2007年8月31日金曜日
札幌にハイブリッドバス投入 中央、JRバス、来春までに計10台
北海道中央バス(小樽)は三十日、エンジンとモーターを併用して走るハイブリッドバス五台を来年二月、札幌市内線に導入する計画を明らかにした。ハイブリッドバスは旭川や函館の市内線などで導入されているが、札幌では初めて。ジェイ・アール北海道バス(札幌)も来年三月末までに五台を導入する。 道内バス各社は二酸化炭素排出量を削減する国の政策を受けて、環境に優しい低公害バスの導入を進めている。両社のハイブリッドバス導入は、環境問題を主要議題とする来年七月の北海道洞爺湖サミットで、マスコミや非政府組織(NGO)などの貸し切り需要を取り込む狙いもある。 中央バスのハイブリッドバスは日野自動車製で、通常はディーゼルエンジンで走行しながら減速時にバッテリーに充電。発進時や加速時にモーターを併用し、燃費を向上させる。路線バス一台当たり年間約五十トンとされる二酸化炭素の排出量を8-15%削減できる。ハイブリッドバス一台の価格は約二千七百万円だが、国の助成が一部得られる見通し。両社は来年度以降もハイブリッドバスの導入を続ける。 洞爺湖サミットでは、関係者の移動用に低公害型バスの貸し切り需要が見込まれており、道内バス各社は環境対策への積極的な取り組みを訴えて、サミット「特需」を取り込む考えだ。 (北海道新聞 引用)
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