2007年8月27日月曜日

屈斜路湖畔で違法伐採容疑 横浜の会社社長逮捕

屈斜路湖畔の国立公園・特別地域内で原生林が大規模に伐採された問題で、道警釧路方面本部生活安全課と弟子屈署は二十七日午前、森林法違反(保安林窃盗)と自然公園法違反(無許可伐採)の疑いで、横浜市青葉区荏田西四、不動産会社社長岡戸正容疑者(67)を逮捕した。同日夕、横浜から同署に身柄を押送する。  調べによると、岡戸容疑者は、二○○六年十月中旬ごろから、同月二十六日ごろまでの間、釧路管内弟子屈町跡佐登にある、東京都内の不動産会社が所有する民有地約○・五二ヘクタールで、環境相の許可なくアカダモやトドマツなど約二百十七本(約三百十八万円相当)を伐採した疑い。  調べに対し岡戸容疑者は容疑を否認しているという。  違法伐採は、環境省川湯自然保護官事務所の自然保護官が昨年十月二十六日、パトロール中に特別地域内で伐採行為が行われているのを発見し発覚した。土地所有者と環境省が七月、同署に被害届を提出していた。  岡戸容疑者は弟子屈町に対し、○二年から○六年まで五年間にわたり計七回、現場の土地を自社の所有地と偽り、伐採許可を申請、町は伐採許可に当たる「適合通知書」を発行していた。  岡戸容疑者は、現場で作業を行っていた網走管内清里町の造材会社社長に伐採を指示していたとみられ、道警は調べを進めている。  道警は現場付近の約百ヘクタールの山林でも違法伐採が行われた可能性があるとみて、慎重に裏付け捜査を進めている。 (北海道新聞 引用)

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