2007年9月30日日曜日

マイ重機で災害救助 清田消防団、免許所有者らで「機動隊」 道内初

札幌市清田消防団(田中勝実団長、123人)が、団員が所有するショベルカーなどの重機を活用し、災害で倒壊した家屋や事故車両からけが人を救助する「機動重機隊」を設立した。10月1日から活動を始める。  設立は、自動車解体業を営む田中陽一副団長(61)が今年7月、「重機を所有する団員が多く、救助活動に活用できないか」と清田消防署に相談したのがきっかけ。市消防局によると、道内初の取り組みという。  隊は重機を所有する会社の社長や大型特殊などの運転免許を持つ14人で構成。重機はタイヤショベルやクレーン付きのトラックなど10台を活用する。  隊員は消防署員からの要請を受け、現場に駆けつける。重機には白地に赤で「機動重機隊」と書いたマグネット式ステッカー(縦30センチ、横70センチ)を張る。  隊長に就任した田中副団長は「万一、自然災害や交通事故が発生した場合には、迅速に駆けつけ、救助に当たりたい。メンバーや重機も今後さらに拡充させる」と抱負を話す。  清田消防署の三上順一署長は「日ごろから作業に慣れ、(消防団員なので)何よりも救助第一に駆けつけてくれるので心強い。消防の救助技術をミックスさせれば、大きな力になる」と話している(北海道新聞 引用)

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