2007年9月30日日曜日
マイ重機で災害救助 清田消防団、免許所有者らで「機動隊」 道内初
札幌市清田消防団(田中勝実団長、123人)が、団員が所有するショベルカーなどの重機を活用し、災害で倒壊した家屋や事故車両からけが人を救助する「機動重機隊」を設立した。10月1日から活動を始める。 設立は、自動車解体業を営む田中陽一副団長(61)が今年7月、「重機を所有する団員が多く、救助活動に活用できないか」と清田消防署に相談したのがきっかけ。市消防局によると、道内初の取り組みという。 隊は重機を所有する会社の社長や大型特殊などの運転免許を持つ14人で構成。重機はタイヤショベルやクレーン付きのトラックなど10台を活用する。 隊員は消防署員からの要請を受け、現場に駆けつける。重機には白地に赤で「機動重機隊」と書いたマグネット式ステッカー(縦30センチ、横70センチ)を張る。 隊長に就任した田中副団長は「万一、自然災害や交通事故が発生した場合には、迅速に駆けつけ、救助に当たりたい。メンバーや重機も今後さらに拡充させる」と抱負を話す。 清田消防署の三上順一署長は「日ごろから作業に慣れ、(消防団員なので)何よりも救助第一に駆けつけてくれるので心強い。消防の救助技術をミックスさせれば、大きな力になる」と話している(北海道新聞 引用)
2007年9月29日土曜日
「北海道発」これからも 鈴井貴之さん故郷赤平で講演
【赤平】赤平青年会議所(植村真美理事長)の創立五十周年記念事業として、赤平出身のタレントで芸能事務所クリエイティブオフィスキュー社長の鈴井貴之さんの講演会が二十五日夜、市文化会館で開かれた。 「独自性の開拓」がテーマ。鈴井さんは、放送作家を目指して上京するつもりだったが、東京の大学の入試に落ち、その機会を失ったと告白。しかし、「芸能文化が根付いていない北海道で活動する方が、可能性があるかもしれないと発想を変えた」と、現在の活躍に至る経緯を語った。 放送作家としての代表作「水曜どうでしょう」について、旅行する出演者の車中でのやりとりを中心にした内容が最初は支持されなかった、と明かした。しかし、「面白いと感じたことをやり続けた。リアルなやりとりが受け入れられるようなった」と、信念を貫く大切さを話した。 最後に「自分にとって東京は中心ではなく地方で、北海道こそが中心。これからも北海道発祥の番組を発信し続ける」と目標を語った。さらに「東京に出なければ何もできないと考える前に、今いる場所ですぐに行動を起こして」と呼びかけると、若者を中心とした約五百人の来場者から拍手がわき起こった。(北海道新聞 引用)
2007年9月28日金曜日
大曲幸モール「アークス」も核店に 来夏にも開業 無事故誓い祈願祭
【北広島】大曲地区で建設が計画されている大規模商業施設「(仮称)北広島大曲幸モール」(大曲二六二)の概要が明らかになった。核テナントとして食品スーパー道内最大手のアークス(札幌)の「スーパーアークス」や、同社がフランチャイズ(FC)展開するホームセンター国内二位のカインズ(群馬県高崎市)道内第一号店などが出店。来夏にもオープンし、雇用者数は四百-五百人を見込んでいる。 二十六日には、広島神社(中央四)で十月上旬の工事着工に向けた安全祈願祭が開かれた。関係者約六十人が出席。無事故を誓った。 同モールは鉄骨造り地上二階、地下一階建てで、延べ床面積約四万千平方メートル。三菱商事(東京)が設立した特定目的会社(SPC)「サン・ダイヤモンド」(同)が施工、運営する。商圏は市内のほか札幌や恵庭などを想定。年間約百二十億円の売り上げを目指す。 「スーパーアークス」のほかテナントとして、家電量販店「ケーズデンキ」や家具・インテリアの長谷川産業(帯広)が手がけるインテリア雑貨の「スイートデコレーション」が出店。このほか専門店七-十店が出店を計画している。駐車場は約二千百台分を確保する予定だ。 建設予定地は札幌市に近接し、幹線道路である道道羊ケ丘通に面している。近くには店舗面積約一万六千平方メートルの大型ホームセンター「ジョイフルエー・ケー大曲店」(大曲工業団地七)があり、集客争いが激しくなりそうだ。(北海道新聞 引用)
2007年9月26日水曜日
迫力ある一撃披露 極真空手道場 札幌で演武会
空手の極真会館北海道本部札幌東道場(札幌市東区本町一の四)主催の演武会が二十四日、東区北七東九の大規模商業施設「アリオ札幌」で開かれ、三歳から五十二歳までの道場生や同本部師範らが、大勢の買い物客が見守る前で日ごろの練習の成果を披露した。 道場生四十二人と、師範、準師範などの資格を持つ本部指導者ら十二人が参加。道場生の多くが幼稚園児と小学生で、道場責任者の大島芳博指導員(58)は「失敗するかもしれないが、一生懸命の演武を温かく見守ってください」とあいさつ。子供たちは真剣な目つきで型の披露を行った。 板やかわらを素手などで割る「試割(しわり)」も行われた。中学生の女の子や、黒帯を締めた同本部の師範、準師範らが、厚さ一・五センチの木の板、十五センチもの厚みがある氷を、ひじ打ちや回しげりで一撃。見事に割れると、見入っていた約二百人の買い物客から、大きな拍手がわき起こっていた。(北海道新聞 引用)
2007年9月24日月曜日
風切って走れ 釧路でシクロ 湿原を「特別運行」
【釧路】釧路湿原国立公園指定二十周年を記念した「釧路湿原21世紀ウオーキング」が二十三日、釧路市などで開かれ、特別参加したベトナムの人力三輪車「シクロ」が、湿原を横断する市道「湿原道路」を走った。 ウオーキングは二十一キロ、十六キロ、六・五キロの三コースが用意され、約六十人が参加。釧路と語呂が似ていて環境にも優しいシクロで四年前から市内の観光案内をしている市民団体・釧路観光ガイドの会が、参加者の「足休め」としてボランティアで特別運行した。 コース途中の約一・五キロを運行。歩き疲れた子供から大人まで約二十人が利用した。釧路市の主婦柳沢景子さん(58)は「風を切って走るのが最高に気持ちいい」と満足そうだった。(北海道新聞 引用)
2007年9月23日日曜日
好評「マイはし」 恵庭のレストラン 家庭の雰囲気、環境にも配慮
【恵庭】市内京町の市役所本庁舎そばのレストラン「グリル あづま」が、常連客らに専用の塗りばし「マイはし」をプレゼントして店でキープし、利用してもらうサービスを行っている。割りばしの利用を減らそうと始めた取り組みで「家庭で食べる気分になれる」などと好評だ。 はし箱に入ったはしが入り口にあり、それぞれに常連客の名前が記されている。客は、来店時に自分の名前の書かれたはしを取り、食事する仕組みだ。五月から始めて利用者は徐々に増え、現在は二十五膳(ぜん)のはしが用意されている。 今年四月末、常連客の市職員が、スーツのポケットに塗りばしを入れて来店したのがきっかけ。割りばしを利用しない、自分のごみは持ち帰る、などの運動を市役所内で始めたことを聞き「いいこと。うちも協力したい」と始めた。 はしは客の年齢や雰囲気など「人のイメージに合わせた」(垣原いちこ店長)色や柄で分けて用意している。ランチ時に訪れる常連客からは「自分のはしが用意されていて、自宅で食べる気分」「環境に配慮した取り組みが広がってうれしい」などと好評だ。 かつては一カ月ほどで五百膳使っていた割りばしも、今では半分ほどに減ったという。同店の垣原店長(57)は「はしの購入代金や洗う手間は増えるが、長い目でみると経営も助かる。利用が増えてくれれば」と話している。(北海道新聞 引用)
2007年9月22日土曜日
客船プリンセス ペンライトの見送り企画 参加呼び掛け
市港湾部は、二十三日に寄港する豪華客船「サファイア・プリンセス」の出港時、千本のペン型ライトを持ち、市民らに見送ってもらう初の試みを企画している。 同船には、外国人客と乗組員合わせて約三千七百人が乗船。このうち、札幌などを訪れる人をのぞく、二千人近くが当日、室蘭に滞在すると見られている。 市港湾部は「室蘭を訪れた外国人客の思い出に残るよう、ぜひ多くの人に参加してほしい」と企画し、市民に参加を呼びかけている。 同船は、午後六時に崎守埠頭(ふとう)を出港してロシアのウラジオストクに向かうが、出港時に、ピンクや黄色など、長さ十八センチのライトを持って、同船に向かって振り続けてもらう。埠頭には、約六百台分の駐車場を用意する。 参加無料。問い合わせは市港湾部(電)0143・22・3191へ。(北海道新聞 引用)
2007年9月21日金曜日
政調費、市民の包囲網 返還請求、勝訴相次ぐ 山形で全国オンブズマン大会
「使い道が不明確」「第二の議員報酬だ」と全国で批判が相次ぎ、札幌市議会でも見直しが求められている政務調査費を主題に、本年度の「全国市民オンブズマン大会」が十五、十六の両日、山形市で開かれた。会議では政調費の返還請求訴訟で市民側の勝訴が増えていることや、議会監視のための新たな取り組みなどが紹介され、市民団体の代表や弁護士ら約三百人が意見交換した。 会議を主催した全国市民オンブズマン連絡会議(事務局・名古屋)によると、政調費に関する主な訴訟で、この一年間に市民側が勝訴したケースは六件。札幌市議会の自民党会派「自民党議員会」の政調費をめぐり、札幌高裁が「調査研究に使用した立証がなく、支出自体が違法だ」とした判決を認めた最高裁決定(昨年九月)をはじめ、名古屋や仙台、青森などの各地高裁で、政調費の違法な「目的外使用」が次々に裁かれた。 仙台地裁は四月、仙台市議会各会派に支給された政調費のうち、約七百七十万円を違法と判断。ゴールデンウイークに妻と観光旅行した費用を政調費で賄っていた悪質なケースもあったが、仙台市民オンブズマンの十河(そごう)弘代表は「議員側は裁判所の文書提出命令にも応じず、真摯(しんし)な姿勢がまったく感じられなかった」と批判した。 会議では、名古屋市議会の一部会派が政調費をプールし、選挙の際に各議員に分配していた事実も明らかにされた。 同連絡会議事務局長の新海聡弁護士は「『不透明な支出は認めない』というのが、最近の司法判断の流れだ」と評価し、議員は一層襟を正さなければならないと指摘した。(北海道新聞 引用)
2007年9月19日水曜日
カバ38歳、マサイキリン29歳… 円山動物園でも「敬老の日」
「敬老の日」の十七日、札幌市円山動物園は同園で“長老”のカバのドン(オス)、マサイキリンのたかよ(メス)、チンパンジーのガチャ(メス)に大好物の餌を与えて長寿を祝い、ますますの長生きを願った。 ドンは三十八歳、人間でいうと約八十歳。カボチャやスイカ、メロンといったドンの大好きな果物などが並べられるとすぐに近づいた。大きな口を開けてスイカを食べ始め、見ていた子どもたちからは「でかーい」と歓声が上がった。 たかよは国内最高齢の二十九歳、人間なら百歳以上。長い首を傾けてカツラやハルニレの葉をむしゃむしゃと食べた。推定四十一歳、人間の約八十歳に相当するガチャは缶ビールをぐいぐいと飲み干してご満悦の様子だった。 動物たちにカメラを向けていた札幌市北区の松本安助さん(76)は「(私より)年上の動物ばかりだけど、元気だね。私もまだまだ頑張らなくっちゃ」と話し、夢中でシャッターを押しながら園内を元気に歩いていた。(北海道新聞 引用)
2007年9月18日火曜日
万引 少年は巧妙、高齢者は大胆 道内
道内の小売店や道警が高齢者と少年を中心に万引対策に力を入れているが、「万引Gメン」と呼ばれる民間の専門の私服警備員によると、高齢者の万引は手口が大胆になっている。一方で、少年の手口は巧妙化しているという。万引Gメンがかたる最近の実態は-。 今夏、札幌市内のスーパーで高齢、中年、若い女性の計三人がカート二台に食品などを満載し買い物をしていた。三人はレジを迂回(うかい)し、金を支払わずにサービスカウンターの前を通過。約三万円分の商品を段ボールに詰め込むと、外に出た。警備員が追いかけて声をかけると、「えっ」と驚いてみせた後、すぐに犯行を認めた。「あれだけの量をよくも堂々と…」。警備員も店舗責任者もあきれ返るしかなかった。 複数の警備員によると、道内は首都圏に比べ店内の人通りが少なく見つかりやすいため、手の込んだ万引が多かったが、最近は高齢者を中心に大胆な手口が増えた。カットフルーツを店内で食べ歩いて棚に戻したり、一日に何度も来店し、「食べたいから」という理由で漬物や煮豆を次々に盗むなど、「スーパーを冷蔵庫代わりにしている」(ある警備員)例もある。捕まった際も「払い忘れた」「かばんにすべって入った」などと言い訳したり、認知症を装うこともある。 この警備員は手口が大胆になっている理由に関して「高齢者なら許してもらえると思っている感じがする」と憤る。昨年、道内で万引で摘発された六十五歳以上の人は八百八十人で、過去十年間で二倍に増えている。 一方、昨年、万引で摘発された十九歳以下の少年は八百三十九人で、十年間で三分の一以下に減った。しかし、手口は巧妙になってきた。一度、商品を買ってレジ袋をもらい、その後、売り場に戻ってレジ袋に商品を入れたり、防犯タグがセンサーに反応しないよう、アルミホイルを張ったバッグを手作りした例もあった。小売店でアルバイトをする高校生が、友達に「ここは万引しやすい」と教え、自分の分も万引させようとしたケースもある。 警備員の一人は「悪いことと分かっていても、警備員に挑戦するゲーム感覚もある」と嘆き、手口が巧妙化した一因とみている。 高齢者や少年の万引抑止策を研究する道警犯罪脆弱(ぜいじゃく)者対策研究委は「少年、高齢者ともに規範教育が重要。特に高齢者は孤独感も犯行の背景にあるため、町内会活動に参加させるなど人間関係の希薄さを補う取り組みが必要だ」と指摘する。(北海道新聞 引用)
2007年9月17日月曜日
首位・日本ハム「クライマックス」へマジック5 札幌の百貨店、臨戦態勢
首位をがっちりキープしている北海道日本ハムファイターズ。日本シリーズ出場権を争う「クライマックスシリーズ」への進出決定が近づき、札幌中心部の百貨店は祝賀セールの臨戦態勢に入った。日本一まで上り詰めた昨年は、各店ともセールに次ぐセールで売り上げ増。各担当者はこの秋も、地元球団の勝利を強く願っている。 十三日の試合終了時点で、日本ハムのクライマックスシリーズ進出マジックナンバーは5。進出決定は時間の問題だ。 クライマックスシリーズに合わせたセール開催をいち早く決めたのは、さっぽろ東急百貨店(中央区)。決定翌日から五日間。昨年人気を博した、買い物客にハムを配る「振る舞いハム」はリーグ優勝時に実施する。 日本ハムの公式ショップがある丸井今井札幌本店(同)も同じく進出決定翌日から五日間開催。三越札幌店(同)は「前向きに検討している」。 昨年は十一月の駅前通での優勝パレードまで、各店がセールや趣向を凝らした応援イベントを展開。ある百貨店は「売る物がなくなるほど」(担当者)盛り上がったという。セール開始日が勝敗に左右されるため、通常の催事より準備は大変だが、売り上げの伸び悩む百貨店には、日本ハムの躍進は願ってもないことだ。 気になるのは、パ・リーグに負けじと、激しく首位を争っているセ・リーグ。道外に本社を置く百貨店の中には、会社としてセのチームを応援しているところもある。三越は巨人、関西の大丸は阪神で、さらに松坂屋(名古屋)と経営統合して中日も関係ある。ちなみに東急はヤクルトだ。 会社が応援しているセのチームが優勝したら、札幌の各店はどうするか。担当者はいずれも「地域の百貨店として地元球団を応援する気持ちは変わらない」と口をそろえる。セの優勝セールなどは別途検討するという。 このほか、アリオ札幌(東区)も進出決定翌日からセールを開催。レギュラーシーズンの順位決定時に計画しているスーパーもあり、今年も各店のセール合戦が見物だ。(北海道新聞 引用)
2007年9月15日土曜日
石狩鍋でマチPR 市が復活プロジェクト 定番化、各店に要請
【石狩】市は全国に知られた郷土の味「石狩鍋」をてこに観光客を呼び込む「石狩鍋復活プロジェクト」を進めている。ポスターやオリジナルソングを作ったり、市内の飲食店に石狩鍋をメニューに入れるよう要請したりして、石狩鍋をPRする考えだ。 石狩鍋は、石狩や厚田の漁師が沖合の船上で網揚げを待つ間、腹ごしらえのため、鍋にサケと野菜のぶつ切りを入れ、みそ仕立てで食べたのが始まりといわれる。 そのため、具材も鍋物の定番の白菜や春菊ではなく、地元でとれるキャベツやタマネギ、長ネギ、こんにゃく、豆腐などを入れた。 その後、一九五○年代に石狩川河口で秋サケの地引き網漁を見物する観光客に、地元の業者が生サケを使ったみそ味の鍋を「石狩鍋」として提供し、全国にその名が広まったという。 ただ、市内で石狩鍋を提供する飲食店は少なく、食卓に出す家庭も減っていた。 プロジェクトは昨年九月に東京のコンサルタント会社が行ったインターネット調査で、石狩鍋が「食べてみたい郷土料理」部門で全国五位にランキングしたのがきっかけとなった。 八人に一人が食べてみたいと回答した点に、石狩市が着目。石狩の観光の目玉として、本年度策定した観光振興計画に石狩鍋復活プロジェクトを盛り込んだ。 秋サケ漁の時期に合わせて、今月下旬、石狩鍋をPRするポスターやオリジナルソングを制作。石狩鍋を食べるために石狩を訪れる人を増やそうと、市内の飲食店に働きかけ、石狩鍋を出す店を増やす計画も進めている。十八日には飲食店を対象にした三回目の説明会を開く。 市民や小学生向けに石狩鍋の作り方の講習会も計画している。 市商工労働観光課は「石狩鍋を食べに来てもらい、石狩の良さを知ってほしい」と話している。(北海道新聞 引用)
2007年9月14日金曜日
文化に味わい 茶の歴史を学ぶ キリン千歳工場が企画展
【千歳】茶の歴史や文化を紹介する企画展「茶の話」がキリンビール千歳工場内キリンビアパーク千歳(上長都)で開かれている。 同展は、同社のグループ会社が販売する飲料「午後の紅茶」が発売二十周年を迎えた記念に、各地の工場を巡回している。中国で発祥した茶がどのように世界に伝わったのか、各国語での「茶」の呼び方などをパネルで紹介し、英国のアフタヌーンティーや中国の茶館を再現するコーナーも設置。ダージリンや玉露など紅茶や緑茶の茶葉も展示し、会場には香ばしい茶の香りが漂っている。 十一月四日まで。入場無料で、開館時間は午前九時半-午後三時半。月曜休館。(北海道新聞 引用)
2007年9月13日木曜日
市立札幌病院 来春に看護師140人採用 例年の3倍、診療報酬の改定背景に
市立札幌病院(札幌市中央区)は来春の看護師採用試験で、例年の三倍以上となる約百四十人を採用する。これまで年一回だった試験を二回に拡充し、三十歳以上を対象にした「経験者の部」も新設した。昨年四月の診療報酬改定で看護師の配置が手厚い病院には、入院基本料が上乗せされるようになったことが背景にある。 三十歳未満の新卒者を対象にした「一般の部」は、これまで四十人ほどだった採用枠を百四十人に拡大。人材確保のため五月にも採用試験を行い、すでに八十九人が合格している。十月中旬の採用試験では四十五人ほどの採用を見込んでいる。 「経験者の部」は三十-三十五歳で、職務経験が五年以上の看護師が対象で、若干名を採用する。教育期間がいる新人だけでなく、出産や子育てのため離職した看護師を採用することで「即戦力」とする狙いだ。 背景には、昨年四月の診療報酬改定がある。以前は患者十人に対して看護師一人を配置する「十対一」の病院が最高水準だったが、さらに手厚く看護師を配置した病院をサポートしようと、「七対一」の新基準をつくり、入院基本料を上昇させた。 同病院の人員増も、この診療報酬改定に対応するためで、同病院は「看護師は慢性的に不足。夜勤の看護師を増やすなど、患者のケアを充実させられる」(看護課)と歓迎する。 全国の大病院では、昨年度から看護師の争奪戦が始まっている。市内では今春、北大病院(約百四十人)札幌厚生病院(約三十人)などの定員増を終えている。 ある看護専門学校では昨年、有名大学の付属病院などの募集要項が山のように届いた。今年は道内地方都市の病院などの募集が中心というが、突然の採用ラッシュに「ありがたいが、学生が実習に集中できない」と困惑するほどだ。 一歩出遅れた格好の市立札幌病院だが、「一般、経験者ともに反応はいい。優秀な人材が確保できるはず」(総務課)と話している。(北海道新聞 引用
2007年9月12日水曜日
手稲区、年度内にデータベース化 電脳空間上に「郷土資料館」
手稲区は区内の小学校などに分散して保管・展示されている郷土史資料類の所在と内容をデータベース化した「手稲区郷土資料データベース」の作成に取り組む。本年度内の完成を目指す。郷土史学習の際、インターネットに接続して簡単に郷土史資料を検索できるようにする。手稲には郷土資料館がないため、電脳空間で「仮想の資料館」をつくる試みだ。 手稲区域は小樽と開拓史本府の置かれた札幌への物資中継地として幕末、明治初期から和人が入り、明治中期には手稲山口や星置への入植が始まるなど歴史は古い。再来年には分区二十年を迎えるものの、郷土資料館がない。一九六九年開館の「手稲記念館」があるが、旧手稲町でも西区内に分かれた西町地区にあり、現手稲区にはない。 資料館がないため、旧家などから寄せられた歴史的資料は地域の小学校八校の空き教室などに分散保管しているのが現状。例えば市立手稲西小は「鉱山のへや」として「手稲鉱山」の関係資料を保管展示している。区は分散した資料類は全体で約九百点と推定する。 手稲区はJR駅近くでのマンションや住宅開発が盛ん。郷土史に関心を持つ新住民も増え、郷土史学習の拠点がないことに不満の声が強い。 そこで同区は、どこになにがあるか分からない郷土史資料類を調査、ネット上でデータベース化することにした。来年度にはネット上で利用できるようにする。同区独自の事業。 同区は「子どもたちや新しい住民にデータベースから郷土史への興味を深めてもらい、地域への愛着が生まれればうれしい」とその狙いを話している。(北海道新聞 引用)
2007年9月11日火曜日
間近にジェット 迫力にびっくり 千歳で小学生向け航空教室
【千歳】日本航空千歳空港支店は九日、千歳と苫小牧の小学生を対象に、飛行機や新千歳空港内を見学する「JAL航空教室」を開いた。 空に興味を持ってもらおうと、同支店が毎年企画しており、今回は四年生以上の三十六人が参加した。子供たちは、飛行機が飛ぶ仕組みなどを解説するビデオを見た後、滑走路近くに移動して実際の離着陸を見学。飛行機がごう音を響かせながら、目の前を通過するたび「大きい」「すごい」と歓声を上げた。この後、駐機中のボーイング737の機内に入り、フライト気分を満喫。エンジンやタイヤにも触れ、飛行機について理解を深めた。将来は整備士になりたいという石山裕太郎君(10)=千歳・祝梅小四年=は「エンジンが格好良かった。早く整備士になりたい」と興奮していた。 (北海道新聞 引用)
2007年9月10日月曜日
日本ハム田中幸が引退報道後初ヒット
<日本ハム4-8西武>◇9日◇札幌ドーム 日本ハムのベテラン田中幸雄内野手(39)がこの日一番の大きな声援を受けた。8回に代打で登場し、詰まりながらも中前に運び、8月25日以来、通算2009本目の安打を放った。7日に球団から来季以降の契約を結ばない意向を伝えられてから、初めての本拠地の打席で場内を沸かせた。「どん詰まりで、あれが場外ホームランだったら良かったけどね。これからも頑張りますよ」と振り返っていた。(日刊スポーツ 北海道版 引用)
2007年9月9日日曜日
サミット記念し地域おこし 2千円札お得なお特区 白石・南郷商店街振興組合
札幌市白石区の南郷商店街振興組合(越智隆夫理事長)は、来年七月の北海道洞爺湖サミット開催を祝って「二千円札お特区」企画を始めた。二千円札を使えば、お得なサービスが受けられる趣向だ。沖縄サミット記念に発行されたものの、ほとんど使われていない二千円札を復権させ、地域経済の活性化を目指す。 同組合理事で中村薬局を経営する中村峰夫さん(47)がアイデアを出した。「お釣りとして渡すのも気が引ける」(中村さん)ほど影の薄くなった二千円札を生かし、サミットの話題づくりと商店街活性化の一石二鳥を狙った試みだ。 通常三千-四千円相当の商品を二千円で提供したり、消費税相当の5%を値引きするなど、店側は二千円札の使用を条件に独自のサービスを提供する。同組合加盟店は、地下鉄東西線南郷七丁目駅周辺の五十三店で、近隣の賛同店を含め、飲食店や薬局、洋服リフォーム店など十店が一日から先行してサービスを始めた。他の加盟店や、大手ホテル、ビール会社も参加を検討しているという。 二○○○年に登場した二千円札の流通量は○四年八月の五億千三百万枚をピークに減少。今年八月末現在、一億五千五百万枚で、大半が金融機関の金庫に眠ったまま。これを使えば、地域通貨のように新たな製作コストをかけず、失敗しても誰も困らないサービスを提供できるという訳だ。 中村さんは「どの地域のどんな店でも参加できるのがポイント。観光客にもPRできる。YOSAKOIソーラン祭りのように全国に広がれば」と期待する。参加店などはホームページ(http://pub.ne.jp/kanpow/)で確認できる。問い合わせは中村薬局(電)861・2808へ(北海道新聞 引用)
2007年9月8日土曜日
空き地借り子供と一緒に森づくり 室蘭のNPO法人が9日植樹祭 参加者を募集
キャンプなどを通じ子供の健全育成に取り組む室蘭のNPO法人「夢工房とむそーやくらぶ」(神島博之代表)が、市立港北幼稚園に隣接する百八十二アールの空き地で森づくりに取り組んでいる。九日にはミズナラなどの苗木一万本を植樹する予定で、同くらぶは「園児や地域の子供たちが住民と一緒に木を育て、地域の交流の場になるような『森』にしたい」と意気込んでいる。 港北幼稚園は来年度から、私立の桜ケ丘幼稚園(増市町)に建物ごと移行する計画で、植樹の土地を桜ケ丘幼稚園が新たに取得。自然の中で子供たちを学ばせたいという同幼稚園の意向もあり、同くらぶがその土地を借りて森づくりに取り組むことになった。 植樹するのはミズナラ四千五百本、エゾヤマザクラ二千五百本、ナナカマド二千本、ヤマクワ、ハマナス各五百本。家具・インテリアチェーン大手ニトリ(札幌)の北海道応援基金の助成を受け、苗木を調達した。 同くらぶのメンバーが今年五月から敷地の整地を始め、雑草などを取り除いて準備してきた。神島代表は「子供たちが自然環境の大切さを学べる場にもなれば」と話す。 九日は「植樹祭」と銘打ち、午前八時から作業を始める。同くらぶは植樹を手伝ってくれる人を募集中。参加者は軍手、剣先スコップ、水を入れたペットボトル(二リットル)二-四本を持参する。昼食は同くらぶが用意する。問い合わせは同くらぶ事務局(電)090・8273・7417へ。(北海道新聞 引用)
2007年9月7日金曜日
東京で入学試験 来年度から海星学院高 室蘭
海星学院高(高田三夫校長、生徒百五十八人)は二○○八年度から入学試験を室蘭市高砂町の同校のほか、東京でも実施する。首都圏での同校の知名度は低いが、室蘭出身者の子供や孫を中心に、進路選択の一つにしてもらおうという狙いだ。 海星学院高は室蘭大谷高とともに、室蘭出身者の子供や孫、親類など、室蘭と縁のある人たちを、積極的に受け入れるプログラム「高校留学inむろらん」に取り組んでいる。 海星学院は○五年以降、関東在住の室蘭出身者でつくる東京室蘭会の会合に入試担当者が出席し、来場者に学校の様子などを説明してきた。 東京会場の試験は、同校での推薦入学試験と同じ日程で行われ、出願期間は来年一月十五日から十九日。試験日は同二十九日で、渋谷区の医歯専門予備校で実施する。 高田校長は「知名度ゼロからの出発だが、首都圏の生徒の選択肢の一つになればいい。まず学校を知ってもらうことが大切」と話し、「少人数で生徒の適性にあった進路指導などをアピールしていきたい」と意気込みを見せている。(北海道新聞 引用)
2007年9月5日水曜日
北見断水 市側一転ミス認める 市議会に再検証報告書
【北見】六月下旬に北見市で起きた大規模断水をめぐり、市長の諮問機関が市の対応ミスを指摘する報告書を出した後で、水道事業の当事者である市企業局が人的ミスを否定する報告書を市議会に提出した問題で、企業局は四日、一転してミスを事実上認める再検証報告書を市議会に提出した。 変更点は、川水の濁りを察知するため取水口に設けた濁度計の精度と、濁水への対応など。 諮問機関は、濁度計が実際の濁度の三分の一程度を示し、それを現場職員が認識していたことを指摘。これについて、企業局の報告書は「大きな違いがあると認識していなかった」としていたが、再検証では「誤差に関する認識は個々に差がある」などと変更した。 濁り水への対応では、諮問機関が「取水を停止し処理不能な高濁度水が通過するまで待つべきだった」と指摘。企業局は「濁度の高い水でも処理しなければならないと考えていた」としていたが、再検証では「(諮問機関の)指摘どおり、どんな高濁度水でも処理ができるとの考えは持つべきではなく…」と諮問機関に沿った表現にした。 また、厚生労働省が七月中旬に行った現地調査を踏まえた報告書も市議会に提出された。断水の背景について《1》事故対応マニュアルで、高濁度水の流入対策として取水停止を位置付けていない《2》取水口の濁度計の測定値が不正確-などを列挙し、危機管理体制の不備を指摘している。(北海道新聞 引用)
2007年9月4日火曜日
札幌・監禁男 不明女性も連れ込む 住民目撃 手縛り口にテープ
札幌市東区のアパートで専門学校の女子生徒(20)が監禁され、同市中央区の別の女性(23)が行方不明になっている事件で、自殺した無職横山宏治容疑者(46)が八月二十二日夕、不明女性とみられる女性を後ろ手に縛り、口をテープでふさぎアパートに連れ込むのを付近住民が目撃していたことが三日、分かった。札幌東署と道警捜査一課は、女性が一時アパートに監禁され、連れ出されたと断定。二十三日に同容疑者の車が確認された北広島市方面を中心に女性の行方を捜している。 関係者や同署などによると、女性の目撃情報は、横山容疑者が借りていたアパート付近の住民から道警に寄せられた。同容疑者は二十二日午後六時ごろ、アパート駐車場に止めた乗用車から女性を連れ出し、一緒にアパートに入ったという。 横山容疑者のアパートからは、この女性のものとみられる自宅マンションの鍵も発見された。また、同容疑者は二十四日ごろ、血の付いたシャツを札幌市内のクリーニング店に出していたことも判明。血液は少量だが染み抜きを頼んでおり、同署などは女性の監禁との関連を調べている。 横山容疑者の車は二十三日午前、道央道の北広島市付近を往復していたことが確認されている。車は札幌方面から北広島を通過し、その二時間後に再び札幌方面に戻った。同容疑者は八月上旬に恵庭市内のアルバイト先を辞めており、短時間で北広島付近を往復する理由はないとみられる。 こうした状況から同署などは、横山容疑者が二十二日に札幌市中心部で女性を車に乗せて連れ去り、自分の部屋に監禁。翌二十三日に再び車で女性を連れ出した可能性が高いとみて、北広島、恵庭方面を中心に行き先を調べている。 横山容疑者はモデルのスカウトなどと偽り、若い女性に声をかけて監禁するなどの事件を過去に五回起こした。専門学校生の監禁事件も同じ手口で、不明女性にも同様に声をかけたとみられる。 不明女性は八月二十二日昼ごろ、札幌市中央区大通周辺のファッションビルなどで目撃されて以降、行方が分かっていない。 女性は母親と中央区のマンションで暮らしていたが、自宅に携帯電話と愛犬を置いて家を出た。数日後に同市内の病院に診療の予約をしていたが、姿を見せなかったという。(北海道新聞 引用)
2007年9月3日月曜日
生物いっぱい、ウトナイ湖畔を探検 苫小牧市内の小学生
苫小牧市植苗のウトナイ湖野生鳥獣保護センターで2日、「ウトナイこども探検クラブ」が開かれ、参加した市内の小学生4人がウトナイ湖周辺に訪れた小さな秋を体感した。 この催しは同センターが「子供たちに五感で季節の移り変わりを楽しんでもらいたい」と年に四回実施している。今回はウトナイ湖サンクチュアリのレンジャー、中村聡さんら四人のスタッフが案内役を務めた。 子供たちは出発前に、同湖周辺に生息する鳥や昆虫、植物などのシールをはり付けた「ふぃーるど・ビンゴ」を準備。ビンゴゲームの要領で、生物などを見つけるたびに丸をつけたり、レンジャーのクイズに答えたりしながら、約二キロの道のりを探検した。 子供たちは「木イチゴを見つけたよ」「あそこにハクチョウがいた」などと歓声を上げながら散策し、昼食で秋に実るヒシの実を食べる体験も。美園小四年の中屋敷茉弥乃(まやの)さん(10)は「前に来たときは鳥の鳴き声は聞いたけど姿は見えなかった。今日は見られそう」と目を輝かせていた(北海道新聞 引用)
2007年9月2日日曜日
金属バット折れ、帯北高野球部員が顔骨折 メーカー、全国の1500本を回収へ
経済産業省は三十一日、帯広北高(帯広)硬式野球部で八月一日、トスバッティングの練習中に、金属製マスコットバットが折れ、一年生部員一人が左目の下の骨を折る事故があったと発表した。同省は、バットに問題があった疑いが強いとみている。バットを製造・販売した大都化成工業(山口県)は同型製品の販売をすでに中止。近く販売済みの製品を回収する方針で、それまで素振り以外に使用しないよう呼びかけている。 同校によると、学校のグラウンドで行っていたトスバッティングの練習中、バットの先端部分が折れて、かがんで下からボールを投げていた一年生部員の顔に破片が当たった。この部員は骨折と裂傷で約二週間入院し、現在も通院を続けているという。同省によると、金属疲労による折損の可能性が強い。 折れたバットの型は「XWMB-15」。同社が二○○四年から製造し、素振りやトスバッティングに使用できる製品として、全国に約千五百本を販売した。同社は「道内を含め納入先を特定次第、回収する。それまでは素振り専用として使用してほしい」としている。(北海道新聞 引用)
2007年9月1日土曜日
パパも駆けっこ特訓 陸上教室に20人参加 室蘭
父の努力、報われる日はきっと来る-。室蘭市体協は二十九日夕、初めての企画「パパさん陸上教室」を室蘭市入江運動公園陸上競技場で開いた。約二十人が徒競走に役立つ練習法を学んだ。 幼稚園などの秋の運動会シーズンを前に、保護者競技の“晴れ舞台”で、カッコよく走ってもらえるようにと企画。父母だけでなく、「孫の前で速く走りたい」と意気込む人たちも参加した。 内容は、陸上競技を始めた小中学生が取り組む基本的なもの。体協職員の指導で、「ラダー」と呼ばれるはしご状のなわをコースに並べ、細かいステップを踏む動作を繰り返し、敏しょう性向上をめざしたほか、スタートの練習も行った。 日ごろの運動不足のせいか、体が付いて行かず、途中でステップの足の順番が分からなくなる参加者もいて、「思ったより難しい」などと話していた(北海道新聞 引用)
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