夏の観光シーズンに札幌中心部の観光コースを運行している屋根のない二階建てバス「スカイバス」に来年、開閉式の幌(ほろ)を備えた新型車両が追加投入されることが二十日分かった。二台体制とすることで、札幌市内だけでなく、他の観光地内の運行や、札幌と他の観光地を結ぶ路線の新設などを検討する。
スカイバスは、車両を所有する日の丸リムジン(東京)やJTB北海道(札幌)などの実行委が、北都交通(北広島)に運行委託。初年度の昨年は二カ月間で約七千二百人が利用した。今年は期間を一カ月間延長し、今月十六日から九月十七日までの予定で運行中だ。
新たに導入される幌付きバスはドイツ製で車高三・五メートル、客席定員四十八人。既存車両では雨天時に雨具を提供しているが、前後に動く幌を短時間で開閉できる新車両なら、長距離の移動にも使いやすい。また幌の使用時は暖房も効かせられるため、さっぽろ雪まつりの期間などの冬季運行も可能になるという。
実行委は来年、札幌に加え、道内の他地区での運行や来年七月の洞爺湖サミットに合わせた報道向けツアーなどでの活用も検討。札幌以外の観光地の運行は、地元バス会社に委託する考えだ。
スカイバスは昨年の札幌での成功を受け、今年から那覇や仙台でも運行される。JTB北海道は「サミットで北海道に注目が集まる来夏に新型バスを投入し、その素晴らしさをアピールできれば」と話している。
(北海道新聞より引用)
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