2007年10月2日火曜日

日ハム頼むぞ日本一 「ビールかけあと2回」 祝勝イベント、市民続々と

日本ハムのパ・リーグ連覇から一夜明けた30日、ファンたちはあらためて前夜の喜びをかみしめつつ「次は日本シリーズだ」と気勢を上げた。札幌市内のスーパーでは、祝勝イベントなどに大勢の家族連れらが来訪。クライマックスシリーズに向けたチケット争奪戦も熱を帯びてきている。  札幌市東区のファイターズ通り。「ファイターズ通り応援団」の団長で、酒店を営む加賀谷煕(ひろし)さん(62)は、リーグ優勝を決めた夜、駆けつけたファンら約三十人とビールかけや乾杯を繰り返した。  三十日は午前八時から店を開けた。朝から「おめでとう」と来店するファンが後を絶たたなかった。前夜の大勝から一転、この日の日本ハムはロッテに逆転負けを喫したが、加賀谷さんと一緒に応援していた同区の会社役員前田貴美恵さん(69)は、「クライマックスシリーズと日本シリーズ、あと二回おいしいお酒を飲む予定だから、今日はしょうがない」と笑顔で話していた。  東区の複合商業施設「アリオ札幌」では、日本ハムの球団マスコット「B・B」が出演するイベントが大人気。選手の物まねコンテストなどが行われ、多くの親子が楽しんだ。手稲中央小三年の石川凌君(8つ)は「選手は札幌にいないけど、B・Bが来てくれてすごいうれしい」と話した。  今回リーグ優勝した日本ハムの次の舞台は、十三日から札幌ドームで行われる、クライマックスシリーズ第二ステージとなる。チケットの一般発売は六日から始まるが、入手は困難を極めそうだ。九月二十八日に球団の公式ファンクラブ会員を対象に先行発売したチケットはその日のうちに完売。殺到のあまり、インターネットも電話もほとんどつながらない状態のままだったという。先行発売チケットを入手した私設応援団「日本ハムファイターズ応援作戦会議」の長谷川裕詞さん(38)は「会員の家族を総動員して電話をかけ続け、ようやく買えた」。  球団によると「残る一般発売分を買い求めようと、問い合わせの電話はすでにたくさん来ている」といい、チケット争奪戦はさらにヒートアップしそう。問い合わせ先は同球団チケットグループ(電)857・3939。 (北海道新聞 引用)

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