2007年10月6日土曜日
「幻の橋」まだ沈まず 上士幌・タウシュベツ川
【上士幌】夏から冬にかけ、十勝管内上士幌町の糠平湖に沈むため「幻の橋」と呼ばれるタウシュベツ川橋梁(きょうりょう)が、今年は十月に入っても沈まず、古代遺跡を思わせる美しいアーチを見せている。六月から八月までの三カ月間に二二六ミリと例年の半分程度しか雨が降らず、湖の水位が低いためだ。 同橋梁は北海道遺産に指定されている旧国鉄士幌線アーチ橋群の一つで、長さ百三十メートル。一九五五年の糠平ダム建設に伴う線路付け替えのため、橋梁部分だけが残された。 例年はダムの水量が増える八月下旬ごろから沈み始め、水位の下がる一月ごろ姿を現す。橋の保存に取り組むNPO法人「ひがし大雪アーチ橋友の会」は「沈むのがここまで遅いのはここ七、八年なかった」という。ただ、九月の降水量は二七二ミリと例年より多めで、水位も少しずつ上昇。周囲の紅葉が進むにつれ、アーチ橋は姿を消しつつある。(北海道新聞 引用)
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