2007年8月25日土曜日
「美唄コロッケ」考案 地元高校生、研究発表へ 食材に地場米、商品化も
【美唄】美唄高校商業クラブが、美唄産の米と食材を使った「美唄コロッケ」を考案した。二十九、三十の両日に苫小牧市で開かれる全道高校商業クラブ研究発表大会(全国商業高校協会など主催)で発表する。また、商品化を目指し、準備を始めた。 同クラブは情報ビジネス科の十六人が所属し、商業を学ぶ高校生が一つのテーマについて研究、発表する同大会に毎年出場している。今年は道産米の消費拡大と地域ブランドの確立を目指し、二年生四人が中心となり、ご飯を主体とした食品作りに今春から取り組んだ。 美唄コロッケはみじん切りにしたタマネギやすり下ろしたニンジンなどを具材にしたチャーハンを俵の形にして、パン粉をまぶして揚げた。美唄焼き鳥を入れた「焼き鳥入り」と、市内の農園で平飼いされたニワトリの卵で作ったいり卵を入れた「卵入り」の二種類。ほとんどの食材が美唄産だ。 当初は炊いたご飯をつぶして作った「お米フレーク」やスティック状の揚げ菓子に挑戦したが、いずれも固さや油っぽさが解消できず、札幌市の料理研究家のアドバイスを受けながら、美唄コロッケにたどり着いた。 同クラブは札幌市内の食品会社に美唄コロッケについてリポートを提出し、二十二日には生徒らが同社を訪問し、売り込んだ。会社側も業務用として商品化に前向きで、発売に向けて使用する食材や価格、発売時期などについて調整中という。 メンバーの一人の佐藤栞(しおり)さん(二年)は「思った以上においしいコロッケができました」と声を弾ませる。同クラブ顧問の入沢幸博教諭(34)は「夏休み返上で頑張った生徒たちの努力が実った。商品として実現することが待ち遠しい」と話している。(北海道新聞 引用)
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