2007年12月28日金曜日

札幌・北区で連続放火か 物置など1時間で4件

二十六日夜、札幌市北区屯田の住宅街で、約一時間の間に四件の火災が発生し、物置やごみ置き場などを焼いた。けが人はなかった。いずれも火の気がない場所のため、札幌北署などは放火の疑いで調べている。
 札幌北署や札幌市消防局によると、二十六日午後六時四十五分ごろ、札幌市北区屯田四の七の住宅敷地内のごみ置き場にあったごみなどを焼いた。七時十分ごろ、同四の八の公園のベンチなどを焼き、七時十五分ごろにも、同六の五の共同住宅の物置内部を焼いた。また、七時四十五分ごろ、同五の六、札幌市屯田地区センターのごみ置き場内のごみを焼いた。いずれも通行人や市消防局が消し止めた。
 札幌北署によると四件の火災は住宅街の半径約三百メートルの範囲で起きた。

2007年12月24日月曜日

加藤が男子総合で初優勝/Sスケート

<スピードスケート:全日本スプリント>◇最終日◇23日◇釧路・柳町スピードスケート場
 男子総合は加藤条治(22=日本電産サンキョー)が144・730点のリンク新で初の総合優勝を果たした。3連覇を狙った長島圭一郎(25=日本電産サンキョー-池田高)は144・980点で2位に終わった。「500メートルが終わった時点で(加藤と)1秒差あったので逆転は厳しいと思った。ただ連覇への意識はそれほどなかった。世界はどんどん速くなっている。世界で戦えるようにしたい」と話した。22日のアクシデントで500メートル1本のみの出場だった清水宏保(33=NEC-白樺学園高)は36秒56で2日連続3位に入り、W杯代表復帰を果たした。女子総合は吉井小百合(23=日本電産サンキョー)が160・575点で2年ぶり3度目の優勝を果たした。

2007年12月19日水曜日

高額布団購入者に「手数料払えば代金戻る」 札幌で詐欺被害

札幌市消費者センターは十八日、「解約手数料を支払えば、購入代金が戻ってくる」などとかたり、現金をだまし取るなどの被害が札幌市内で三件あったと発表した。同センターは「解約には手数料がかからないので注意して」と呼び掛けている。  同センターによると、被害に遭ったのはいずれも高額な布団を購入した五十-七十代の女性。今月七日、厚別区の七十代無職女性宅に、男が「訪問販売で購入した布団の解約手数料を支払えば、購入代金が戻ってくる」と電話。女性は今年八月に約四十万円を支払い、布団を購入していたことから解約を希望した。  女性は自宅を訪れた男に手数料として十三万円を支払った。男は「三日後に支払った布団代金を返金する」と言ったが、指定の日になっても返金されなかった、という。  他の二件は十八日までに白石、手稲区であった。同様の手口だったが、同センターに相談したため被害はなかった。相談は、同センター(電)011・728・2121(午前九時-午後七時)へ。

2007年12月15日土曜日

えりも町元職員を横領の疑いで書類送検

浦河署は14日、国民年金保険料を着服したとして、業務上横領の疑いで、えりも町の元職員(34)を書類送検した。厚生労働相の指示に基づき、北海道社会保険事務局が告発していた。
 調べでは、元職員は2002年1月29日、町民1人から預かった2カ月分の保険料約2万7000円を着服した疑い。「車の購入などで金がなかった」と容疑を認めているという。被害金は弁済されている。
 えりも町の担当者は同年3月、浦河署を訪れ相談したが、告発としては受理されておらず、今年11月に社会保険事務局が告発、受理された。

2007年12月14日金曜日

函館-ユジノ、チャーター便存続を 市などの訪問団、サハリンへ出発

函館-ユジノサハリンスク(ロシア・サハリン州)間のビジネスチャーター便の存続に向けた要請活動を行うため、函館商工会議所や函館市でつくる訪問団が十二日、サハリンに向けて出発した。現地の運航会社が廃止を含め運航のあり方を検討していることが明らかになったためで、訪問団は好調な利用状況を踏まえ存続を強く訴える。  函館市などによると、チャーター便は石油・天然ガス開発事業「サハリン2」を進めるサハリンエナジー社と関連会社の従業員、家族らが利用するため同社が一九九七年に運航を開始。二○○三年の在札幌ロシア総領事館函館事務所開設でビザ更進手続きのため函館を訪れる人も増え、○六年度の利用者は延べ約四千二百人を数えた。  しかし、サハリン州内の物資、人員輸送を強化するため同社は九月、週三往復を同一往復に減便。さらに、廃止も検討していることが分かった。同区間はサハリン航空が定期便を週一往復運航しているが、チャーター便と併用するケースも多く、定期便の利用に影響を与える可能性もある。  訪問団は森川基嗣・同会議所副会頭を団長とする六人。同社やユジノサハリンスク市役所を回り、十五日に帰国する。十二日、函館空港で行われた出発式で、森川団長は「チャーター便は函館経済に人的、物的に貢献しており、存続に向け頑張りたい」と決意を述べた。

2007年12月12日水曜日

道と札幌市に減増資案説明 債務超過解消へ HFC

来季J1昇格を決めたコンサドーレ札幌の運営会社、北海道フットボールクラブ(HFC)は11日、同社に出資する道と札幌市に対し、減増資により債務超過を解消する経営健全化案について説明した。  2006年度決算で累積赤字が27億5400万円、債務超過1億9800万円に上っているHFCは、11月中旬までに資本金25億5600万円の80%を減資し、3億円の増資により債務超過を解消する同案をまとめた。  すでに筆頭株主のコンサドーレ札幌サポーターズ持株会の理事会への説明を終えたがともに1億5000万円を出資する道と札幌市への公式的な説明は初めて。HFCはJ1昇格を踏まえた経営計画書などを提示し、減資への理解を求めた。  この日は道、札幌市ともに同案の説明を受けるだけにとどまり、回答は保留した。HFCは今後も両自治体との話し合いを継続する一方で、他の出資企業に対しても説明を行っていく方針。  Jリーグの内規ではJ1昇格クラブは債務超過の解消が義務づけられている。

2007年12月11日火曜日

浅井被告有罪 学園私物化の罪は重い

学校法人浅井学園の経費流用事件で、理事長を十五年間務めていた浅井幹夫被告に実刑判決が下った。  札幌地裁が、四つの起訴事実すべてについて有罪とし、懲役四年六カ月を言い渡した。  大学学長も兼務する立場にありながら、学園をまさに私物化していた。モラルの乏しさ、教育者としてあるまじき犯罪行為にあらためて憤りを覚える。実刑判決は当然だろう。  同学園は一九五七年の法人設立以来、浅井被告の父親が初代理事長を務め、二代目が前理事長だった。その利己的行動をだれも止められなかった。  事件の主な舞台となった浅井学園大は「北翔大」に改称して再出発している。学校法人の責任者に実刑判決が下ったのは極めて異例だ。こうしたことが二度とあってはならない。  事件は大きく三つからなる。  まず、大学校舎の外壁工事で補強材を予定の十分の一しか使わなかったのに、予定通り実施したと偽って国の補助金を受け取り、被告の自宅の改修費などに充てた。背任と補助金適正化法違反の罪に問われた。  次に学園経費から前妻らの車のリース代を出した。さらに内縁の妻を学園関連会社が雇用したように見せて給与を支出した。これらは業務上横領罪にあたるとされた。  公判で浅井被告は、経費流用の実行役となった学園の元参与と元管財課長、建設会社社長との共謀を否定し、無罪を主張した。  実行役の三人はすでに執行猶予つき有罪判決が確定している。  判決は被告の指示や共謀、故意を認めた。学園の経営基盤を損ない、社会の信頼を揺るがした点も重視した。複数の教育機関を運営する学校法人理事長の多大な権限を悪用したことから、他の共犯者より「刑事責任は格段に重い」と判断したのは妥当だ。  関連会社でカラ雇用したとされ、業務上横領罪に問われた内縁の妻自身については、犯罪意図を知るのは困難だったとして無罪とした。  被告は隠ぺい工作もしていた。大学の外壁が、手抜き工事で耐震補強には全く効果がないものになった一方で、自宅の改修内容は極めてぜいたくだった。被告は学園側への被害回復も一切していない。こうした状況の悪質さも判決は考慮したのだろう。  重要ポストを親族やイエスマンで固めると、トップの暴走を止められないという、不祥事を起こした同族企業に通じる教訓もうかがえる。  判決を機に、理事会などのチェック機能を再確認してほしい。  浅井被告は九月の最終意見陳述で「学生や保護者らにご迷惑をかけたことは反省したい」と述べた。  学生には何の罪もない。学業やスポーツ、社会活動を温かく見守りたい。

2007年12月10日月曜日

「全力投球見て」と長谷部 札南・寺田も 楽天が新入団選手発表

楽天は9日、仙台市内のホテルで育成選手を含む新人7選手の入団発表を行った。北京五輪予選の日本代表に選ばれた大学生・社会人ドラフト1巡目の長谷部康平投手(愛知工大)は「早く仙台の人に覚えてもらいたい。全力投球を見てほしい」と抱負を語り、野村監督は「初心を忘れずに頑張ってほしい」とエールを送った。  新入団選手は次の通り。  【大学生・社会人】1巡目 長谷部康平投手(22)=愛知工大、173センチ、68キロ、左投げ左打ち、背番号20▽3巡目 伊志嶺忠捕手(22)=東京情報大、178センチ、78キロ、右投げ左打ち、48▽4巡目 聖沢諒外野手(22)=国学院大、179センチ、72キロ、右投げ左打ち、23  【高校生】1巡目 寺田龍平投手(18)=札幌南高、185センチ、76キロ、右投げ両打ち、43▽3巡目 石田隆司投手(18)=大阪・東海大仰星高、184センチ、81キロ、右投げ右打ち、53▽4巡目 菊池保則投手(18)=茨城・常磐大高、180センチ、80キロ、右投げ左打ち、59  【育成】1巡目 内村賢介内野手(21)=ベースボール・チャレンジリーグ・石川、165センチ、67キロ、右投げ右打ち、121

2007年12月9日日曜日

Hide-c.“能”がつくまでは芸人

今年に入り、深夜番組で彼の姿をよく見ませんか? 北海道内テレビ各局が制作する深夜番組でローカル男性タレントが人気を集めている。Hide-c.(ヒデシー=29)。テレビ初レギュラーながらメーンに起用された彼に迫った。 HTB「ワンサカ!」(毎週日曜日深夜0時55分~)に出演しているHide-c.はテレビ、ラジオ、歌手、司会といくつもの顔を持つ。そんな自身のことを「芸人」と呼ぶ。「活動を限定したくない。まだまだ“能”がないので、能がついて芸能人と言えるまでは芸人です」。 今年3月、イベントの司会をしているところを番組関係者に見初められた。それまではお笑い芸人が候補に挙がっていたが、ルックスの良さから女性に受けると白羽の矢が立った。「テレビにはあまり興味がなかったが、スタッフの仕事を見て興味が出てきた」。05年5月から担当しているFMラジオのリポーター、曲作りなどの合間を縫い、番組で紹介する映画はすべてに目を通す。 将来的に目指すのは音楽を根底に持つ“アーティスト”。「音楽の垣根を越えた活動をしたい。米国のマイケル・ジャクソンのような。今度は舞台にも挑戦したい」と意欲的に話した。 ◆Hide-c.(ヒデシー) 本名寺田英生(てらだ・ひでお)。1978年(昭和53)10月23日、稚内市生まれ。96年に音大進学を取りやめ、札幌市の楽器店に勤務しながらバンド活動開始。05年にゴスペルシンガーとして活動開始。同年5月からAir-G’「La Vita Vivace」でリポーターを務める。これまでに自主制作盤2枚、ミニアルバム1枚を発売。

2007年12月8日土曜日

ダルのアジア振興って?/記録室

◆ダルビッシュのアジア振興 今年3月に社会貢献活動として「水基金」を設立。1勝ごとに10万円を、アジア・太平洋地域の発展途上国へ寄付し、井戸の掘削事業、飲料水確保のために充ててもらう目的で、今季15勝で150万円を積み立てた。寄付も受け付け、協力団体でもある特定非営利活動法人「日本水フォーラム」を通じ、1回目はネパールの農村地域にある学校で井戸建設が実施された。これからも継続を予定。

2007年12月7日金曜日

渋谷発の雑貨店「ランキン」 札幌に19日出店 東急電鉄

東急電鉄(東京)は五日、雑貨などの小売店「ランキンランキンさっぽろ地下街店」を札幌市中央区南二西四のポールタウン内に十九日出店すると発表した。東京・渋谷を中心に流行している日用品や食品など約三百品目のランキングを作成し、上位の商品を店頭で販売する情報発信型の店舗だ。  店舗は八十三平方メートルで、菓子、飲料、CD、化粧品、書籍など約九百点の商品を常時陳列、販売する。ランキングは「お掃除お助けグッズ」「美肌ドリンク」などの視点で設定し、一-四週間ごとに更新。ランキング上位の商品だけでなく、これから流行しそうな注目商品のコーナーも設け、消費動向の情報も収集する。  全国十一カ所目で、東京より北では初の出店。東急電鉄によると、渋谷店では来店者の六割が二十-三十歳代の女性という(北海道新聞 引用)

2007年12月5日水曜日

北の自然魅力たっぷり 札幌 移住の2人が講演会

北海道新聞野生生物基金主催の「ネーチャートーク」が四日、札幌市中央区の道新ホールで開かれ、ともに北海道移住歴が約三十年という動物写真家の嶋田忠さん(58)と、後志管内赤井川村の農場「アリスファーム」代表の藤門弘さん(61)が、道内の自然の魅力を語った。  世界各国のジャングルで珍鳥などの撮影を続ける嶋田さんは、自宅のある千歳市を移住地に選んだ理由について「ヒグマのように、人間の力を超えた存在が身近な森にいるのは北海道だけ。畏敬(いけい)の念を持てるところが好き」と表現。  国内最大級のブルーベリー農園を持つ藤門さんは、寒冷地の道内ならではの利点として、無農薬栽培ができる点を強調。「透明な空気と相まって、ベタベタしない、いい意味での人間関係の薄さもいい」と冗談交じりに語り、来場した約二百人の笑いを誘っていた。 (北海道新聞 引用)

2007年12月4日火曜日

北24条商店街が初のエコフェス 環境問題考えて 札幌

札幌市北区の北二十四条商店街振興組合(小泉詔信理事長)は十日正午から、北区北二四西五の札幌サンプラザで初の「24(にーよん)エコ・フェスタ」を開く。地域住民に環境問題に関心を持ってもらうとともに、商店街の活性化を図ろうと、独自に作った千枚の買い物袋を配布する。  同商店街は地元の料飲店協会や町内会と協力し、三年前から花と食を通じた街づくり「スローライフイン24」運動を実施。その一環として、フェスタを企画した。  当日は午後一時と五時の二回、先着各五百人に、レジ袋削減を目的に作ったオリジナル買い物袋「にーよんエコバッグ」と商店街の買い物券百円分、カラスよけ効果のある「黄色いごみ袋」などをセットで配布。ごみ減量と街の美化、商店街の利用を呼びかける。  また、午後四時から、北海道日本ハムの渡部龍一捕手と植村祐介投手のトークショーとサイン会(先着百人)を行い、フェスタを盛り上げる。会場には地元の小学生や専門学校生が描いた絵画やイラストも展示し、環境保護を訴える。  同商店街はフェスタの開催後、毎月二十四日を「エコデー」とし、レジ袋削減などをアピールする。小泉理事長は「商店街も積極的にごみ減量に取り組み、地域と一緒に環境問題を考えたい」と話している。問い合わせは同組合(電)707・3027へ。(北海道新聞 引用)

2007年12月3日月曜日

「札幌、上川でも民主・連合票を」 新党大地・鈴木代表

【阿寒湖温泉】新党大地の鈴木宗男代表は二日、釧路市の阿寒湖温泉で開いた後援会会合で、次期衆院選で民主党と協力する条件として「(比例代表で)道東の三選挙区に加え、少なくとも道2区(札幌市北、東区)、3区(同市白石、豊平、清田区)、6区(上川管内)の民主・連合票が必要」との考えを示した。  鈴木代表によると、民主党はこれまで7区(釧路、根室管内)、11区(十勝管内)、12区(宗谷、網走管内)で、比例票を大地に回すとしているという。  また、同代表は「自民党は『鈴木プラスアルファ』に配慮すると言っている」と述べ、自民党が比例代表で鈴木代表に加えてもう一人の大地候補の当選を念頭に、協力態勢を整える構えを見せていることを明らかにした。