2007年9月17日月曜日

首位・日本ハム「クライマックス」へマジック5 札幌の百貨店、臨戦態勢

首位をがっちりキープしている北海道日本ハムファイターズ。日本シリーズ出場権を争う「クライマックスシリーズ」への進出決定が近づき、札幌中心部の百貨店は祝賀セールの臨戦態勢に入った。日本一まで上り詰めた昨年は、各店ともセールに次ぐセールで売り上げ増。各担当者はこの秋も、地元球団の勝利を強く願っている。  十三日の試合終了時点で、日本ハムのクライマックスシリーズ進出マジックナンバーは5。進出決定は時間の問題だ。  クライマックスシリーズに合わせたセール開催をいち早く決めたのは、さっぽろ東急百貨店(中央区)。決定翌日から五日間。昨年人気を博した、買い物客にハムを配る「振る舞いハム」はリーグ優勝時に実施する。  日本ハムの公式ショップがある丸井今井札幌本店(同)も同じく進出決定翌日から五日間開催。三越札幌店(同)は「前向きに検討している」。  昨年は十一月の駅前通での優勝パレードまで、各店がセールや趣向を凝らした応援イベントを展開。ある百貨店は「売る物がなくなるほど」(担当者)盛り上がったという。セール開始日が勝敗に左右されるため、通常の催事より準備は大変だが、売り上げの伸び悩む百貨店には、日本ハムの躍進は願ってもないことだ。  気になるのは、パ・リーグに負けじと、激しく首位を争っているセ・リーグ。道外に本社を置く百貨店の中には、会社としてセのチームを応援しているところもある。三越は巨人、関西の大丸は阪神で、さらに松坂屋(名古屋)と経営統合して中日も関係ある。ちなみに東急はヤクルトだ。  会社が応援しているセのチームが優勝したら、札幌の各店はどうするか。担当者はいずれも「地域の百貨店として地元球団を応援する気持ちは変わらない」と口をそろえる。セの優勝セールなどは別途検討するという。  このほか、アリオ札幌(東区)も進出決定翌日からセールを開催。レギュラーシーズンの順位決定時に計画しているスーパーもあり、今年も各店のセール合戦が見物だ。(北海道新聞 引用)

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