2007年9月23日日曜日

好評「マイはし」 恵庭のレストラン 家庭の雰囲気、環境にも配慮

【恵庭】市内京町の市役所本庁舎そばのレストラン「グリル あづま」が、常連客らに専用の塗りばし「マイはし」をプレゼントして店でキープし、利用してもらうサービスを行っている。割りばしの利用を減らそうと始めた取り組みで「家庭で食べる気分になれる」などと好評だ。  はし箱に入ったはしが入り口にあり、それぞれに常連客の名前が記されている。客は、来店時に自分の名前の書かれたはしを取り、食事する仕組みだ。五月から始めて利用者は徐々に増え、現在は二十五膳(ぜん)のはしが用意されている。  今年四月末、常連客の市職員が、スーツのポケットに塗りばしを入れて来店したのがきっかけ。割りばしを利用しない、自分のごみは持ち帰る、などの運動を市役所内で始めたことを聞き「いいこと。うちも協力したい」と始めた。  はしは客の年齢や雰囲気など「人のイメージに合わせた」(垣原いちこ店長)色や柄で分けて用意している。ランチ時に訪れる常連客からは「自分のはしが用意されていて、自宅で食べる気分」「環境に配慮した取り組みが広がってうれしい」などと好評だ。  かつては一カ月ほどで五百膳使っていた割りばしも、今では半分ほどに減ったという。同店の垣原店長(57)は「はしの購入代金や洗う手間は増えるが、長い目でみると経営も助かる。利用が増えてくれれば」と話している。(北海道新聞 引用)

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