道北や道央の酒造会社六社が共同で七日、この冬に作った新酒の味や香りなどを比べる審査会を旭川市内の合同酒精旭川工場で開いた。各社は審査結果を今後の酒造りや、全道や全国の新酒鑑評会に出品する銘柄の絞り込みの参考にする。
毎年開いており、今年で四十三回目。参加したのは男山、高砂酒造、合同酒精(以上旭川)、国稀酒造(増毛町)、金滴酒造(空知管内新十津川町)、北の誉酒造(小樽)。
会場には各社の大吟醸酒や純米酒など五十六種類が並べられた。酒類販売の監督官庁である札幌国税局の利き酒専門家らが一種類ずつ口に含み、甘味や酸味、渋みなど五段階評価で審査した。
今回の出来については、原料米が昨年は豊作で品質が良かったうえ、仕込み時期の冬場に気温が低い日が続いたことで、雑菌の発生も少なかったことから、関係者からは「各社とも良い酒ができている」と評価の声が上がっていた。
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