2007年10月23日火曜日

道、雪印乳業が連携 酪農、食の安全など4分野

道と雪印乳業(東京)は二十二日、酪農振興や食の安全・安心づくりなどの分野で包括連携協定を結ぶことで合意した。同社の高野瀬忠明社長が二十六日に道庁を訪ね、高橋はるみ知事と協定書に調印する。道と民間企業との包括提携は伊藤忠商事、サッポロビールに続き三例目。  協定を結ぶのは雪印乳業と雪印種苗(札幌)、雪印パーラー(同)のグループ三社。北海道発祥の企業である雪印側から連携協定締結の申し出があり、道も、北海道経済の活性化に役立つと判断。《1》酪農振興《2》食の安全・安心づくり《3》子育て支援・健康づくり《4》観光振興-の四分野で協力する。  道が農業試験場で開くチーズや草地づくりなどの研修会に雪印が技術支援を行うほか、雪印出身のスポーツ選手らが講師を務める運動教室などを開く。また、札幌にある雪印の史料館で北海道遺産のパネルを展示し、観光振興につなげる。

2007年10月22日月曜日

安心な米、手軽に買って 北広島の農場が直売店オープン

【北広島】低農薬やアイガモ農法で道産米を栽培している市内共栄584の「タカシマファーム」(高嶋浩一さん経営)がこのほど、国道274号を挟んだ向かい側の土地に、通年営業の直売店をオープンした。同ファームで収穫したコメのほか、周辺の市町でとれた無農薬野菜などを販売。「安全、安心にこだわった品ぞろえをしていきたい」と話している。  タカシマファームは現在、約二十ヘクタールの水田でおぼろづきやななつぼしなどを栽培し、独自ブランド「田園交響楽」として、自宅で販売したり、配達したりしている。直営店は「より多くの人に手軽に利用してもらおう」と構えた。  店名は「風楽里(ふらり)」。「ふらりと立ち寄ってほしい」という願いを込めた。低農薬で栽培したおぼろづきは三キロ千四百五十円から販売し、好みに応じて精米することができる。店舗は広さ約三十平方メートルで、前庭には砕いたれんがを敷き詰め、おしゃれな雰囲気を漂わせている。  店の周辺には田園風景が広がり、樽前山を望むことができる。将来的にはおにぎりをメーンにしたカフェを併設する計画もあり、高嶋さんは「五感で楽しめる農的な空間にしたい」と話している。  十一月末までは毎週金-日曜と祝日の午前十一時から午後四時まで営業。十二月以降は検討中。問い合わせは(電)080・1877・6937へ。(北海道新聞 引用)

2007年10月21日日曜日

石狩鍋復活プロジェクト 協力14店が団体名を募集 29日まで 採用者に食事券

【石狩】全国に知られた郷土料理「石狩鍋」を提供する飲食店を市内に増やし、多くの観光客を呼び込もうという市の「石狩鍋復活プロジェクト」に協力する十四店舗が団体の名称を募集している。採用者には、十四店舗で使える三万円分の食事券をプレゼントする。  団体名の募集は、今月七日に行われた市内の工場で行われた感謝イベントや藤女子大学の大学祭でも呼びかけており、すでに約二百六十件の応募がある。  応募方法は、官製はがきに、団体の名称とその名称の意味、応募者の氏名、住所、年齢、職業、電話番号を記入し、〒061・3203 石狩市花川南三の四「宝寿し」あてに郵送する。今月二十九日必着。団体名は一人一件のみとする。問い合わせは市商工労働観光課(電)011・72・3167へ。 (北海道新聞 引用)

2007年10月17日水曜日

動物ペイント、商店街を応援 岩見沢・仮駅舎の巨大壁画を再現

【岩見沢】あの巨大壁画を再び-。道教大岩見沢校の学生たちが、商店街の盛り上げに一役買おうと、市内中心部の店のシャッターに絵を描いている。六月にJR岩見沢駅の仮駅舎(解体済み)で話題となった巨大壁画の動物を再現しており、店数が増えれば街をにぎやかに彩りそうだ。  活動の第一弾として、九月二十三日から三西二の時計宝石店レガンのシャッターに、キリンが夕焼けの中にいる様子を描いている。巨大壁画に登場した数百頭の動物たちが「街を応援するために戻ってきた」というイメージで、店が休みの日曜日に一年生七人がかりで作業している。  今月下旬にも完成する見込みで、代表の太田優香さん(22)は「通る人から『いい絵だね』と声をかけられてうれしい。早く完成させてみんなに見てもらいたい」と張り切っている。  仮駅舎の絵を見て感銘を受けた同店の奥野賢一社長が「お客さんに絵を見に来てもらうことで、商店街ににぎわいを出したい」と岩見沢青年会議所と相談し、同校に協力を依頼した。同店はモニター的位置づけで、今後ほかの店にも参加を呼びかける考えで、数店が前向きに検討中だ。  学生をまとめる同校の佐々木けいし准教授は「学生がいろんな場面で創作できるチャンスを与えてもらえるのはありがたい」と感謝。今回はペンキなどの材料費だけで請け負ったが、「将来的に学生の創作活動の足しになる程度の人件費をもらえるようになれば」と考えている。  絵を希望する店は同会議所の厚谷隆次・まちの活性化委員長(電)090・9759・0905へ。(北海道新聞 引用)

2007年10月16日火曜日

難病と闘い口に筆くわえ温かタッチ 心打つ水彩画 登別の泉さん個展

【登別】筋力が徐々に衰えていく難病「多発性筋炎」で首から下が動かなくなり、入院先の登別厚生年金病院で口に絵筆をくわえて水彩画を描く泉枝津子さん(58)の個展が十三日、登別市若山町のポスフール登別店ギャラリーで始まった。  泉さんは、一九七六年ごろから筋力が徐々に衰えて歩けなくなり、その後、指先から腕にかけてまひが進んでいった。二○○三年に首から下が動かなくなり、○四年から口に絵筆をくわえての水彩画を始めた。  個展は○五年九月に続き二回目。写真などを参考に描いた風景画や花の絵六十四点のほか、抽象画などを収めたスケッチブックを出展した。  紫色に染まる富士山とふもとの桜のコントラストが美しい「富士と桜」や、仲むつまじい白鳥のつがいを描いた「白鳥」など、温かみのある色使いの絵に、訪れた人々が心を打たれていた。  このほか、詩のパネル二十四点も展示。「弱い心 強い心(中略)理想と現実 揺れる心」などとつづった「いろいろな心」をはじめ、葛藤(かっとう)を抱えながらも前向きに生きようとする思いがにじむ作品が並ぶ。十四日午後五時まで。無料。(北海道新聞 引用)

2007年10月15日月曜日

道外客の札幌観光 「満足」84%にアップ、スイーツも人気に

札幌市は12日、今年2月と3月に市内を訪れた観光客を対象に行った札幌の「満足度」調査の結果をまとめた。満足度は84.7%と、前年度を10ポイント以上も上回り、満足したものでは「食べ物」が最も多かった。市は「ラーメンやすしなど定番の食べ物に加え、スイーツも人気が出てきた」と話している。  調査は五回目で、新千歳空港で二月と三月の計七日間、首都圏や関西圏からの観光客千五百九十一人に行った。  それによると、札幌の満足度は「満足」が21・7%、「まあ満足」が63・0%で、合計で前年度より12・8ポイントアップした。「何に満足したか」(複数回答)では「食べ物」と回答した人が前年度比10・5ポイント増の87・3%、「お土産品」が同14・2ポイント増の83・2%と高かった。  滞在中に食べたものは「ラーメン」が71・4%で、「海鮮」(61・2%)、「すし」(50・7%)が続いた。「洋菓子などのスイーツ」は前年度比2・5ポイント増の34・5%で四位に入り、「ジンギスカン」(33・8%)や「スープカレー」(15・6%)を上回った。  札幌を訪れる前にスイーツを「楽しみにしていた」人は24・2%で、市や札幌商工会議所などがスイーツのPRに力を入れていることが功を奏し、滞在中、実際に食べる人が増えたとみられる。  市観光企画課は「実際に訪れてスイーツの魅力に気づいた人が多い。札幌名物としてさらに売り込んでいきたい」と話している。(北海道新聞 引用)

2007年10月10日水曜日

町民栄誉賞に吉岡さん ニセコ初 アルペンで五輪出場

【ニセコ】町は初の町民栄誉賞に二○○六年トリノ冬季五輪出場のアルペンスキー選手吉岡大輔さん(27)を選び、八日、町民センターで授与式を行った。町民ら約百五十人も駆けつけて祝福した。  町は三月に町民栄誉章条例を制定。スポーツや文化などの分野で功績を残した人や団体に与えられる。世界で活躍する吉岡さんが町民に感動をもたらしたとして第一号に選出された。  吉岡さんは現在、レース競技を退いてターンの美しさなどを競う技術戦で活躍しており「これからもプレーヤーとしてニセコの名を全国に広めたい」と喜びを表した。  その後、手に汗握るトリノでのレース映像を交えながらトークショーを行い、町民は真剣な表情で“英雄”の本音や五輪の裏話に耳を傾けていた。(北海道新聞 引用)

2007年10月9日火曜日

451段にチャレンジ 函館・五稜郭タワー

【函館】函館・五稜郭タワーの普段開放されていない非常階段を使って地上九十メートルの展望台まで上る初のイベント「階段のぼりチャレンジ」が体育の日の八日、行われた。  抽選で選ばれた親子連れら約三十人が参加。タワー社員からタワーの構造や工法の説明を受けながら、四百五十一段の階段を約十五分かけて上った。  エレベーターなら一瞬の高さも、自力となると青息吐息。ゴールした市内の主婦(40)は展望台で「自力で上って見る景色は違いますね」と満足げだった。(北海道新聞 引用)

2007年10月7日日曜日

手話で伝える人形劇 川崎のプロ劇団代表の善岡さん「小樽へ恩返し」

小樽出身の聴覚障害者、善岡修さん(32)が代表を務めるプロ人形劇団「デフ・パペットシアター・ひとみ」(川崎市)の公演が九日、小樽市公会堂(花園五)で開かれる。故郷での初公演に合わせ、善岡さんは母校の小樽ろう学校、道高等ろう学校(銭函)を訪問する予定で、「育った小樽へ恩返しができれば」と帰郷公演を心待ちにしている。  同劇団は一九八○年に結成され、聴覚障害者と健常者の五人で構成。誰にでも人形劇の楽しさを理解してもらおうと、せりふはなく、人形の動きと身ぶりや手話で登場キャラクターの心情を表現する。  善岡さんは高等ろう学校卒業後、埼玉県の専門学校を経て川崎の機械工場に勤務。二○○二年に同劇団の公演を初めてみて感動し、〇四年に入団。○五年には代表に選ばれた。  善岡さんは「小樽で普通小学校に在校していた時、芝居の芸能鑑賞で役者のセリフが全く聞こえなく、孤独を感じた」ことがある。同劇団の公演は「聴覚障害者も健常者も同じ劇場で感動を共有できる空間と感じている」と力を込める。  今回の公演の「だいじょうぶ だいじょうぶ?」は動物と旅人の交流を描くストーリーで、音楽の生演奏もある。  公演翌日の十日、小樽の二つの母校を訪れ、生徒たちと交流する予定も楽しみにしている。開演は午後六時半。全席自由席。前売り券は大人千五百円、四歳から高校生まで千円。当日券は二百円増し。問い合わせは現代人形劇センター(電)090・2663・8443かファクス044・777・3570へ。(北海道新聞 引用)

2007年10月6日土曜日

「幻の橋」まだ沈まず 上士幌・タウシュベツ川

【上士幌】夏から冬にかけ、十勝管内上士幌町の糠平湖に沈むため「幻の橋」と呼ばれるタウシュベツ川橋梁(きょうりょう)が、今年は十月に入っても沈まず、古代遺跡を思わせる美しいアーチを見せている。六月から八月までの三カ月間に二二六ミリと例年の半分程度しか雨が降らず、湖の水位が低いためだ。  同橋梁は北海道遺産に指定されている旧国鉄士幌線アーチ橋群の一つで、長さ百三十メートル。一九五五年の糠平ダム建設に伴う線路付け替えのため、橋梁部分だけが残された。  例年はダムの水量が増える八月下旬ごろから沈み始め、水位の下がる一月ごろ姿を現す。橋の保存に取り組むNPO法人「ひがし大雪アーチ橋友の会」は「沈むのがここまで遅いのはここ七、八年なかった」という。ただ、九月の降水量は二七二ミリと例年より多めで、水位も少しずつ上昇。周囲の紅葉が進むにつれ、アーチ橋は姿を消しつつある。(北海道新聞 引用)

2007年10月5日金曜日

旧深名線のレール使い案内看板 唯一残存の鉄橋

【幌加内】旧JR深名線で唯一現存する町内政和の鉄橋「第三雨竜川橋梁(きょうりょう)」の概要を説明した看板がこのほど、橋の前に設置された。看板の外枠に旧深名線のレールが使われている。  看板は東京在住の町出身者でつくる東京幌加内会(古屋利昭会長)が材料費を寄付し、町内の建設業者などでつくる幌加内技能協会(岩本更太郎会長)が無償で施工した。高さ約百八十センチで、金属製の看板には一九三一年(昭和六年)に道内初のつり足場工法によって建設されたことなどが記されている。外枠に使われた旧深名線のレールは同技能協会が保存していた。  第三雨竜川橋梁保存会の菊地守典会長(79)は「八月には町が安全柵を設置するなど、保存活動が町民に浸透していてうれしい。今後は道路への案内標識の設置や花の植栽などをしていきたい」と引き続き観光資源として整備する考えだ(北海道新聞 引用)

2007年10月3日水曜日

優勝セール二重奏? 日ハムに続き巨人Vも視野 丸井と三越、共同企画 札幌

プロ野球の北海道日本ハムファイターズがパ・リーグ連覇し、札幌市内の百貨店やスーパーは優勝セール真っ盛りだ。一方、セ・リーグは早ければ2日にも巨人の優勝が決まるが、日本ハムセール開催中の丸井今井札幌本店と三越札幌店は1日、巨人優勝の際、タッグを組んでセールを行うことを決めた。買い物客にはうれしいことだが、仮に日本シリーズで両チームが激突した際は「どっちを応援するの?」との声も。  企画名は「I LOVE ODORI(大通)」。両店の共同企画は過去にもあるが、優勝セールは初めて。巨人優勝の翌日から三-六日間(開始日により変動)行う予定だ。  気になるのは、両店とも現在、真っ最中の日本ハムセールとの関係。二日までの三越は、二つのセールが重なることはないが、八日までの丸井は、両チームを祝う広告や店内で流す応援歌が競演することになりそうだ。  「おめでとうの二重奏」はもちろん初めてだが、熱烈な日本ハムファンからすれば、二つのセール開催はやや節操がなくも見える。  だが、一九七七年の巨人優勝からセールを行ってきた丸井今井は「パは日本ハム、セは巨人を応援するのは会社の方針。矛盾はない」(広報)。全国的に巨人を支援している三越は「日本ハムは地元球団。ぜひ両チームとも応援したい」(札幌店広報)そう。  巨人のリーグ優勝は○二年が最後。日本ハムが北海道に移転した○四年以降はなく「巨人ファンが多い」と言われてきた道民にとっても、セールが重なるのは初体験だ。中央区の主婦(56)は「お祝いが続くのは、それだけで楽しみ」と歓迎している。  ただ、両チームが今後、日本一を賭けて激突した場合はどうか。どちらが勝っても「日本一セール」を実施できるとも言えるが、両店とも「今の段階では検討中としか言えません」。(北海道新聞 引用)

2007年10月2日火曜日

日ハム頼むぞ日本一 「ビールかけあと2回」 祝勝イベント、市民続々と

日本ハムのパ・リーグ連覇から一夜明けた30日、ファンたちはあらためて前夜の喜びをかみしめつつ「次は日本シリーズだ」と気勢を上げた。札幌市内のスーパーでは、祝勝イベントなどに大勢の家族連れらが来訪。クライマックスシリーズに向けたチケット争奪戦も熱を帯びてきている。  札幌市東区のファイターズ通り。「ファイターズ通り応援団」の団長で、酒店を営む加賀谷煕(ひろし)さん(62)は、リーグ優勝を決めた夜、駆けつけたファンら約三十人とビールかけや乾杯を繰り返した。  三十日は午前八時から店を開けた。朝から「おめでとう」と来店するファンが後を絶たたなかった。前夜の大勝から一転、この日の日本ハムはロッテに逆転負けを喫したが、加賀谷さんと一緒に応援していた同区の会社役員前田貴美恵さん(69)は、「クライマックスシリーズと日本シリーズ、あと二回おいしいお酒を飲む予定だから、今日はしょうがない」と笑顔で話していた。  東区の複合商業施設「アリオ札幌」では、日本ハムの球団マスコット「B・B」が出演するイベントが大人気。選手の物まねコンテストなどが行われ、多くの親子が楽しんだ。手稲中央小三年の石川凌君(8つ)は「選手は札幌にいないけど、B・Bが来てくれてすごいうれしい」と話した。  今回リーグ優勝した日本ハムの次の舞台は、十三日から札幌ドームで行われる、クライマックスシリーズ第二ステージとなる。チケットの一般発売は六日から始まるが、入手は困難を極めそうだ。九月二十八日に球団の公式ファンクラブ会員を対象に先行発売したチケットはその日のうちに完売。殺到のあまり、インターネットも電話もほとんどつながらない状態のままだったという。先行発売チケットを入手した私設応援団「日本ハムファイターズ応援作戦会議」の長谷川裕詞さん(38)は「会員の家族を総動員して電話をかけ続け、ようやく買えた」。  球団によると「残る一般発売分を買い求めようと、問い合わせの電話はすでにたくさん来ている」といい、チケット争奪戦はさらにヒートアップしそう。問い合わせ先は同球団チケットグループ(電)857・3939。 (北海道新聞 引用)

2007年10月1日月曜日

無修正DVD貸出で87歳ビデオ店主を逮捕

わいせつ画像が含まれたDVDを客に貸し出したとして、静内署は30日、わいせつ図画頒布の疑いで日高町厚賀町、レンタルビデオ店経営佐々木保治容疑者(87)を逮捕した。 同署は、店からDVD約30枚や帳簿類を押収しており、入手経路などを詳しく調べる。 調べによると、佐々木容疑者は今年3月中旬から8月中旬までの間、新ひだか町で経営するレンタルビデオ店で、無修正のわいせつな画像を記録したDVDを、複数客に有償で貸し出した疑い。調べに対し容疑を認めているという。 店の利用客から「裏ビデオが置いてある」との通報があり、同署が調べていた。(日刊スポーツ 北海道版 引用)