北洋銀行が旧拓銀本店ビル跡(札幌市中央区大通西三)に建設する「札幌ビジネスセンタービル」(仮称)の概要が二十五日、明らかになった。地上十九階地下三階で、高さ九十六メートル。商業施設や同行本店本部などが入居し、総事業費は約百五十億円になる見込み。来年一月に着工し、二○一○年三月には道都に「新たな顔」が誕生する。
延べ床面積は五万八千百平方メートル。地下一階-地上四階は札幌駅前通側に商業施設、大通公園側は同行本店が入る。
地上六-十二階は同行本部フロア、十三-十八階の計一万五百平方メートルは貸しオフィス。地下に二百台収容の駐車場を設ける。
外観は、低層階の商業施設側を全面ガラス張りにして「にぎわい」を演出するほか、同行本店側は「北海道」や「北洋」にちなみ、花こう岩で「H」の文字をかたどる。高層階は周辺への圧迫感を軽減するため、コーナー部分をガラス張りにするなど、景観に配慮したデザインにする。
テナントは未定だが、ファッション関係など複数企業が入居を打診。詳細設計は今後詰めるが、建設中の札幌駅前通地下歩行空間と直結する地下一階に現金自動預払機(ATM)コーナーのほか、商業施設側一階ホールには旧拓銀本店の貸金庫の扉(重さ十五トン)をモニュメントとして設置することを検討している。
(北海道新聞より引用)
2007年6月7日木曜日
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