2007年11月29日木曜日

日ハム選手がファッション&トークショー 札幌

北海道日本ハムの田中賢介選手や金子誠選手ら四人が出演する「ファッション&トークショー」が二十八日、札幌市中央区の丸井今井札幌本店で開かれた。  選手たちは革のコートやタートルネックセーターなど、この冬お勧めの着こなしで登場。普段のユニホームとは違った魅力で、三百八十人のファンをわかせた。  今季パ・リーグのベストナインに選ばれた田中選手のデニムパンツ姿に、西区の主婦(34)は「ベストドレッサー賞もあげたいわ」とうっとり

2007年11月20日火曜日

初の地方戦 満員御礼 苫小牧ファン熱狂

札幌以外の都市では初めてとなるレラカムイ北海道のホーム試合が11日、苫小牧市総合体育館で行われ、会場は地元などのファンでほぼ満員となった。試合は敗れたものの強豪トヨタ自動車と最後まで一進一退の攻防。目を離せぬ白熱した戦いに観客は盛んな声援を送り続けた。試合後には折茂ら選手のサインを求めるファンの列ができるなど、チームの道内への浸透ぶりを感じさせた。  収容人数2000人の同体育館には、ほぼ満員となる1975人が詰めかけた。地元中学生による前座試合の後に行われたトヨタ戦は78-80で惜しくも逆転負けし、今季初の連敗を喫した。だが、最後まで行方が分からないスリリングな試合展開に、会場は大いに盛り上がった。  レラカムイの試合を初めて観戦した胆振管内白老町の小学4年、中摩柚希(ゆずき)さん(10)は「生で試合が見られてすごく良かった。白老にもレラカムイに来てほしい」と話していた。  今季はホーム18試合のうち、札幌以外の開催は3試合。11日の苫小牧のほか、旭川(来年1月19、20日)で2試合を開催する。来季のホーム試合数や試合日程は未定だが、渡島管内七飯町出身の若手選手野口がいることなどから隣接する函館市などから「レラカムイの試合を開きたい」との要望が寄せられている。  プロチームにとって、競技の普及や新たなファン獲得につながる地方開催の意義は大きい。運営会社のファンタジア・エンタテインメント(札幌)の水沢佳寿子社長は「いろんな地域の人に試合を見てもらいたい。来季は苫小牧、旭川に加えてもう1試合程度、札幌以外の開催を増やしたい」と話している。

2007年11月19日月曜日

新千歳空港上空で2機に落雷し一部損傷

国土交通省新千歳空港事務所は18日、17日夜に千歳市の新千歳空港上空を飛行していた全日空機と北海道国際航空(エア・ドゥ)機に落雷があり、機体の一部が損傷したと発表した。いずれも目的地まで運航、けが人はなかった。
 新千歳空港事務所によると、落雷は17日午後9時半ごろ発生。着陸直前の中部発新千歳行き全日空717便(乗客乗員計131人)は機体前方に穴のようなへこみ2カ所(最大で直径約3ミリ)と、溶けた跡が5カ所(最大で長さ約6センチ)あった。離陸直後の新千歳発羽田行きエア・ドゥ28便(乗客乗員計62人)は水平尾翼の部品に穴が開いた。穴の大きさは調査中という。2機とも18日の運航は不可能になった。
 札幌管区気象台などによると、17日は寒冷前線の影響を受け、雷雲が発生しやすい気象条件だったという。

2007年11月10日土曜日

服のこだわり熱く 道新プラザでN1モード入賞作品展

道内の若者から公募した洋服のデザインコンテスト「N1モードグランプリ&コレクション2007」の入賞作品展が八日、北海道新聞社(札幌市中央区大通西三)一階の道新プラザ・ギャラリーで始まった。  コンテストは若手デザイナーの育成を目的に、北海道新聞社などでつくる実行委員会が主催。一般の部には三百六点の応募があり、このうち一次審査を通過した六十一点を、応募者が実際に洋服に縫い、その中からグランプリや準グランプリなどが選ばれた。  展示されているのはグランプリなど、入賞した洋服十八点のほか、一次審査を通過したデザイン六十一点と中学生の部に応募のあったデザイン七十九点。新聞紙で作った細かなプリーツ(ひだ)を強調した東麻里さん(21)=北翔短大専攻科=のグランプリ作品や、布にスパンコール、ビーズを縫いつけた洋服など制作者の仕事の確かさを間近で見ることができる。  会場を訪れた中央区の男性(65)は「若い人の発想や感性は斬新だね」と感心していた。十三日までの午前十時-午後六時(最終日は午後四時まで)。

2007年11月9日金曜日

当別町のヘルスアップ大作戦が効果 保健師や栄養士連携し2年目

【当別】糖尿病や心筋梗塞(こうそく)、脳梗塞(こうそく)などの原因となるメタボリック症候群を防ごうと、町の保健師と栄養士、町の総合体育館が連携した「ヘルスアップ大作戦」が二年目を迎えた。前年度の参加者のうち八割の人の体重が減り、支援期間の終了後も三分の一強が引き続き運動を続けている。保健師や栄養士による励ましが効果を上げているようだ。(川村史子)  ヘルスアップ大作戦は当別町に住む十八歳以上六十四歳以下の人のうち、おなか周りが男性で八十五センチ以上、女性で九十センチ以上または肥満度を表す体格指数(BMI)が25以上の人が対象。参加希望者は町福祉課に申し込む。  保健師や栄養士が参加者の健康状態の確認や体力測定、日常の食事内容をチェックする。続いて体力測定の結果をもとに運動指導士がその人に合わせた運動メニューを作成する。あとは生活スタイルに応じて、各自で運動を行う。  ダイエット成功者の例を紹介すると…。  【例1】六十代の清掃業のパートの女性(身長一五八センチ)。体育館トレーニング室での週二回の器具を使った運動と間食の量を半分に減らすことで、六カ月間で体重を六十四キロから六キロ減の五十八キロに落とした。総コレステロール値は二二九から一六○に低下。「掃除中にお腹がじゃまでなくなった」と喜ぶ。  【例2】農作業の手伝いをしている六十代の男性は先月から開始。夕食の量を減らし、散歩の距離を伸ばすだけで体重を一カ月ですでに○・七キロ減らした。                    ◇  昨年度は三十歳から六十四歳まで六十六人の参加者のうち86%の五十七人で体重が減少。減った体重の平均は二・○キロだった。  ダイエット成功率の高さの秘密は、保健師や栄養士によるカウンセリング。支援期間は六カ月間(昨年度は三カ月間)は、期間中は一カ月に一、二度、保健師または栄養士が面談する。同事業を担当する町福祉課の管理栄養士の土井淑子さんは「思うように体重が減らず挫折しかけている人には、『体脂肪率が減ってきていますね』などプラスの要素を探して、励まします」と話す。  健康は医療費の支出を抑える上でも大きな効果がある。同町福祉課では、毎月参加を受け付けている。申し込みは(電)23・2346へ。

2007年11月3日土曜日

生の音楽無料で出前続け10年目 小樽・ハンマークラヴィア北海道 全道の小さな街に 「ピアノあればどこでも」

小さな街や福祉施設に住んで、なかなか生のクラシック音楽に触れる機会が少ない人たちに“出前コンサート”を届けている「ハンマークラヴィア北海道」(金丸智子代表)が、今年で創立十年目を迎えた。「ピアノさえあればどこへでも」と、学校や公民館を会場に無料で行う活動は、全道的な広がりを見せている。  「ハンマークラヴィア」は十九世紀のピアノの呼び名。小樽在住のピアニスト中川和子さんのファンクラブ「ハンマークラヴィア小樽」が母体となり、一九九八年に発足した。目的は「あらゆる地域に生の音楽を無料で届けること」(金丸代表)だ。  経費は有志から募る基金でまかない、中川さんも、共演する演奏家も報酬なし。  これまで年一、二回のペースで、後志管内の町村をはじめ、網走管内常呂町(現北見市)や雄武町などで十二回の出前演奏会を実現した。  どこでも地元の有志住民らが協力してくれた。コンサートを機に、同管内興部町には中川さんのファンクラブ「ハンマークラヴィアおこっぺ」ができたほどで、全道的なネットワークが育ちつつある。  金丸代表は「プロの演奏家ですから、やはり調律などもするのですが、学校などからは本来の音がよみがえったと喜ばれることもあります」。活動十年の節目を迎えたことから「一人でも多くの人に音楽に触れてもらえるよう、工夫していきたい」と話している。  現在、基金に寄付している会員は全道で八十人おり、随時受け付けている。一口千円。  問い合わせは金丸代表(電)0134・29・4635へ。

2007年11月2日金曜日

「こんな所にシカ?」 札幌・豊平の市街地に迷い込む

札幌市豊平区の雑居ビルが立ち並ぶ市街地に三十一日、野生の雄ジカ一頭が現れた。豊平川の上流部から川伝いに迷い込んできたとみられ、住民を驚かせた。  近所の住民によると、シカは三十一日午後三時ごろ、同区豊平四の三の斎場裏の空き地にいた。おびえた様子でおとなしく立っていたという。幹線の国道36号が近く、交通事故の恐れもあるため区の職員が、逃げ出さないようにネットでシカの周りを囲んで保護した。一日以降に捕獲する予定という。  近所の女性会社員(38)は「こんな所にシカが来るなんて。飛び出してきたらどうしよう」と話していた