売価格を5%引き上げ、二百二十円から二百三十一円に改訂する。ヨーグルト八品は8%、プリンなどデザート類も5%引き上げる。
飼料の高騰に伴い、農家に支払う生乳価格を引き上げることに伴う措置で、同農協として牛乳の値上げは「少なくとも十数年なかった」(市乳事業部)という。
北海道保証牛乳も牛乳やクリーム類など二百品目以上を7-8%、函館酪農公社(函館)は牛乳など約十品目を六-七円、それぞれ引き上げる方針。四月からの実施を目指し、スーパーなどと交渉に入っている。
サツラク農協は、「サツラク牛乳」(千ミリリットル)のメーカー希望小売価格を5%引き上げ、二百二十円から二百三十一円に改訂する。ヨーグルト八品は8%、プリンなどデザート類も5%引き上げる。
飼料の高騰に伴い、農家に支払う生乳価格を引き上げることに伴う措置で、同農協として牛乳の値上げは「少なくとも十数年なかった」(市乳事業部)という。
北海道保証牛乳も牛乳やクリーム類など二百品目以上を7-8%、函館酪農公社(函館)は牛乳など約十品目を六-七円、それぞれ引き上げる方針。四月からの実施を目指し、スーパーなどと交渉に入っている。
2008年3月14日金曜日
元課長補佐ら起訴 帯広防衛支局贈収賄 札幌地検
防衛施設庁帯広防衛施設支局(現在の防衛省帯広防衛支局)発注工事の入札をめぐる贈収賄事件で、札幌地検は十三日、収賄罪で、元同支局土木課課長補佐(現沖縄防衛局調達計画課課長補佐)の曽我部真容疑者(55)=沖縄県浦添市=を、贈賄罪で、網走管内美幌町の「山中建設」社長山中保男容疑者(43)を、それぞれ札幌地裁に起訴した。
起訴状などによると、曽我部被告は、帯広防衛施設支局が二○○六年三月八日に行った陸上自衛隊遠軽駐屯地の機材保管庫の新設工事の指名競争入札で、予定価格を山中被告に漏らし、謝礼として現金計約二百万円を受け取った。
これまでの調べで、曽我部被告は消費者金融などに約三千万円の借金があり、「行きつけの飲食店に通いつめ、金に困っていた」などと供述しているという。
起訴状などによると、曽我部被告は、帯広防衛施設支局が二○○六年三月八日に行った陸上自衛隊遠軽駐屯地の機材保管庫の新設工事の指名競争入札で、予定価格を山中被告に漏らし、謝礼として現金計約二百万円を受け取った。
これまでの調べで、曽我部被告は消費者金融などに約三千万円の借金があり、「行きつけの飲食店に通いつめ、金に困っていた」などと供述しているという。
2008年3月9日日曜日
今冬の新酒、出来上々 6社が共同で審査会 旭川
道北や道央の酒造会社六社が共同で七日、この冬に作った新酒の味や香りなどを比べる審査会を旭川市内の合同酒精旭川工場で開いた。各社は審査結果を今後の酒造りや、全道や全国の新酒鑑評会に出品する銘柄の絞り込みの参考にする。
毎年開いており、今年で四十三回目。参加したのは男山、高砂酒造、合同酒精(以上旭川)、国稀酒造(増毛町)、金滴酒造(空知管内新十津川町)、北の誉酒造(小樽)。
会場には各社の大吟醸酒や純米酒など五十六種類が並べられた。酒類販売の監督官庁である札幌国税局の利き酒専門家らが一種類ずつ口に含み、甘味や酸味、渋みなど五段階評価で審査した。
今回の出来については、原料米が昨年は豊作で品質が良かったうえ、仕込み時期の冬場に気温が低い日が続いたことで、雑菌の発生も少なかったことから、関係者からは「各社とも良い酒ができている」と評価の声が上がっていた。
毎年開いており、今年で四十三回目。参加したのは男山、高砂酒造、合同酒精(以上旭川)、国稀酒造(増毛町)、金滴酒造(空知管内新十津川町)、北の誉酒造(小樽)。
会場には各社の大吟醸酒や純米酒など五十六種類が並べられた。酒類販売の監督官庁である札幌国税局の利き酒専門家らが一種類ずつ口に含み、甘味や酸味、渋みなど五段階評価で審査した。
今回の出来については、原料米が昨年は豊作で品質が良かったうえ、仕込み時期の冬場に気温が低い日が続いたことで、雑菌の発生も少なかったことから、関係者からは「各社とも良い酒ができている」と評価の声が上がっていた。
2008年3月3日月曜日
「自殺者の遺族、友人らも支え」 母亡くした藤本さん講演 札幌
「ほっかいどう自殺予防と自死遺族支援のためのシンポジウム」(道、札幌市主催)が二日、札幌市中央区で開かれ、母親を自殺で亡くした藤本佳史(よしふみ)さん(27)=埼玉県在住=が、約二百人の来場者を前に重い体験を語った。
藤本さんの母親は八年前、自宅の押し入れの中で首をつり、命を絶った。うつ病を発症し、亡くなる一カ月ほど前から「死にたい」と話すことが多かったという。
母親の自殺後の心境について、藤本さんは「助けてあげられなかった」と自分を責める気持ちがあったり、無気力な状態が続いたりしたと説明。「そんなとき、友人がぼくの思いを聞きながら一緒に泣いてくれ、心の支えになった。共感してくれるのは遺族同士だけではないと感じた」と話した。
自殺者遺族の支援に携わる五人の関係者による討論も行われ、NPO法人「自殺対策支援センター ライフリンク」(東京)の清水康之代表は「自殺者の遺族が安心して語れる、悲しめる場所を地域につくる必要がある」と訴えた。
藤本さんの母親は八年前、自宅の押し入れの中で首をつり、命を絶った。うつ病を発症し、亡くなる一カ月ほど前から「死にたい」と話すことが多かったという。
母親の自殺後の心境について、藤本さんは「助けてあげられなかった」と自分を責める気持ちがあったり、無気力な状態が続いたりしたと説明。「そんなとき、友人がぼくの思いを聞きながら一緒に泣いてくれ、心の支えになった。共感してくれるのは遺族同士だけではないと感じた」と話した。
自殺者遺族の支援に携わる五人の関係者による討論も行われ、NPO法人「自殺対策支援センター ライフリンク」(東京)の清水康之代表は「自殺者の遺族が安心して語れる、悲しめる場所を地域につくる必要がある」と訴えた。
登録:
投稿 (Atom)