2007年9月5日水曜日
北見断水 市側一転ミス認める 市議会に再検証報告書
【北見】六月下旬に北見市で起きた大規模断水をめぐり、市長の諮問機関が市の対応ミスを指摘する報告書を出した後で、水道事業の当事者である市企業局が人的ミスを否定する報告書を市議会に提出した問題で、企業局は四日、一転してミスを事実上認める再検証報告書を市議会に提出した。 変更点は、川水の濁りを察知するため取水口に設けた濁度計の精度と、濁水への対応など。 諮問機関は、濁度計が実際の濁度の三分の一程度を示し、それを現場職員が認識していたことを指摘。これについて、企業局の報告書は「大きな違いがあると認識していなかった」としていたが、再検証では「誤差に関する認識は個々に差がある」などと変更した。 濁り水への対応では、諮問機関が「取水を停止し処理不能な高濁度水が通過するまで待つべきだった」と指摘。企業局は「濁度の高い水でも処理しなければならないと考えていた」としていたが、再検証では「(諮問機関の)指摘どおり、どんな高濁度水でも処理ができるとの考えは持つべきではなく…」と諮問機関に沿った表現にした。 また、厚生労働省が七月中旬に行った現地調査を踏まえた報告書も市議会に提出された。断水の背景について《1》事故対応マニュアルで、高濁度水の流入対策として取水停止を位置付けていない《2》取水口の濁度計の測定値が不正確-などを列挙し、危機管理体制の不備を指摘している。(北海道新聞 引用)
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