二十六日夜、札幌市北区屯田の住宅街で、約一時間の間に四件の火災が発生し、物置やごみ置き場などを焼いた。けが人はなかった。いずれも火の気がない場所のため、札幌北署などは放火の疑いで調べている。
札幌北署や札幌市消防局によると、二十六日午後六時四十五分ごろ、札幌市北区屯田四の七の住宅敷地内のごみ置き場にあったごみなどを焼いた。七時十分ごろ、同四の八の公園のベンチなどを焼き、七時十五分ごろにも、同六の五の共同住宅の物置内部を焼いた。また、七時四十五分ごろ、同五の六、札幌市屯田地区センターのごみ置き場内のごみを焼いた。いずれも通行人や市消防局が消し止めた。
札幌北署によると四件の火災は住宅街の半径約三百メートルの範囲で起きた。
2007年12月28日金曜日
2007年12月24日月曜日
加藤が男子総合で初優勝/Sスケート
<スピードスケート:全日本スプリント>◇最終日◇23日◇釧路・柳町スピードスケート場
男子総合は加藤条治(22=日本電産サンキョー)が144・730点のリンク新で初の総合優勝を果たした。3連覇を狙った長島圭一郎(25=日本電産サンキョー-池田高)は144・980点で2位に終わった。「500メートルが終わった時点で(加藤と)1秒差あったので逆転は厳しいと思った。ただ連覇への意識はそれほどなかった。世界はどんどん速くなっている。世界で戦えるようにしたい」と話した。22日のアクシデントで500メートル1本のみの出場だった清水宏保(33=NEC-白樺学園高)は36秒56で2日連続3位に入り、W杯代表復帰を果たした。女子総合は吉井小百合(23=日本電産サンキョー)が160・575点で2年ぶり3度目の優勝を果たした。
男子総合は加藤条治(22=日本電産サンキョー)が144・730点のリンク新で初の総合優勝を果たした。3連覇を狙った長島圭一郎(25=日本電産サンキョー-池田高)は144・980点で2位に終わった。「500メートルが終わった時点で(加藤と)1秒差あったので逆転は厳しいと思った。ただ連覇への意識はそれほどなかった。世界はどんどん速くなっている。世界で戦えるようにしたい」と話した。22日のアクシデントで500メートル1本のみの出場だった清水宏保(33=NEC-白樺学園高)は36秒56で2日連続3位に入り、W杯代表復帰を果たした。女子総合は吉井小百合(23=日本電産サンキョー)が160・575点で2年ぶり3度目の優勝を果たした。
2007年12月19日水曜日
高額布団購入者に「手数料払えば代金戻る」 札幌で詐欺被害
札幌市消費者センターは十八日、「解約手数料を支払えば、購入代金が戻ってくる」などとかたり、現金をだまし取るなどの被害が札幌市内で三件あったと発表した。同センターは「解約には手数料がかからないので注意して」と呼び掛けている。 同センターによると、被害に遭ったのはいずれも高額な布団を購入した五十-七十代の女性。今月七日、厚別区の七十代無職女性宅に、男が「訪問販売で購入した布団の解約手数料を支払えば、購入代金が戻ってくる」と電話。女性は今年八月に約四十万円を支払い、布団を購入していたことから解約を希望した。 女性は自宅を訪れた男に手数料として十三万円を支払った。男は「三日後に支払った布団代金を返金する」と言ったが、指定の日になっても返金されなかった、という。 他の二件は十八日までに白石、手稲区であった。同様の手口だったが、同センターに相談したため被害はなかった。相談は、同センター(電)011・728・2121(午前九時-午後七時)へ。
2007年12月15日土曜日
えりも町元職員を横領の疑いで書類送検
浦河署は14日、国民年金保険料を着服したとして、業務上横領の疑いで、えりも町の元職員(34)を書類送検した。厚生労働相の指示に基づき、北海道社会保険事務局が告発していた。
調べでは、元職員は2002年1月29日、町民1人から預かった2カ月分の保険料約2万7000円を着服した疑い。「車の購入などで金がなかった」と容疑を認めているという。被害金は弁済されている。
えりも町の担当者は同年3月、浦河署を訪れ相談したが、告発としては受理されておらず、今年11月に社会保険事務局が告発、受理された。
調べでは、元職員は2002年1月29日、町民1人から預かった2カ月分の保険料約2万7000円を着服した疑い。「車の購入などで金がなかった」と容疑を認めているという。被害金は弁済されている。
えりも町の担当者は同年3月、浦河署を訪れ相談したが、告発としては受理されておらず、今年11月に社会保険事務局が告発、受理された。
2007年12月14日金曜日
函館-ユジノ、チャーター便存続を 市などの訪問団、サハリンへ出発
函館-ユジノサハリンスク(ロシア・サハリン州)間のビジネスチャーター便の存続に向けた要請活動を行うため、函館商工会議所や函館市でつくる訪問団が十二日、サハリンに向けて出発した。現地の運航会社が廃止を含め運航のあり方を検討していることが明らかになったためで、訪問団は好調な利用状況を踏まえ存続を強く訴える。 函館市などによると、チャーター便は石油・天然ガス開発事業「サハリン2」を進めるサハリンエナジー社と関連会社の従業員、家族らが利用するため同社が一九九七年に運航を開始。二○○三年の在札幌ロシア総領事館函館事務所開設でビザ更進手続きのため函館を訪れる人も増え、○六年度の利用者は延べ約四千二百人を数えた。 しかし、サハリン州内の物資、人員輸送を強化するため同社は九月、週三往復を同一往復に減便。さらに、廃止も検討していることが分かった。同区間はサハリン航空が定期便を週一往復運航しているが、チャーター便と併用するケースも多く、定期便の利用に影響を与える可能性もある。 訪問団は森川基嗣・同会議所副会頭を団長とする六人。同社やユジノサハリンスク市役所を回り、十五日に帰国する。十二日、函館空港で行われた出発式で、森川団長は「チャーター便は函館経済に人的、物的に貢献しており、存続に向け頑張りたい」と決意を述べた。
2007年12月12日水曜日
道と札幌市に減増資案説明 債務超過解消へ HFC
来季J1昇格を決めたコンサドーレ札幌の運営会社、北海道フットボールクラブ(HFC)は11日、同社に出資する道と札幌市に対し、減増資により債務超過を解消する経営健全化案について説明した。 2006年度決算で累積赤字が27億5400万円、債務超過1億9800万円に上っているHFCは、11月中旬までに資本金25億5600万円の80%を減資し、3億円の増資により債務超過を解消する同案をまとめた。 すでに筆頭株主のコンサドーレ札幌サポーターズ持株会の理事会への説明を終えたがともに1億5000万円を出資する道と札幌市への公式的な説明は初めて。HFCはJ1昇格を踏まえた経営計画書などを提示し、減資への理解を求めた。 この日は道、札幌市ともに同案の説明を受けるだけにとどまり、回答は保留した。HFCは今後も両自治体との話し合いを継続する一方で、他の出資企業に対しても説明を行っていく方針。 Jリーグの内規ではJ1昇格クラブは債務超過の解消が義務づけられている。
2007年12月11日火曜日
浅井被告有罪 学園私物化の罪は重い
学校法人浅井学園の経費流用事件で、理事長を十五年間務めていた浅井幹夫被告に実刑判決が下った。 札幌地裁が、四つの起訴事実すべてについて有罪とし、懲役四年六カ月を言い渡した。 大学学長も兼務する立場にありながら、学園をまさに私物化していた。モラルの乏しさ、教育者としてあるまじき犯罪行為にあらためて憤りを覚える。実刑判決は当然だろう。 同学園は一九五七年の法人設立以来、浅井被告の父親が初代理事長を務め、二代目が前理事長だった。その利己的行動をだれも止められなかった。 事件の主な舞台となった浅井学園大は「北翔大」に改称して再出発している。学校法人の責任者に実刑判決が下ったのは極めて異例だ。こうしたことが二度とあってはならない。 事件は大きく三つからなる。 まず、大学校舎の外壁工事で補強材を予定の十分の一しか使わなかったのに、予定通り実施したと偽って国の補助金を受け取り、被告の自宅の改修費などに充てた。背任と補助金適正化法違反の罪に問われた。 次に学園経費から前妻らの車のリース代を出した。さらに内縁の妻を学園関連会社が雇用したように見せて給与を支出した。これらは業務上横領罪にあたるとされた。 公判で浅井被告は、経費流用の実行役となった学園の元参与と元管財課長、建設会社社長との共謀を否定し、無罪を主張した。 実行役の三人はすでに執行猶予つき有罪判決が確定している。 判決は被告の指示や共謀、故意を認めた。学園の経営基盤を損ない、社会の信頼を揺るがした点も重視した。複数の教育機関を運営する学校法人理事長の多大な権限を悪用したことから、他の共犯者より「刑事責任は格段に重い」と判断したのは妥当だ。 関連会社でカラ雇用したとされ、業務上横領罪に問われた内縁の妻自身については、犯罪意図を知るのは困難だったとして無罪とした。 被告は隠ぺい工作もしていた。大学の外壁が、手抜き工事で耐震補強には全く効果がないものになった一方で、自宅の改修内容は極めてぜいたくだった。被告は学園側への被害回復も一切していない。こうした状況の悪質さも判決は考慮したのだろう。 重要ポストを親族やイエスマンで固めると、トップの暴走を止められないという、不祥事を起こした同族企業に通じる教訓もうかがえる。 判決を機に、理事会などのチェック機能を再確認してほしい。 浅井被告は九月の最終意見陳述で「学生や保護者らにご迷惑をかけたことは反省したい」と述べた。 学生には何の罪もない。学業やスポーツ、社会活動を温かく見守りたい。
2007年12月10日月曜日
「全力投球見て」と長谷部 札南・寺田も 楽天が新入団選手発表
楽天は9日、仙台市内のホテルで育成選手を含む新人7選手の入団発表を行った。北京五輪予選の日本代表に選ばれた大学生・社会人ドラフト1巡目の長谷部康平投手(愛知工大)は「早く仙台の人に覚えてもらいたい。全力投球を見てほしい」と抱負を語り、野村監督は「初心を忘れずに頑張ってほしい」とエールを送った。 新入団選手は次の通り。 【大学生・社会人】1巡目 長谷部康平投手(22)=愛知工大、173センチ、68キロ、左投げ左打ち、背番号20▽3巡目 伊志嶺忠捕手(22)=東京情報大、178センチ、78キロ、右投げ左打ち、48▽4巡目 聖沢諒外野手(22)=国学院大、179センチ、72キロ、右投げ左打ち、23 【高校生】1巡目 寺田龍平投手(18)=札幌南高、185センチ、76キロ、右投げ両打ち、43▽3巡目 石田隆司投手(18)=大阪・東海大仰星高、184センチ、81キロ、右投げ右打ち、53▽4巡目 菊池保則投手(18)=茨城・常磐大高、180センチ、80キロ、右投げ左打ち、59 【育成】1巡目 内村賢介内野手(21)=ベースボール・チャレンジリーグ・石川、165センチ、67キロ、右投げ右打ち、121
2007年12月9日日曜日
Hide-c.“能”がつくまでは芸人
今年に入り、深夜番組で彼の姿をよく見ませんか? 北海道内テレビ各局が制作する深夜番組でローカル男性タレントが人気を集めている。Hide-c.(ヒデシー=29)。テレビ初レギュラーながらメーンに起用された彼に迫った。 HTB「ワンサカ!」(毎週日曜日深夜0時55分~)に出演しているHide-c.はテレビ、ラジオ、歌手、司会といくつもの顔を持つ。そんな自身のことを「芸人」と呼ぶ。「活動を限定したくない。まだまだ“能”がないので、能がついて芸能人と言えるまでは芸人です」。 今年3月、イベントの司会をしているところを番組関係者に見初められた。それまではお笑い芸人が候補に挙がっていたが、ルックスの良さから女性に受けると白羽の矢が立った。「テレビにはあまり興味がなかったが、スタッフの仕事を見て興味が出てきた」。05年5月から担当しているFMラジオのリポーター、曲作りなどの合間を縫い、番組で紹介する映画はすべてに目を通す。 将来的に目指すのは音楽を根底に持つ“アーティスト”。「音楽の垣根を越えた活動をしたい。米国のマイケル・ジャクソンのような。今度は舞台にも挑戦したい」と意欲的に話した。 ◆Hide-c.(ヒデシー) 本名寺田英生(てらだ・ひでお)。1978年(昭和53)10月23日、稚内市生まれ。96年に音大進学を取りやめ、札幌市の楽器店に勤務しながらバンド活動開始。05年にゴスペルシンガーとして活動開始。同年5月からAir-G’「La Vita Vivace」でリポーターを務める。これまでに自主制作盤2枚、ミニアルバム1枚を発売。
2007年12月8日土曜日
ダルのアジア振興って?/記録室
◆ダルビッシュのアジア振興 今年3月に社会貢献活動として「水基金」を設立。1勝ごとに10万円を、アジア・太平洋地域の発展途上国へ寄付し、井戸の掘削事業、飲料水確保のために充ててもらう目的で、今季15勝で150万円を積み立てた。寄付も受け付け、協力団体でもある特定非営利活動法人「日本水フォーラム」を通じ、1回目はネパールの農村地域にある学校で井戸建設が実施された。これからも継続を予定。
2007年12月7日金曜日
渋谷発の雑貨店「ランキン」 札幌に19日出店 東急電鉄
東急電鉄(東京)は五日、雑貨などの小売店「ランキンランキンさっぽろ地下街店」を札幌市中央区南二西四のポールタウン内に十九日出店すると発表した。東京・渋谷を中心に流行している日用品や食品など約三百品目のランキングを作成し、上位の商品を店頭で販売する情報発信型の店舗だ。 店舗は八十三平方メートルで、菓子、飲料、CD、化粧品、書籍など約九百点の商品を常時陳列、販売する。ランキングは「お掃除お助けグッズ」「美肌ドリンク」などの視点で設定し、一-四週間ごとに更新。ランキング上位の商品だけでなく、これから流行しそうな注目商品のコーナーも設け、消費動向の情報も収集する。 全国十一カ所目で、東京より北では初の出店。東急電鉄によると、渋谷店では来店者の六割が二十-三十歳代の女性という(北海道新聞 引用)
2007年12月5日水曜日
北の自然魅力たっぷり 札幌 移住の2人が講演会
北海道新聞野生生物基金主催の「ネーチャートーク」が四日、札幌市中央区の道新ホールで開かれ、ともに北海道移住歴が約三十年という動物写真家の嶋田忠さん(58)と、後志管内赤井川村の農場「アリスファーム」代表の藤門弘さん(61)が、道内の自然の魅力を語った。 世界各国のジャングルで珍鳥などの撮影を続ける嶋田さんは、自宅のある千歳市を移住地に選んだ理由について「ヒグマのように、人間の力を超えた存在が身近な森にいるのは北海道だけ。畏敬(いけい)の念を持てるところが好き」と表現。 国内最大級のブルーベリー農園を持つ藤門さんは、寒冷地の道内ならではの利点として、無農薬栽培ができる点を強調。「透明な空気と相まって、ベタベタしない、いい意味での人間関係の薄さもいい」と冗談交じりに語り、来場した約二百人の笑いを誘っていた。 (北海道新聞 引用)
2007年12月4日火曜日
北24条商店街が初のエコフェス 環境問題考えて 札幌
札幌市北区の北二十四条商店街振興組合(小泉詔信理事長)は十日正午から、北区北二四西五の札幌サンプラザで初の「24(にーよん)エコ・フェスタ」を開く。地域住民に環境問題に関心を持ってもらうとともに、商店街の活性化を図ろうと、独自に作った千枚の買い物袋を配布する。 同商店街は地元の料飲店協会や町内会と協力し、三年前から花と食を通じた街づくり「スローライフイン24」運動を実施。その一環として、フェスタを企画した。 当日は午後一時と五時の二回、先着各五百人に、レジ袋削減を目的に作ったオリジナル買い物袋「にーよんエコバッグ」と商店街の買い物券百円分、カラスよけ効果のある「黄色いごみ袋」などをセットで配布。ごみ減量と街の美化、商店街の利用を呼びかける。 また、午後四時から、北海道日本ハムの渡部龍一捕手と植村祐介投手のトークショーとサイン会(先着百人)を行い、フェスタを盛り上げる。会場には地元の小学生や専門学校生が描いた絵画やイラストも展示し、環境保護を訴える。 同商店街はフェスタの開催後、毎月二十四日を「エコデー」とし、レジ袋削減などをアピールする。小泉理事長は「商店街も積極的にごみ減量に取り組み、地域と一緒に環境問題を考えたい」と話している。問い合わせは同組合(電)707・3027へ。(北海道新聞 引用)
2007年12月3日月曜日
「札幌、上川でも民主・連合票を」 新党大地・鈴木代表
【阿寒湖温泉】新党大地の鈴木宗男代表は二日、釧路市の阿寒湖温泉で開いた後援会会合で、次期衆院選で民主党と協力する条件として「(比例代表で)道東の三選挙区に加え、少なくとも道2区(札幌市北、東区)、3区(同市白石、豊平、清田区)、6区(上川管内)の民主・連合票が必要」との考えを示した。 鈴木代表によると、民主党はこれまで7区(釧路、根室管内)、11区(十勝管内)、12区(宗谷、網走管内)で、比例票を大地に回すとしているという。 また、同代表は「自民党は『鈴木プラスアルファ』に配慮すると言っている」と述べ、自民党が比例代表で鈴木代表に加えてもう一人の大地候補の当選を念頭に、協力態勢を整える構えを見せていることを明らかにした。
2007年11月29日木曜日
日ハム選手がファッション&トークショー 札幌
北海道日本ハムの田中賢介選手や金子誠選手ら四人が出演する「ファッション&トークショー」が二十八日、札幌市中央区の丸井今井札幌本店で開かれた。 選手たちは革のコートやタートルネックセーターなど、この冬お勧めの着こなしで登場。普段のユニホームとは違った魅力で、三百八十人のファンをわかせた。 今季パ・リーグのベストナインに選ばれた田中選手のデニムパンツ姿に、西区の主婦(34)は「ベストドレッサー賞もあげたいわ」とうっとり
2007年11月20日火曜日
初の地方戦 満員御礼 苫小牧ファン熱狂
札幌以外の都市では初めてとなるレラカムイ北海道のホーム試合が11日、苫小牧市総合体育館で行われ、会場は地元などのファンでほぼ満員となった。試合は敗れたものの強豪トヨタ自動車と最後まで一進一退の攻防。目を離せぬ白熱した戦いに観客は盛んな声援を送り続けた。試合後には折茂ら選手のサインを求めるファンの列ができるなど、チームの道内への浸透ぶりを感じさせた。 収容人数2000人の同体育館には、ほぼ満員となる1975人が詰めかけた。地元中学生による前座試合の後に行われたトヨタ戦は78-80で惜しくも逆転負けし、今季初の連敗を喫した。だが、最後まで行方が分からないスリリングな試合展開に、会場は大いに盛り上がった。 レラカムイの試合を初めて観戦した胆振管内白老町の小学4年、中摩柚希(ゆずき)さん(10)は「生で試合が見られてすごく良かった。白老にもレラカムイに来てほしい」と話していた。 今季はホーム18試合のうち、札幌以外の開催は3試合。11日の苫小牧のほか、旭川(来年1月19、20日)で2試合を開催する。来季のホーム試合数や試合日程は未定だが、渡島管内七飯町出身の若手選手野口がいることなどから隣接する函館市などから「レラカムイの試合を開きたい」との要望が寄せられている。 プロチームにとって、競技の普及や新たなファン獲得につながる地方開催の意義は大きい。運営会社のファンタジア・エンタテインメント(札幌)の水沢佳寿子社長は「いろんな地域の人に試合を見てもらいたい。来季は苫小牧、旭川に加えてもう1試合程度、札幌以外の開催を増やしたい」と話している。
2007年11月19日月曜日
新千歳空港上空で2機に落雷し一部損傷
国土交通省新千歳空港事務所は18日、17日夜に千歳市の新千歳空港上空を飛行していた全日空機と北海道国際航空(エア・ドゥ)機に落雷があり、機体の一部が損傷したと発表した。いずれも目的地まで運航、けが人はなかった。
新千歳空港事務所によると、落雷は17日午後9時半ごろ発生。着陸直前の中部発新千歳行き全日空717便(乗客乗員計131人)は機体前方に穴のようなへこみ2カ所(最大で直径約3ミリ)と、溶けた跡が5カ所(最大で長さ約6センチ)あった。離陸直後の新千歳発羽田行きエア・ドゥ28便(乗客乗員計62人)は水平尾翼の部品に穴が開いた。穴の大きさは調査中という。2機とも18日の運航は不可能になった。
札幌管区気象台などによると、17日は寒冷前線の影響を受け、雷雲が発生しやすい気象条件だったという。
新千歳空港事務所によると、落雷は17日午後9時半ごろ発生。着陸直前の中部発新千歳行き全日空717便(乗客乗員計131人)は機体前方に穴のようなへこみ2カ所(最大で直径約3ミリ)と、溶けた跡が5カ所(最大で長さ約6センチ)あった。離陸直後の新千歳発羽田行きエア・ドゥ28便(乗客乗員計62人)は水平尾翼の部品に穴が開いた。穴の大きさは調査中という。2機とも18日の運航は不可能になった。
札幌管区気象台などによると、17日は寒冷前線の影響を受け、雷雲が発生しやすい気象条件だったという。
2007年11月10日土曜日
服のこだわり熱く 道新プラザでN1モード入賞作品展
道内の若者から公募した洋服のデザインコンテスト「N1モードグランプリ&コレクション2007」の入賞作品展が八日、北海道新聞社(札幌市中央区大通西三)一階の道新プラザ・ギャラリーで始まった。 コンテストは若手デザイナーの育成を目的に、北海道新聞社などでつくる実行委員会が主催。一般の部には三百六点の応募があり、このうち一次審査を通過した六十一点を、応募者が実際に洋服に縫い、その中からグランプリや準グランプリなどが選ばれた。 展示されているのはグランプリなど、入賞した洋服十八点のほか、一次審査を通過したデザイン六十一点と中学生の部に応募のあったデザイン七十九点。新聞紙で作った細かなプリーツ(ひだ)を強調した東麻里さん(21)=北翔短大専攻科=のグランプリ作品や、布にスパンコール、ビーズを縫いつけた洋服など制作者の仕事の確かさを間近で見ることができる。 会場を訪れた中央区の男性(65)は「若い人の発想や感性は斬新だね」と感心していた。十三日までの午前十時-午後六時(最終日は午後四時まで)。
2007年11月9日金曜日
当別町のヘルスアップ大作戦が効果 保健師や栄養士連携し2年目
【当別】糖尿病や心筋梗塞(こうそく)、脳梗塞(こうそく)などの原因となるメタボリック症候群を防ごうと、町の保健師と栄養士、町の総合体育館が連携した「ヘルスアップ大作戦」が二年目を迎えた。前年度の参加者のうち八割の人の体重が減り、支援期間の終了後も三分の一強が引き続き運動を続けている。保健師や栄養士による励ましが効果を上げているようだ。(川村史子) ヘルスアップ大作戦は当別町に住む十八歳以上六十四歳以下の人のうち、おなか周りが男性で八十五センチ以上、女性で九十センチ以上または肥満度を表す体格指数(BMI)が25以上の人が対象。参加希望者は町福祉課に申し込む。 保健師や栄養士が参加者の健康状態の確認や体力測定、日常の食事内容をチェックする。続いて体力測定の結果をもとに運動指導士がその人に合わせた運動メニューを作成する。あとは生活スタイルに応じて、各自で運動を行う。 ダイエット成功者の例を紹介すると…。 【例1】六十代の清掃業のパートの女性(身長一五八センチ)。体育館トレーニング室での週二回の器具を使った運動と間食の量を半分に減らすことで、六カ月間で体重を六十四キロから六キロ減の五十八キロに落とした。総コレステロール値は二二九から一六○に低下。「掃除中にお腹がじゃまでなくなった」と喜ぶ。 【例2】農作業の手伝いをしている六十代の男性は先月から開始。夕食の量を減らし、散歩の距離を伸ばすだけで体重を一カ月ですでに○・七キロ減らした。 ◇ 昨年度は三十歳から六十四歳まで六十六人の参加者のうち86%の五十七人で体重が減少。減った体重の平均は二・○キロだった。 ダイエット成功率の高さの秘密は、保健師や栄養士によるカウンセリング。支援期間は六カ月間(昨年度は三カ月間)は、期間中は一カ月に一、二度、保健師または栄養士が面談する。同事業を担当する町福祉課の管理栄養士の土井淑子さんは「思うように体重が減らず挫折しかけている人には、『体脂肪率が減ってきていますね』などプラスの要素を探して、励まします」と話す。 健康は医療費の支出を抑える上でも大きな効果がある。同町福祉課では、毎月参加を受け付けている。申し込みは(電)23・2346へ。
2007年11月3日土曜日
生の音楽無料で出前続け10年目 小樽・ハンマークラヴィア北海道 全道の小さな街に 「ピアノあればどこでも」
小さな街や福祉施設に住んで、なかなか生のクラシック音楽に触れる機会が少ない人たちに“出前コンサート”を届けている「ハンマークラヴィア北海道」(金丸智子代表)が、今年で創立十年目を迎えた。「ピアノさえあればどこへでも」と、学校や公民館を会場に無料で行う活動は、全道的な広がりを見せている。 「ハンマークラヴィア」は十九世紀のピアノの呼び名。小樽在住のピアニスト中川和子さんのファンクラブ「ハンマークラヴィア小樽」が母体となり、一九九八年に発足した。目的は「あらゆる地域に生の音楽を無料で届けること」(金丸代表)だ。 経費は有志から募る基金でまかない、中川さんも、共演する演奏家も報酬なし。 これまで年一、二回のペースで、後志管内の町村をはじめ、網走管内常呂町(現北見市)や雄武町などで十二回の出前演奏会を実現した。 どこでも地元の有志住民らが協力してくれた。コンサートを機に、同管内興部町には中川さんのファンクラブ「ハンマークラヴィアおこっぺ」ができたほどで、全道的なネットワークが育ちつつある。 金丸代表は「プロの演奏家ですから、やはり調律などもするのですが、学校などからは本来の音がよみがえったと喜ばれることもあります」。活動十年の節目を迎えたことから「一人でも多くの人に音楽に触れてもらえるよう、工夫していきたい」と話している。 現在、基金に寄付している会員は全道で八十人おり、随時受け付けている。一口千円。 問い合わせは金丸代表(電)0134・29・4635へ。
2007年11月2日金曜日
「こんな所にシカ?」 札幌・豊平の市街地に迷い込む
札幌市豊平区の雑居ビルが立ち並ぶ市街地に三十一日、野生の雄ジカ一頭が現れた。豊平川の上流部から川伝いに迷い込んできたとみられ、住民を驚かせた。 近所の住民によると、シカは三十一日午後三時ごろ、同区豊平四の三の斎場裏の空き地にいた。おびえた様子でおとなしく立っていたという。幹線の国道36号が近く、交通事故の恐れもあるため区の職員が、逃げ出さないようにネットでシカの周りを囲んで保護した。一日以降に捕獲する予定という。 近所の女性会社員(38)は「こんな所にシカが来るなんて。飛び出してきたらどうしよう」と話していた
2007年10月23日火曜日
道、雪印乳業が連携 酪農、食の安全など4分野
道と雪印乳業(東京)は二十二日、酪農振興や食の安全・安心づくりなどの分野で包括連携協定を結ぶことで合意した。同社の高野瀬忠明社長が二十六日に道庁を訪ね、高橋はるみ知事と協定書に調印する。道と民間企業との包括提携は伊藤忠商事、サッポロビールに続き三例目。 協定を結ぶのは雪印乳業と雪印種苗(札幌)、雪印パーラー(同)のグループ三社。北海道発祥の企業である雪印側から連携協定締結の申し出があり、道も、北海道経済の活性化に役立つと判断。《1》酪農振興《2》食の安全・安心づくり《3》子育て支援・健康づくり《4》観光振興-の四分野で協力する。 道が農業試験場で開くチーズや草地づくりなどの研修会に雪印が技術支援を行うほか、雪印出身のスポーツ選手らが講師を務める運動教室などを開く。また、札幌にある雪印の史料館で北海道遺産のパネルを展示し、観光振興につなげる。
2007年10月22日月曜日
安心な米、手軽に買って 北広島の農場が直売店オープン
【北広島】低農薬やアイガモ農法で道産米を栽培している市内共栄584の「タカシマファーム」(高嶋浩一さん経営)がこのほど、国道274号を挟んだ向かい側の土地に、通年営業の直売店をオープンした。同ファームで収穫したコメのほか、周辺の市町でとれた無農薬野菜などを販売。「安全、安心にこだわった品ぞろえをしていきたい」と話している。 タカシマファームは現在、約二十ヘクタールの水田でおぼろづきやななつぼしなどを栽培し、独自ブランド「田園交響楽」として、自宅で販売したり、配達したりしている。直営店は「より多くの人に手軽に利用してもらおう」と構えた。 店名は「風楽里(ふらり)」。「ふらりと立ち寄ってほしい」という願いを込めた。低農薬で栽培したおぼろづきは三キロ千四百五十円から販売し、好みに応じて精米することができる。店舗は広さ約三十平方メートルで、前庭には砕いたれんがを敷き詰め、おしゃれな雰囲気を漂わせている。 店の周辺には田園風景が広がり、樽前山を望むことができる。将来的にはおにぎりをメーンにしたカフェを併設する計画もあり、高嶋さんは「五感で楽しめる農的な空間にしたい」と話している。 十一月末までは毎週金-日曜と祝日の午前十一時から午後四時まで営業。十二月以降は検討中。問い合わせは(電)080・1877・6937へ。(北海道新聞 引用)
2007年10月21日日曜日
石狩鍋復活プロジェクト 協力14店が団体名を募集 29日まで 採用者に食事券
【石狩】全国に知られた郷土料理「石狩鍋」を提供する飲食店を市内に増やし、多くの観光客を呼び込もうという市の「石狩鍋復活プロジェクト」に協力する十四店舗が団体の名称を募集している。採用者には、十四店舗で使える三万円分の食事券をプレゼントする。 団体名の募集は、今月七日に行われた市内の工場で行われた感謝イベントや藤女子大学の大学祭でも呼びかけており、すでに約二百六十件の応募がある。 応募方法は、官製はがきに、団体の名称とその名称の意味、応募者の氏名、住所、年齢、職業、電話番号を記入し、〒061・3203 石狩市花川南三の四「宝寿し」あてに郵送する。今月二十九日必着。団体名は一人一件のみとする。問い合わせは市商工労働観光課(電)011・72・3167へ。 (北海道新聞 引用)
2007年10月17日水曜日
動物ペイント、商店街を応援 岩見沢・仮駅舎の巨大壁画を再現
【岩見沢】あの巨大壁画を再び-。道教大岩見沢校の学生たちが、商店街の盛り上げに一役買おうと、市内中心部の店のシャッターに絵を描いている。六月にJR岩見沢駅の仮駅舎(解体済み)で話題となった巨大壁画の動物を再現しており、店数が増えれば街をにぎやかに彩りそうだ。 活動の第一弾として、九月二十三日から三西二の時計宝石店レガンのシャッターに、キリンが夕焼けの中にいる様子を描いている。巨大壁画に登場した数百頭の動物たちが「街を応援するために戻ってきた」というイメージで、店が休みの日曜日に一年生七人がかりで作業している。 今月下旬にも完成する見込みで、代表の太田優香さん(22)は「通る人から『いい絵だね』と声をかけられてうれしい。早く完成させてみんなに見てもらいたい」と張り切っている。 仮駅舎の絵を見て感銘を受けた同店の奥野賢一社長が「お客さんに絵を見に来てもらうことで、商店街ににぎわいを出したい」と岩見沢青年会議所と相談し、同校に協力を依頼した。同店はモニター的位置づけで、今後ほかの店にも参加を呼びかける考えで、数店が前向きに検討中だ。 学生をまとめる同校の佐々木けいし准教授は「学生がいろんな場面で創作できるチャンスを与えてもらえるのはありがたい」と感謝。今回はペンキなどの材料費だけで請け負ったが、「将来的に学生の創作活動の足しになる程度の人件費をもらえるようになれば」と考えている。 絵を希望する店は同会議所の厚谷隆次・まちの活性化委員長(電)090・9759・0905へ。(北海道新聞 引用)
2007年10月16日火曜日
難病と闘い口に筆くわえ温かタッチ 心打つ水彩画 登別の泉さん個展
【登別】筋力が徐々に衰えていく難病「多発性筋炎」で首から下が動かなくなり、入院先の登別厚生年金病院で口に絵筆をくわえて水彩画を描く泉枝津子さん(58)の個展が十三日、登別市若山町のポスフール登別店ギャラリーで始まった。 泉さんは、一九七六年ごろから筋力が徐々に衰えて歩けなくなり、その後、指先から腕にかけてまひが進んでいった。二○○三年に首から下が動かなくなり、○四年から口に絵筆をくわえての水彩画を始めた。 個展は○五年九月に続き二回目。写真などを参考に描いた風景画や花の絵六十四点のほか、抽象画などを収めたスケッチブックを出展した。 紫色に染まる富士山とふもとの桜のコントラストが美しい「富士と桜」や、仲むつまじい白鳥のつがいを描いた「白鳥」など、温かみのある色使いの絵に、訪れた人々が心を打たれていた。 このほか、詩のパネル二十四点も展示。「弱い心 強い心(中略)理想と現実 揺れる心」などとつづった「いろいろな心」をはじめ、葛藤(かっとう)を抱えながらも前向きに生きようとする思いがにじむ作品が並ぶ。十四日午後五時まで。無料。(北海道新聞 引用)
2007年10月15日月曜日
道外客の札幌観光 「満足」84%にアップ、スイーツも人気に
札幌市は12日、今年2月と3月に市内を訪れた観光客を対象に行った札幌の「満足度」調査の結果をまとめた。満足度は84.7%と、前年度を10ポイント以上も上回り、満足したものでは「食べ物」が最も多かった。市は「ラーメンやすしなど定番の食べ物に加え、スイーツも人気が出てきた」と話している。 調査は五回目で、新千歳空港で二月と三月の計七日間、首都圏や関西圏からの観光客千五百九十一人に行った。 それによると、札幌の満足度は「満足」が21・7%、「まあ満足」が63・0%で、合計で前年度より12・8ポイントアップした。「何に満足したか」(複数回答)では「食べ物」と回答した人が前年度比10・5ポイント増の87・3%、「お土産品」が同14・2ポイント増の83・2%と高かった。 滞在中に食べたものは「ラーメン」が71・4%で、「海鮮」(61・2%)、「すし」(50・7%)が続いた。「洋菓子などのスイーツ」は前年度比2・5ポイント増の34・5%で四位に入り、「ジンギスカン」(33・8%)や「スープカレー」(15・6%)を上回った。 札幌を訪れる前にスイーツを「楽しみにしていた」人は24・2%で、市や札幌商工会議所などがスイーツのPRに力を入れていることが功を奏し、滞在中、実際に食べる人が増えたとみられる。 市観光企画課は「実際に訪れてスイーツの魅力に気づいた人が多い。札幌名物としてさらに売り込んでいきたい」と話している。(北海道新聞 引用)
2007年10月10日水曜日
町民栄誉賞に吉岡さん ニセコ初 アルペンで五輪出場
【ニセコ】町は初の町民栄誉賞に二○○六年トリノ冬季五輪出場のアルペンスキー選手吉岡大輔さん(27)を選び、八日、町民センターで授与式を行った。町民ら約百五十人も駆けつけて祝福した。 町は三月に町民栄誉章条例を制定。スポーツや文化などの分野で功績を残した人や団体に与えられる。世界で活躍する吉岡さんが町民に感動をもたらしたとして第一号に選出された。 吉岡さんは現在、レース競技を退いてターンの美しさなどを競う技術戦で活躍しており「これからもプレーヤーとしてニセコの名を全国に広めたい」と喜びを表した。 その後、手に汗握るトリノでのレース映像を交えながらトークショーを行い、町民は真剣な表情で“英雄”の本音や五輪の裏話に耳を傾けていた。(北海道新聞 引用)
2007年10月9日火曜日
451段にチャレンジ 函館・五稜郭タワー
【函館】函館・五稜郭タワーの普段開放されていない非常階段を使って地上九十メートルの展望台まで上る初のイベント「階段のぼりチャレンジ」が体育の日の八日、行われた。 抽選で選ばれた親子連れら約三十人が参加。タワー社員からタワーの構造や工法の説明を受けながら、四百五十一段の階段を約十五分かけて上った。 エレベーターなら一瞬の高さも、自力となると青息吐息。ゴールした市内の主婦(40)は展望台で「自力で上って見る景色は違いますね」と満足げだった。(北海道新聞 引用)
2007年10月7日日曜日
手話で伝える人形劇 川崎のプロ劇団代表の善岡さん「小樽へ恩返し」
小樽出身の聴覚障害者、善岡修さん(32)が代表を務めるプロ人形劇団「デフ・パペットシアター・ひとみ」(川崎市)の公演が九日、小樽市公会堂(花園五)で開かれる。故郷での初公演に合わせ、善岡さんは母校の小樽ろう学校、道高等ろう学校(銭函)を訪問する予定で、「育った小樽へ恩返しができれば」と帰郷公演を心待ちにしている。 同劇団は一九八○年に結成され、聴覚障害者と健常者の五人で構成。誰にでも人形劇の楽しさを理解してもらおうと、せりふはなく、人形の動きと身ぶりや手話で登場キャラクターの心情を表現する。 善岡さんは高等ろう学校卒業後、埼玉県の専門学校を経て川崎の機械工場に勤務。二○○二年に同劇団の公演を初めてみて感動し、〇四年に入団。○五年には代表に選ばれた。 善岡さんは「小樽で普通小学校に在校していた時、芝居の芸能鑑賞で役者のセリフが全く聞こえなく、孤独を感じた」ことがある。同劇団の公演は「聴覚障害者も健常者も同じ劇場で感動を共有できる空間と感じている」と力を込める。 今回の公演の「だいじょうぶ だいじょうぶ?」は動物と旅人の交流を描くストーリーで、音楽の生演奏もある。 公演翌日の十日、小樽の二つの母校を訪れ、生徒たちと交流する予定も楽しみにしている。開演は午後六時半。全席自由席。前売り券は大人千五百円、四歳から高校生まで千円。当日券は二百円増し。問い合わせは現代人形劇センター(電)090・2663・8443かファクス044・777・3570へ。(北海道新聞 引用)
2007年10月6日土曜日
「幻の橋」まだ沈まず 上士幌・タウシュベツ川
【上士幌】夏から冬にかけ、十勝管内上士幌町の糠平湖に沈むため「幻の橋」と呼ばれるタウシュベツ川橋梁(きょうりょう)が、今年は十月に入っても沈まず、古代遺跡を思わせる美しいアーチを見せている。六月から八月までの三カ月間に二二六ミリと例年の半分程度しか雨が降らず、湖の水位が低いためだ。 同橋梁は北海道遺産に指定されている旧国鉄士幌線アーチ橋群の一つで、長さ百三十メートル。一九五五年の糠平ダム建設に伴う線路付け替えのため、橋梁部分だけが残された。 例年はダムの水量が増える八月下旬ごろから沈み始め、水位の下がる一月ごろ姿を現す。橋の保存に取り組むNPO法人「ひがし大雪アーチ橋友の会」は「沈むのがここまで遅いのはここ七、八年なかった」という。ただ、九月の降水量は二七二ミリと例年より多めで、水位も少しずつ上昇。周囲の紅葉が進むにつれ、アーチ橋は姿を消しつつある。(北海道新聞 引用)
2007年10月5日金曜日
旧深名線のレール使い案内看板 唯一残存の鉄橋
【幌加内】旧JR深名線で唯一現存する町内政和の鉄橋「第三雨竜川橋梁(きょうりょう)」の概要を説明した看板がこのほど、橋の前に設置された。看板の外枠に旧深名線のレールが使われている。 看板は東京在住の町出身者でつくる東京幌加内会(古屋利昭会長)が材料費を寄付し、町内の建設業者などでつくる幌加内技能協会(岩本更太郎会長)が無償で施工した。高さ約百八十センチで、金属製の看板には一九三一年(昭和六年)に道内初のつり足場工法によって建設されたことなどが記されている。外枠に使われた旧深名線のレールは同技能協会が保存していた。 第三雨竜川橋梁保存会の菊地守典会長(79)は「八月には町が安全柵を設置するなど、保存活動が町民に浸透していてうれしい。今後は道路への案内標識の設置や花の植栽などをしていきたい」と引き続き観光資源として整備する考えだ(北海道新聞 引用)
2007年10月3日水曜日
優勝セール二重奏? 日ハムに続き巨人Vも視野 丸井と三越、共同企画 札幌
プロ野球の北海道日本ハムファイターズがパ・リーグ連覇し、札幌市内の百貨店やスーパーは優勝セール真っ盛りだ。一方、セ・リーグは早ければ2日にも巨人の優勝が決まるが、日本ハムセール開催中の丸井今井札幌本店と三越札幌店は1日、巨人優勝の際、タッグを組んでセールを行うことを決めた。買い物客にはうれしいことだが、仮に日本シリーズで両チームが激突した際は「どっちを応援するの?」との声も。 企画名は「I LOVE ODORI(大通)」。両店の共同企画は過去にもあるが、優勝セールは初めて。巨人優勝の翌日から三-六日間(開始日により変動)行う予定だ。 気になるのは、両店とも現在、真っ最中の日本ハムセールとの関係。二日までの三越は、二つのセールが重なることはないが、八日までの丸井は、両チームを祝う広告や店内で流す応援歌が競演することになりそうだ。 「おめでとうの二重奏」はもちろん初めてだが、熱烈な日本ハムファンからすれば、二つのセール開催はやや節操がなくも見える。 だが、一九七七年の巨人優勝からセールを行ってきた丸井今井は「パは日本ハム、セは巨人を応援するのは会社の方針。矛盾はない」(広報)。全国的に巨人を支援している三越は「日本ハムは地元球団。ぜひ両チームとも応援したい」(札幌店広報)そう。 巨人のリーグ優勝は○二年が最後。日本ハムが北海道に移転した○四年以降はなく「巨人ファンが多い」と言われてきた道民にとっても、セールが重なるのは初体験だ。中央区の主婦(56)は「お祝いが続くのは、それだけで楽しみ」と歓迎している。 ただ、両チームが今後、日本一を賭けて激突した場合はどうか。どちらが勝っても「日本一セール」を実施できるとも言えるが、両店とも「今の段階では検討中としか言えません」。(北海道新聞 引用)
2007年10月2日火曜日
日ハム頼むぞ日本一 「ビールかけあと2回」 祝勝イベント、市民続々と
日本ハムのパ・リーグ連覇から一夜明けた30日、ファンたちはあらためて前夜の喜びをかみしめつつ「次は日本シリーズだ」と気勢を上げた。札幌市内のスーパーでは、祝勝イベントなどに大勢の家族連れらが来訪。クライマックスシリーズに向けたチケット争奪戦も熱を帯びてきている。 札幌市東区のファイターズ通り。「ファイターズ通り応援団」の団長で、酒店を営む加賀谷煕(ひろし)さん(62)は、リーグ優勝を決めた夜、駆けつけたファンら約三十人とビールかけや乾杯を繰り返した。 三十日は午前八時から店を開けた。朝から「おめでとう」と来店するファンが後を絶たたなかった。前夜の大勝から一転、この日の日本ハムはロッテに逆転負けを喫したが、加賀谷さんと一緒に応援していた同区の会社役員前田貴美恵さん(69)は、「クライマックスシリーズと日本シリーズ、あと二回おいしいお酒を飲む予定だから、今日はしょうがない」と笑顔で話していた。 東区の複合商業施設「アリオ札幌」では、日本ハムの球団マスコット「B・B」が出演するイベントが大人気。選手の物まねコンテストなどが行われ、多くの親子が楽しんだ。手稲中央小三年の石川凌君(8つ)は「選手は札幌にいないけど、B・Bが来てくれてすごいうれしい」と話した。 今回リーグ優勝した日本ハムの次の舞台は、十三日から札幌ドームで行われる、クライマックスシリーズ第二ステージとなる。チケットの一般発売は六日から始まるが、入手は困難を極めそうだ。九月二十八日に球団の公式ファンクラブ会員を対象に先行発売したチケットはその日のうちに完売。殺到のあまり、インターネットも電話もほとんどつながらない状態のままだったという。先行発売チケットを入手した私設応援団「日本ハムファイターズ応援作戦会議」の長谷川裕詞さん(38)は「会員の家族を総動員して電話をかけ続け、ようやく買えた」。 球団によると「残る一般発売分を買い求めようと、問い合わせの電話はすでにたくさん来ている」といい、チケット争奪戦はさらにヒートアップしそう。問い合わせ先は同球団チケットグループ(電)857・3939。 (北海道新聞 引用)
2007年10月1日月曜日
無修正DVD貸出で87歳ビデオ店主を逮捕
わいせつ画像が含まれたDVDを客に貸し出したとして、静内署は30日、わいせつ図画頒布の疑いで日高町厚賀町、レンタルビデオ店経営佐々木保治容疑者(87)を逮捕した。 同署は、店からDVD約30枚や帳簿類を押収しており、入手経路などを詳しく調べる。 調べによると、佐々木容疑者は今年3月中旬から8月中旬までの間、新ひだか町で経営するレンタルビデオ店で、無修正のわいせつな画像を記録したDVDを、複数客に有償で貸し出した疑い。調べに対し容疑を認めているという。 店の利用客から「裏ビデオが置いてある」との通報があり、同署が調べていた。(日刊スポーツ 北海道版 引用)
2007年9月30日日曜日
マイ重機で災害救助 清田消防団、免許所有者らで「機動隊」 道内初
札幌市清田消防団(田中勝実団長、123人)が、団員が所有するショベルカーなどの重機を活用し、災害で倒壊した家屋や事故車両からけが人を救助する「機動重機隊」を設立した。10月1日から活動を始める。 設立は、自動車解体業を営む田中陽一副団長(61)が今年7月、「重機を所有する団員が多く、救助活動に活用できないか」と清田消防署に相談したのがきっかけ。市消防局によると、道内初の取り組みという。 隊は重機を所有する会社の社長や大型特殊などの運転免許を持つ14人で構成。重機はタイヤショベルやクレーン付きのトラックなど10台を活用する。 隊員は消防署員からの要請を受け、現場に駆けつける。重機には白地に赤で「機動重機隊」と書いたマグネット式ステッカー(縦30センチ、横70センチ)を張る。 隊長に就任した田中副団長は「万一、自然災害や交通事故が発生した場合には、迅速に駆けつけ、救助に当たりたい。メンバーや重機も今後さらに拡充させる」と抱負を話す。 清田消防署の三上順一署長は「日ごろから作業に慣れ、(消防団員なので)何よりも救助第一に駆けつけてくれるので心強い。消防の救助技術をミックスさせれば、大きな力になる」と話している(北海道新聞 引用)
2007年9月29日土曜日
「北海道発」これからも 鈴井貴之さん故郷赤平で講演
【赤平】赤平青年会議所(植村真美理事長)の創立五十周年記念事業として、赤平出身のタレントで芸能事務所クリエイティブオフィスキュー社長の鈴井貴之さんの講演会が二十五日夜、市文化会館で開かれた。 「独自性の開拓」がテーマ。鈴井さんは、放送作家を目指して上京するつもりだったが、東京の大学の入試に落ち、その機会を失ったと告白。しかし、「芸能文化が根付いていない北海道で活動する方が、可能性があるかもしれないと発想を変えた」と、現在の活躍に至る経緯を語った。 放送作家としての代表作「水曜どうでしょう」について、旅行する出演者の車中でのやりとりを中心にした内容が最初は支持されなかった、と明かした。しかし、「面白いと感じたことをやり続けた。リアルなやりとりが受け入れられるようなった」と、信念を貫く大切さを話した。 最後に「自分にとって東京は中心ではなく地方で、北海道こそが中心。これからも北海道発祥の番組を発信し続ける」と目標を語った。さらに「東京に出なければ何もできないと考える前に、今いる場所ですぐに行動を起こして」と呼びかけると、若者を中心とした約五百人の来場者から拍手がわき起こった。(北海道新聞 引用)
2007年9月28日金曜日
大曲幸モール「アークス」も核店に 来夏にも開業 無事故誓い祈願祭
【北広島】大曲地区で建設が計画されている大規模商業施設「(仮称)北広島大曲幸モール」(大曲二六二)の概要が明らかになった。核テナントとして食品スーパー道内最大手のアークス(札幌)の「スーパーアークス」や、同社がフランチャイズ(FC)展開するホームセンター国内二位のカインズ(群馬県高崎市)道内第一号店などが出店。来夏にもオープンし、雇用者数は四百-五百人を見込んでいる。 二十六日には、広島神社(中央四)で十月上旬の工事着工に向けた安全祈願祭が開かれた。関係者約六十人が出席。無事故を誓った。 同モールは鉄骨造り地上二階、地下一階建てで、延べ床面積約四万千平方メートル。三菱商事(東京)が設立した特定目的会社(SPC)「サン・ダイヤモンド」(同)が施工、運営する。商圏は市内のほか札幌や恵庭などを想定。年間約百二十億円の売り上げを目指す。 「スーパーアークス」のほかテナントとして、家電量販店「ケーズデンキ」や家具・インテリアの長谷川産業(帯広)が手がけるインテリア雑貨の「スイートデコレーション」が出店。このほか専門店七-十店が出店を計画している。駐車場は約二千百台分を確保する予定だ。 建設予定地は札幌市に近接し、幹線道路である道道羊ケ丘通に面している。近くには店舗面積約一万六千平方メートルの大型ホームセンター「ジョイフルエー・ケー大曲店」(大曲工業団地七)があり、集客争いが激しくなりそうだ。(北海道新聞 引用)
2007年9月26日水曜日
迫力ある一撃披露 極真空手道場 札幌で演武会
空手の極真会館北海道本部札幌東道場(札幌市東区本町一の四)主催の演武会が二十四日、東区北七東九の大規模商業施設「アリオ札幌」で開かれ、三歳から五十二歳までの道場生や同本部師範らが、大勢の買い物客が見守る前で日ごろの練習の成果を披露した。 道場生四十二人と、師範、準師範などの資格を持つ本部指導者ら十二人が参加。道場生の多くが幼稚園児と小学生で、道場責任者の大島芳博指導員(58)は「失敗するかもしれないが、一生懸命の演武を温かく見守ってください」とあいさつ。子供たちは真剣な目つきで型の披露を行った。 板やかわらを素手などで割る「試割(しわり)」も行われた。中学生の女の子や、黒帯を締めた同本部の師範、準師範らが、厚さ一・五センチの木の板、十五センチもの厚みがある氷を、ひじ打ちや回しげりで一撃。見事に割れると、見入っていた約二百人の買い物客から、大きな拍手がわき起こっていた。(北海道新聞 引用)
2007年9月24日月曜日
風切って走れ 釧路でシクロ 湿原を「特別運行」
【釧路】釧路湿原国立公園指定二十周年を記念した「釧路湿原21世紀ウオーキング」が二十三日、釧路市などで開かれ、特別参加したベトナムの人力三輪車「シクロ」が、湿原を横断する市道「湿原道路」を走った。 ウオーキングは二十一キロ、十六キロ、六・五キロの三コースが用意され、約六十人が参加。釧路と語呂が似ていて環境にも優しいシクロで四年前から市内の観光案内をしている市民団体・釧路観光ガイドの会が、参加者の「足休め」としてボランティアで特別運行した。 コース途中の約一・五キロを運行。歩き疲れた子供から大人まで約二十人が利用した。釧路市の主婦柳沢景子さん(58)は「風を切って走るのが最高に気持ちいい」と満足そうだった。(北海道新聞 引用)
2007年9月23日日曜日
好評「マイはし」 恵庭のレストラン 家庭の雰囲気、環境にも配慮
【恵庭】市内京町の市役所本庁舎そばのレストラン「グリル あづま」が、常連客らに専用の塗りばし「マイはし」をプレゼントして店でキープし、利用してもらうサービスを行っている。割りばしの利用を減らそうと始めた取り組みで「家庭で食べる気分になれる」などと好評だ。 はし箱に入ったはしが入り口にあり、それぞれに常連客の名前が記されている。客は、来店時に自分の名前の書かれたはしを取り、食事する仕組みだ。五月から始めて利用者は徐々に増え、現在は二十五膳(ぜん)のはしが用意されている。 今年四月末、常連客の市職員が、スーツのポケットに塗りばしを入れて来店したのがきっかけ。割りばしを利用しない、自分のごみは持ち帰る、などの運動を市役所内で始めたことを聞き「いいこと。うちも協力したい」と始めた。 はしは客の年齢や雰囲気など「人のイメージに合わせた」(垣原いちこ店長)色や柄で分けて用意している。ランチ時に訪れる常連客からは「自分のはしが用意されていて、自宅で食べる気分」「環境に配慮した取り組みが広がってうれしい」などと好評だ。 かつては一カ月ほどで五百膳使っていた割りばしも、今では半分ほどに減ったという。同店の垣原店長(57)は「はしの購入代金や洗う手間は増えるが、長い目でみると経営も助かる。利用が増えてくれれば」と話している。(北海道新聞 引用)
2007年9月22日土曜日
客船プリンセス ペンライトの見送り企画 参加呼び掛け
市港湾部は、二十三日に寄港する豪華客船「サファイア・プリンセス」の出港時、千本のペン型ライトを持ち、市民らに見送ってもらう初の試みを企画している。 同船には、外国人客と乗組員合わせて約三千七百人が乗船。このうち、札幌などを訪れる人をのぞく、二千人近くが当日、室蘭に滞在すると見られている。 市港湾部は「室蘭を訪れた外国人客の思い出に残るよう、ぜひ多くの人に参加してほしい」と企画し、市民に参加を呼びかけている。 同船は、午後六時に崎守埠頭(ふとう)を出港してロシアのウラジオストクに向かうが、出港時に、ピンクや黄色など、長さ十八センチのライトを持って、同船に向かって振り続けてもらう。埠頭には、約六百台分の駐車場を用意する。 参加無料。問い合わせは市港湾部(電)0143・22・3191へ。(北海道新聞 引用)
2007年9月21日金曜日
政調費、市民の包囲網 返還請求、勝訴相次ぐ 山形で全国オンブズマン大会
「使い道が不明確」「第二の議員報酬だ」と全国で批判が相次ぎ、札幌市議会でも見直しが求められている政務調査費を主題に、本年度の「全国市民オンブズマン大会」が十五、十六の両日、山形市で開かれた。会議では政調費の返還請求訴訟で市民側の勝訴が増えていることや、議会監視のための新たな取り組みなどが紹介され、市民団体の代表や弁護士ら約三百人が意見交換した。 会議を主催した全国市民オンブズマン連絡会議(事務局・名古屋)によると、政調費に関する主な訴訟で、この一年間に市民側が勝訴したケースは六件。札幌市議会の自民党会派「自民党議員会」の政調費をめぐり、札幌高裁が「調査研究に使用した立証がなく、支出自体が違法だ」とした判決を認めた最高裁決定(昨年九月)をはじめ、名古屋や仙台、青森などの各地高裁で、政調費の違法な「目的外使用」が次々に裁かれた。 仙台地裁は四月、仙台市議会各会派に支給された政調費のうち、約七百七十万円を違法と判断。ゴールデンウイークに妻と観光旅行した費用を政調費で賄っていた悪質なケースもあったが、仙台市民オンブズマンの十河(そごう)弘代表は「議員側は裁判所の文書提出命令にも応じず、真摯(しんし)な姿勢がまったく感じられなかった」と批判した。 会議では、名古屋市議会の一部会派が政調費をプールし、選挙の際に各議員に分配していた事実も明らかにされた。 同連絡会議事務局長の新海聡弁護士は「『不透明な支出は認めない』というのが、最近の司法判断の流れだ」と評価し、議員は一層襟を正さなければならないと指摘した。(北海道新聞 引用)
2007年9月19日水曜日
カバ38歳、マサイキリン29歳… 円山動物園でも「敬老の日」
「敬老の日」の十七日、札幌市円山動物園は同園で“長老”のカバのドン(オス)、マサイキリンのたかよ(メス)、チンパンジーのガチャ(メス)に大好物の餌を与えて長寿を祝い、ますますの長生きを願った。 ドンは三十八歳、人間でいうと約八十歳。カボチャやスイカ、メロンといったドンの大好きな果物などが並べられるとすぐに近づいた。大きな口を開けてスイカを食べ始め、見ていた子どもたちからは「でかーい」と歓声が上がった。 たかよは国内最高齢の二十九歳、人間なら百歳以上。長い首を傾けてカツラやハルニレの葉をむしゃむしゃと食べた。推定四十一歳、人間の約八十歳に相当するガチャは缶ビールをぐいぐいと飲み干してご満悦の様子だった。 動物たちにカメラを向けていた札幌市北区の松本安助さん(76)は「(私より)年上の動物ばかりだけど、元気だね。私もまだまだ頑張らなくっちゃ」と話し、夢中でシャッターを押しながら園内を元気に歩いていた。(北海道新聞 引用)
2007年9月18日火曜日
万引 少年は巧妙、高齢者は大胆 道内
道内の小売店や道警が高齢者と少年を中心に万引対策に力を入れているが、「万引Gメン」と呼ばれる民間の専門の私服警備員によると、高齢者の万引は手口が大胆になっている。一方で、少年の手口は巧妙化しているという。万引Gメンがかたる最近の実態は-。 今夏、札幌市内のスーパーで高齢、中年、若い女性の計三人がカート二台に食品などを満載し買い物をしていた。三人はレジを迂回(うかい)し、金を支払わずにサービスカウンターの前を通過。約三万円分の商品を段ボールに詰め込むと、外に出た。警備員が追いかけて声をかけると、「えっ」と驚いてみせた後、すぐに犯行を認めた。「あれだけの量をよくも堂々と…」。警備員も店舗責任者もあきれ返るしかなかった。 複数の警備員によると、道内は首都圏に比べ店内の人通りが少なく見つかりやすいため、手の込んだ万引が多かったが、最近は高齢者を中心に大胆な手口が増えた。カットフルーツを店内で食べ歩いて棚に戻したり、一日に何度も来店し、「食べたいから」という理由で漬物や煮豆を次々に盗むなど、「スーパーを冷蔵庫代わりにしている」(ある警備員)例もある。捕まった際も「払い忘れた」「かばんにすべって入った」などと言い訳したり、認知症を装うこともある。 この警備員は手口が大胆になっている理由に関して「高齢者なら許してもらえると思っている感じがする」と憤る。昨年、道内で万引で摘発された六十五歳以上の人は八百八十人で、過去十年間で二倍に増えている。 一方、昨年、万引で摘発された十九歳以下の少年は八百三十九人で、十年間で三分の一以下に減った。しかし、手口は巧妙になってきた。一度、商品を買ってレジ袋をもらい、その後、売り場に戻ってレジ袋に商品を入れたり、防犯タグがセンサーに反応しないよう、アルミホイルを張ったバッグを手作りした例もあった。小売店でアルバイトをする高校生が、友達に「ここは万引しやすい」と教え、自分の分も万引させようとしたケースもある。 警備員の一人は「悪いことと分かっていても、警備員に挑戦するゲーム感覚もある」と嘆き、手口が巧妙化した一因とみている。 高齢者や少年の万引抑止策を研究する道警犯罪脆弱(ぜいじゃく)者対策研究委は「少年、高齢者ともに規範教育が重要。特に高齢者は孤独感も犯行の背景にあるため、町内会活動に参加させるなど人間関係の希薄さを補う取り組みが必要だ」と指摘する。(北海道新聞 引用)
2007年9月17日月曜日
首位・日本ハム「クライマックス」へマジック5 札幌の百貨店、臨戦態勢
首位をがっちりキープしている北海道日本ハムファイターズ。日本シリーズ出場権を争う「クライマックスシリーズ」への進出決定が近づき、札幌中心部の百貨店は祝賀セールの臨戦態勢に入った。日本一まで上り詰めた昨年は、各店ともセールに次ぐセールで売り上げ増。各担当者はこの秋も、地元球団の勝利を強く願っている。 十三日の試合終了時点で、日本ハムのクライマックスシリーズ進出マジックナンバーは5。進出決定は時間の問題だ。 クライマックスシリーズに合わせたセール開催をいち早く決めたのは、さっぽろ東急百貨店(中央区)。決定翌日から五日間。昨年人気を博した、買い物客にハムを配る「振る舞いハム」はリーグ優勝時に実施する。 日本ハムの公式ショップがある丸井今井札幌本店(同)も同じく進出決定翌日から五日間開催。三越札幌店(同)は「前向きに検討している」。 昨年は十一月の駅前通での優勝パレードまで、各店がセールや趣向を凝らした応援イベントを展開。ある百貨店は「売る物がなくなるほど」(担当者)盛り上がったという。セール開始日が勝敗に左右されるため、通常の催事より準備は大変だが、売り上げの伸び悩む百貨店には、日本ハムの躍進は願ってもないことだ。 気になるのは、パ・リーグに負けじと、激しく首位を争っているセ・リーグ。道外に本社を置く百貨店の中には、会社としてセのチームを応援しているところもある。三越は巨人、関西の大丸は阪神で、さらに松坂屋(名古屋)と経営統合して中日も関係ある。ちなみに東急はヤクルトだ。 会社が応援しているセのチームが優勝したら、札幌の各店はどうするか。担当者はいずれも「地域の百貨店として地元球団を応援する気持ちは変わらない」と口をそろえる。セの優勝セールなどは別途検討するという。 このほか、アリオ札幌(東区)も進出決定翌日からセールを開催。レギュラーシーズンの順位決定時に計画しているスーパーもあり、今年も各店のセール合戦が見物だ。(北海道新聞 引用)
2007年9月15日土曜日
石狩鍋でマチPR 市が復活プロジェクト 定番化、各店に要請
【石狩】市は全国に知られた郷土の味「石狩鍋」をてこに観光客を呼び込む「石狩鍋復活プロジェクト」を進めている。ポスターやオリジナルソングを作ったり、市内の飲食店に石狩鍋をメニューに入れるよう要請したりして、石狩鍋をPRする考えだ。 石狩鍋は、石狩や厚田の漁師が沖合の船上で網揚げを待つ間、腹ごしらえのため、鍋にサケと野菜のぶつ切りを入れ、みそ仕立てで食べたのが始まりといわれる。 そのため、具材も鍋物の定番の白菜や春菊ではなく、地元でとれるキャベツやタマネギ、長ネギ、こんにゃく、豆腐などを入れた。 その後、一九五○年代に石狩川河口で秋サケの地引き網漁を見物する観光客に、地元の業者が生サケを使ったみそ味の鍋を「石狩鍋」として提供し、全国にその名が広まったという。 ただ、市内で石狩鍋を提供する飲食店は少なく、食卓に出す家庭も減っていた。 プロジェクトは昨年九月に東京のコンサルタント会社が行ったインターネット調査で、石狩鍋が「食べてみたい郷土料理」部門で全国五位にランキングしたのがきっかけとなった。 八人に一人が食べてみたいと回答した点に、石狩市が着目。石狩の観光の目玉として、本年度策定した観光振興計画に石狩鍋復活プロジェクトを盛り込んだ。 秋サケ漁の時期に合わせて、今月下旬、石狩鍋をPRするポスターやオリジナルソングを制作。石狩鍋を食べるために石狩を訪れる人を増やそうと、市内の飲食店に働きかけ、石狩鍋を出す店を増やす計画も進めている。十八日には飲食店を対象にした三回目の説明会を開く。 市民や小学生向けに石狩鍋の作り方の講習会も計画している。 市商工労働観光課は「石狩鍋を食べに来てもらい、石狩の良さを知ってほしい」と話している。(北海道新聞 引用)
2007年9月14日金曜日
文化に味わい 茶の歴史を学ぶ キリン千歳工場が企画展
【千歳】茶の歴史や文化を紹介する企画展「茶の話」がキリンビール千歳工場内キリンビアパーク千歳(上長都)で開かれている。 同展は、同社のグループ会社が販売する飲料「午後の紅茶」が発売二十周年を迎えた記念に、各地の工場を巡回している。中国で発祥した茶がどのように世界に伝わったのか、各国語での「茶」の呼び方などをパネルで紹介し、英国のアフタヌーンティーや中国の茶館を再現するコーナーも設置。ダージリンや玉露など紅茶や緑茶の茶葉も展示し、会場には香ばしい茶の香りが漂っている。 十一月四日まで。入場無料で、開館時間は午前九時半-午後三時半。月曜休館。(北海道新聞 引用)
2007年9月13日木曜日
市立札幌病院 来春に看護師140人採用 例年の3倍、診療報酬の改定背景に
市立札幌病院(札幌市中央区)は来春の看護師採用試験で、例年の三倍以上となる約百四十人を採用する。これまで年一回だった試験を二回に拡充し、三十歳以上を対象にした「経験者の部」も新設した。昨年四月の診療報酬改定で看護師の配置が手厚い病院には、入院基本料が上乗せされるようになったことが背景にある。 三十歳未満の新卒者を対象にした「一般の部」は、これまで四十人ほどだった採用枠を百四十人に拡大。人材確保のため五月にも採用試験を行い、すでに八十九人が合格している。十月中旬の採用試験では四十五人ほどの採用を見込んでいる。 「経験者の部」は三十-三十五歳で、職務経験が五年以上の看護師が対象で、若干名を採用する。教育期間がいる新人だけでなく、出産や子育てのため離職した看護師を採用することで「即戦力」とする狙いだ。 背景には、昨年四月の診療報酬改定がある。以前は患者十人に対して看護師一人を配置する「十対一」の病院が最高水準だったが、さらに手厚く看護師を配置した病院をサポートしようと、「七対一」の新基準をつくり、入院基本料を上昇させた。 同病院の人員増も、この診療報酬改定に対応するためで、同病院は「看護師は慢性的に不足。夜勤の看護師を増やすなど、患者のケアを充実させられる」(看護課)と歓迎する。 全国の大病院では、昨年度から看護師の争奪戦が始まっている。市内では今春、北大病院(約百四十人)札幌厚生病院(約三十人)などの定員増を終えている。 ある看護専門学校では昨年、有名大学の付属病院などの募集要項が山のように届いた。今年は道内地方都市の病院などの募集が中心というが、突然の採用ラッシュに「ありがたいが、学生が実習に集中できない」と困惑するほどだ。 一歩出遅れた格好の市立札幌病院だが、「一般、経験者ともに反応はいい。優秀な人材が確保できるはず」(総務課)と話している。(北海道新聞 引用
2007年9月12日水曜日
手稲区、年度内にデータベース化 電脳空間上に「郷土資料館」
手稲区は区内の小学校などに分散して保管・展示されている郷土史資料類の所在と内容をデータベース化した「手稲区郷土資料データベース」の作成に取り組む。本年度内の完成を目指す。郷土史学習の際、インターネットに接続して簡単に郷土史資料を検索できるようにする。手稲には郷土資料館がないため、電脳空間で「仮想の資料館」をつくる試みだ。 手稲区域は小樽と開拓史本府の置かれた札幌への物資中継地として幕末、明治初期から和人が入り、明治中期には手稲山口や星置への入植が始まるなど歴史は古い。再来年には分区二十年を迎えるものの、郷土資料館がない。一九六九年開館の「手稲記念館」があるが、旧手稲町でも西区内に分かれた西町地区にあり、現手稲区にはない。 資料館がないため、旧家などから寄せられた歴史的資料は地域の小学校八校の空き教室などに分散保管しているのが現状。例えば市立手稲西小は「鉱山のへや」として「手稲鉱山」の関係資料を保管展示している。区は分散した資料類は全体で約九百点と推定する。 手稲区はJR駅近くでのマンションや住宅開発が盛ん。郷土史に関心を持つ新住民も増え、郷土史学習の拠点がないことに不満の声が強い。 そこで同区は、どこになにがあるか分からない郷土史資料類を調査、ネット上でデータベース化することにした。来年度にはネット上で利用できるようにする。同区独自の事業。 同区は「子どもたちや新しい住民にデータベースから郷土史への興味を深めてもらい、地域への愛着が生まれればうれしい」とその狙いを話している。(北海道新聞 引用)
2007年9月11日火曜日
間近にジェット 迫力にびっくり 千歳で小学生向け航空教室
【千歳】日本航空千歳空港支店は九日、千歳と苫小牧の小学生を対象に、飛行機や新千歳空港内を見学する「JAL航空教室」を開いた。 空に興味を持ってもらおうと、同支店が毎年企画しており、今回は四年生以上の三十六人が参加した。子供たちは、飛行機が飛ぶ仕組みなどを解説するビデオを見た後、滑走路近くに移動して実際の離着陸を見学。飛行機がごう音を響かせながら、目の前を通過するたび「大きい」「すごい」と歓声を上げた。この後、駐機中のボーイング737の機内に入り、フライト気分を満喫。エンジンやタイヤにも触れ、飛行機について理解を深めた。将来は整備士になりたいという石山裕太郎君(10)=千歳・祝梅小四年=は「エンジンが格好良かった。早く整備士になりたい」と興奮していた。 (北海道新聞 引用)
2007年9月10日月曜日
日本ハム田中幸が引退報道後初ヒット
<日本ハム4-8西武>◇9日◇札幌ドーム 日本ハムのベテラン田中幸雄内野手(39)がこの日一番の大きな声援を受けた。8回に代打で登場し、詰まりながらも中前に運び、8月25日以来、通算2009本目の安打を放った。7日に球団から来季以降の契約を結ばない意向を伝えられてから、初めての本拠地の打席で場内を沸かせた。「どん詰まりで、あれが場外ホームランだったら良かったけどね。これからも頑張りますよ」と振り返っていた。(日刊スポーツ 北海道版 引用)
2007年9月9日日曜日
サミット記念し地域おこし 2千円札お得なお特区 白石・南郷商店街振興組合
札幌市白石区の南郷商店街振興組合(越智隆夫理事長)は、来年七月の北海道洞爺湖サミット開催を祝って「二千円札お特区」企画を始めた。二千円札を使えば、お得なサービスが受けられる趣向だ。沖縄サミット記念に発行されたものの、ほとんど使われていない二千円札を復権させ、地域経済の活性化を目指す。 同組合理事で中村薬局を経営する中村峰夫さん(47)がアイデアを出した。「お釣りとして渡すのも気が引ける」(中村さん)ほど影の薄くなった二千円札を生かし、サミットの話題づくりと商店街活性化の一石二鳥を狙った試みだ。 通常三千-四千円相当の商品を二千円で提供したり、消費税相当の5%を値引きするなど、店側は二千円札の使用を条件に独自のサービスを提供する。同組合加盟店は、地下鉄東西線南郷七丁目駅周辺の五十三店で、近隣の賛同店を含め、飲食店や薬局、洋服リフォーム店など十店が一日から先行してサービスを始めた。他の加盟店や、大手ホテル、ビール会社も参加を検討しているという。 二○○○年に登場した二千円札の流通量は○四年八月の五億千三百万枚をピークに減少。今年八月末現在、一億五千五百万枚で、大半が金融機関の金庫に眠ったまま。これを使えば、地域通貨のように新たな製作コストをかけず、失敗しても誰も困らないサービスを提供できるという訳だ。 中村さんは「どの地域のどんな店でも参加できるのがポイント。観光客にもPRできる。YOSAKOIソーラン祭りのように全国に広がれば」と期待する。参加店などはホームページ(http://pub.ne.jp/kanpow/)で確認できる。問い合わせは中村薬局(電)861・2808へ(北海道新聞 引用)
2007年9月8日土曜日
空き地借り子供と一緒に森づくり 室蘭のNPO法人が9日植樹祭 参加者を募集
キャンプなどを通じ子供の健全育成に取り組む室蘭のNPO法人「夢工房とむそーやくらぶ」(神島博之代表)が、市立港北幼稚園に隣接する百八十二アールの空き地で森づくりに取り組んでいる。九日にはミズナラなどの苗木一万本を植樹する予定で、同くらぶは「園児や地域の子供たちが住民と一緒に木を育て、地域の交流の場になるような『森』にしたい」と意気込んでいる。 港北幼稚園は来年度から、私立の桜ケ丘幼稚園(増市町)に建物ごと移行する計画で、植樹の土地を桜ケ丘幼稚園が新たに取得。自然の中で子供たちを学ばせたいという同幼稚園の意向もあり、同くらぶがその土地を借りて森づくりに取り組むことになった。 植樹するのはミズナラ四千五百本、エゾヤマザクラ二千五百本、ナナカマド二千本、ヤマクワ、ハマナス各五百本。家具・インテリアチェーン大手ニトリ(札幌)の北海道応援基金の助成を受け、苗木を調達した。 同くらぶのメンバーが今年五月から敷地の整地を始め、雑草などを取り除いて準備してきた。神島代表は「子供たちが自然環境の大切さを学べる場にもなれば」と話す。 九日は「植樹祭」と銘打ち、午前八時から作業を始める。同くらぶは植樹を手伝ってくれる人を募集中。参加者は軍手、剣先スコップ、水を入れたペットボトル(二リットル)二-四本を持参する。昼食は同くらぶが用意する。問い合わせは同くらぶ事務局(電)090・8273・7417へ。(北海道新聞 引用)
2007年9月7日金曜日
東京で入学試験 来年度から海星学院高 室蘭
海星学院高(高田三夫校長、生徒百五十八人)は二○○八年度から入学試験を室蘭市高砂町の同校のほか、東京でも実施する。首都圏での同校の知名度は低いが、室蘭出身者の子供や孫を中心に、進路選択の一つにしてもらおうという狙いだ。 海星学院高は室蘭大谷高とともに、室蘭出身者の子供や孫、親類など、室蘭と縁のある人たちを、積極的に受け入れるプログラム「高校留学inむろらん」に取り組んでいる。 海星学院は○五年以降、関東在住の室蘭出身者でつくる東京室蘭会の会合に入試担当者が出席し、来場者に学校の様子などを説明してきた。 東京会場の試験は、同校での推薦入学試験と同じ日程で行われ、出願期間は来年一月十五日から十九日。試験日は同二十九日で、渋谷区の医歯専門予備校で実施する。 高田校長は「知名度ゼロからの出発だが、首都圏の生徒の選択肢の一つになればいい。まず学校を知ってもらうことが大切」と話し、「少人数で生徒の適性にあった進路指導などをアピールしていきたい」と意気込みを見せている。(北海道新聞 引用)
2007年9月5日水曜日
北見断水 市側一転ミス認める 市議会に再検証報告書
【北見】六月下旬に北見市で起きた大規模断水をめぐり、市長の諮問機関が市の対応ミスを指摘する報告書を出した後で、水道事業の当事者である市企業局が人的ミスを否定する報告書を市議会に提出した問題で、企業局は四日、一転してミスを事実上認める再検証報告書を市議会に提出した。 変更点は、川水の濁りを察知するため取水口に設けた濁度計の精度と、濁水への対応など。 諮問機関は、濁度計が実際の濁度の三分の一程度を示し、それを現場職員が認識していたことを指摘。これについて、企業局の報告書は「大きな違いがあると認識していなかった」としていたが、再検証では「誤差に関する認識は個々に差がある」などと変更した。 濁り水への対応では、諮問機関が「取水を停止し処理不能な高濁度水が通過するまで待つべきだった」と指摘。企業局は「濁度の高い水でも処理しなければならないと考えていた」としていたが、再検証では「(諮問機関の)指摘どおり、どんな高濁度水でも処理ができるとの考えは持つべきではなく…」と諮問機関に沿った表現にした。 また、厚生労働省が七月中旬に行った現地調査を踏まえた報告書も市議会に提出された。断水の背景について《1》事故対応マニュアルで、高濁度水の流入対策として取水停止を位置付けていない《2》取水口の濁度計の測定値が不正確-などを列挙し、危機管理体制の不備を指摘している。(北海道新聞 引用)
2007年9月4日火曜日
札幌・監禁男 不明女性も連れ込む 住民目撃 手縛り口にテープ
札幌市東区のアパートで専門学校の女子生徒(20)が監禁され、同市中央区の別の女性(23)が行方不明になっている事件で、自殺した無職横山宏治容疑者(46)が八月二十二日夕、不明女性とみられる女性を後ろ手に縛り、口をテープでふさぎアパートに連れ込むのを付近住民が目撃していたことが三日、分かった。札幌東署と道警捜査一課は、女性が一時アパートに監禁され、連れ出されたと断定。二十三日に同容疑者の車が確認された北広島市方面を中心に女性の行方を捜している。 関係者や同署などによると、女性の目撃情報は、横山容疑者が借りていたアパート付近の住民から道警に寄せられた。同容疑者は二十二日午後六時ごろ、アパート駐車場に止めた乗用車から女性を連れ出し、一緒にアパートに入ったという。 横山容疑者のアパートからは、この女性のものとみられる自宅マンションの鍵も発見された。また、同容疑者は二十四日ごろ、血の付いたシャツを札幌市内のクリーニング店に出していたことも判明。血液は少量だが染み抜きを頼んでおり、同署などは女性の監禁との関連を調べている。 横山容疑者の車は二十三日午前、道央道の北広島市付近を往復していたことが確認されている。車は札幌方面から北広島を通過し、その二時間後に再び札幌方面に戻った。同容疑者は八月上旬に恵庭市内のアルバイト先を辞めており、短時間で北広島付近を往復する理由はないとみられる。 こうした状況から同署などは、横山容疑者が二十二日に札幌市中心部で女性を車に乗せて連れ去り、自分の部屋に監禁。翌二十三日に再び車で女性を連れ出した可能性が高いとみて、北広島、恵庭方面を中心に行き先を調べている。 横山容疑者はモデルのスカウトなどと偽り、若い女性に声をかけて監禁するなどの事件を過去に五回起こした。専門学校生の監禁事件も同じ手口で、不明女性にも同様に声をかけたとみられる。 不明女性は八月二十二日昼ごろ、札幌市中央区大通周辺のファッションビルなどで目撃されて以降、行方が分かっていない。 女性は母親と中央区のマンションで暮らしていたが、自宅に携帯電話と愛犬を置いて家を出た。数日後に同市内の病院に診療の予約をしていたが、姿を見せなかったという。(北海道新聞 引用)
2007年9月3日月曜日
生物いっぱい、ウトナイ湖畔を探検 苫小牧市内の小学生
苫小牧市植苗のウトナイ湖野生鳥獣保護センターで2日、「ウトナイこども探検クラブ」が開かれ、参加した市内の小学生4人がウトナイ湖周辺に訪れた小さな秋を体感した。 この催しは同センターが「子供たちに五感で季節の移り変わりを楽しんでもらいたい」と年に四回実施している。今回はウトナイ湖サンクチュアリのレンジャー、中村聡さんら四人のスタッフが案内役を務めた。 子供たちは出発前に、同湖周辺に生息する鳥や昆虫、植物などのシールをはり付けた「ふぃーるど・ビンゴ」を準備。ビンゴゲームの要領で、生物などを見つけるたびに丸をつけたり、レンジャーのクイズに答えたりしながら、約二キロの道のりを探検した。 子供たちは「木イチゴを見つけたよ」「あそこにハクチョウがいた」などと歓声を上げながら散策し、昼食で秋に実るヒシの実を食べる体験も。美園小四年の中屋敷茉弥乃(まやの)さん(10)は「前に来たときは鳥の鳴き声は聞いたけど姿は見えなかった。今日は見られそう」と目を輝かせていた(北海道新聞 引用)
2007年9月2日日曜日
金属バット折れ、帯北高野球部員が顔骨折 メーカー、全国の1500本を回収へ
経済産業省は三十一日、帯広北高(帯広)硬式野球部で八月一日、トスバッティングの練習中に、金属製マスコットバットが折れ、一年生部員一人が左目の下の骨を折る事故があったと発表した。同省は、バットに問題があった疑いが強いとみている。バットを製造・販売した大都化成工業(山口県)は同型製品の販売をすでに中止。近く販売済みの製品を回収する方針で、それまで素振り以外に使用しないよう呼びかけている。 同校によると、学校のグラウンドで行っていたトスバッティングの練習中、バットの先端部分が折れて、かがんで下からボールを投げていた一年生部員の顔に破片が当たった。この部員は骨折と裂傷で約二週間入院し、現在も通院を続けているという。同省によると、金属疲労による折損の可能性が強い。 折れたバットの型は「XWMB-15」。同社が二○○四年から製造し、素振りやトスバッティングに使用できる製品として、全国に約千五百本を販売した。同社は「道内を含め納入先を特定次第、回収する。それまでは素振り専用として使用してほしい」としている。(北海道新聞 引用)
2007年9月1日土曜日
パパも駆けっこ特訓 陸上教室に20人参加 室蘭
父の努力、報われる日はきっと来る-。室蘭市体協は二十九日夕、初めての企画「パパさん陸上教室」を室蘭市入江運動公園陸上競技場で開いた。約二十人が徒競走に役立つ練習法を学んだ。 幼稚園などの秋の運動会シーズンを前に、保護者競技の“晴れ舞台”で、カッコよく走ってもらえるようにと企画。父母だけでなく、「孫の前で速く走りたい」と意気込む人たちも参加した。 内容は、陸上競技を始めた小中学生が取り組む基本的なもの。体協職員の指導で、「ラダー」と呼ばれるはしご状のなわをコースに並べ、細かいステップを踏む動作を繰り返し、敏しょう性向上をめざしたほか、スタートの練習も行った。 日ごろの運動不足のせいか、体が付いて行かず、途中でステップの足の順番が分からなくなる参加者もいて、「思ったより難しい」などと話していた(北海道新聞 引用)
2007年8月31日金曜日
札幌にハイブリッドバス投入 中央、JRバス、来春までに計10台
北海道中央バス(小樽)は三十日、エンジンとモーターを併用して走るハイブリッドバス五台を来年二月、札幌市内線に導入する計画を明らかにした。ハイブリッドバスは旭川や函館の市内線などで導入されているが、札幌では初めて。ジェイ・アール北海道バス(札幌)も来年三月末までに五台を導入する。 道内バス各社は二酸化炭素排出量を削減する国の政策を受けて、環境に優しい低公害バスの導入を進めている。両社のハイブリッドバス導入は、環境問題を主要議題とする来年七月の北海道洞爺湖サミットで、マスコミや非政府組織(NGO)などの貸し切り需要を取り込む狙いもある。 中央バスのハイブリッドバスは日野自動車製で、通常はディーゼルエンジンで走行しながら減速時にバッテリーに充電。発進時や加速時にモーターを併用し、燃費を向上させる。路線バス一台当たり年間約五十トンとされる二酸化炭素の排出量を8-15%削減できる。ハイブリッドバス一台の価格は約二千七百万円だが、国の助成が一部得られる見通し。両社は来年度以降もハイブリッドバスの導入を続ける。 洞爺湖サミットでは、関係者の移動用に低公害型バスの貸し切り需要が見込まれており、道内バス各社は環境対策への積極的な取り組みを訴えて、サミット「特需」を取り込む考えだ。 (北海道新聞 引用)
2007年8月30日木曜日
泊原発の不審火「早い解決望む」 原産協会の今井会長
電力事業者や自治体などからなる「日本原子力産業協会」(東京)の今井敬会長(元経団連会長)は二十九日、道庁に近藤光雄副知事を訪ね、建設中の泊原発(後志管内泊村)3号機の建設現場で相次ぐ不審火について「早い解決を望んでいる」と述べた。 今井氏は、昨年十月に同協会が制定した「原子力産業安全憲章」を説明するため、原発がある全国十三道県を順次訪れている。二十八日に泊原発を視察した後、道庁を訪問した。 副知事との懇談後、記者会見した今井氏は、七月以降に六件続いた不審火について「厳重チェックが行われ、今後は発生しないと思う。この態勢を続け、工事の遅れを取り戻してほしい」と期待感を表明した。 北電や建設企業の判断で、関係機関や自治体への不審火の通報が遅れるなど危機管理の甘さが指摘されていることに関しては、今井氏は「それほどの大事件なのだろうか。(小規模のぼやなど)あらゆることを通報しなくてはいけないのだろうか」と述べ、北電などの立場を擁護した。 (北海道新聞 引用)
2007年8月29日水曜日
函館高3暴行死 ゲーム感覚で暴走か 「タイマン」称し殴るける
【函館】函館市内の市営昭和公園で同市富岡町二、函館大学付属有斗高三年佐藤智也君(18)が、同市内の少年七人=傷害致死容疑で逮捕済み=に金属バットなどで殴られ死亡した事件で、容疑者の一人が「家にいたら、友達から電話で『皆でタイマン(一対一のけんか)を見に行こう』と誘われた」と話していることが二十八日までの函館西署の調べで分かった。同署は、ゲーム感覚で始めた暴行がエスカレートしたとの見方を強めるとともに、佐藤君が過去にも暴行を受けていた可能性もあるとみて調べている。 調べによると、少年らは二十六日午後七時半ごろ、「遊ぼう」と佐藤君を同市富岡町一の富岡中央公園に連れ出し、「タイマンやるぞ」と言って、佐藤君に殴るけるの暴行を加えた。その後、約二キロ離れた昭和公園に移動し、金属バットなどで暴行を続けた。移動には自転車を使い、容疑者の一人は佐藤君を逃がさないため、佐藤君の自転車の荷台に乗ったという。 両公園の暴行現場には七人を含め十数人の少年少女が居合わせ、暴行を傍観。この中には中学生も含まれていた。少年少女の人数について、付近の住民は「(七人を含め)全部で十五人程度いた」と話している。 一方、暴行が始まる約一時間前、富岡中央公園で、佐藤君が容疑者の数人から、ペットボトルのお茶を頭からかけられたり、水の入った風船をぶつけられたりしていたことが付近の住民の話で分かった。また、佐藤君が「通帳が入ったかばんがなくなった」と容疑者の数人に話し、一緒に捜す姿も目撃されている。同公園では以前から、佐藤君と少年らが親しげに話す姿を住民が見かけている。 付近の住民によると、佐藤君は子供好きで、同公園でよく近所の小学生と遊んでいた。自宅近くの児童館を頻繁に訪れて行事の準備を手伝い、子供たちにも人気があったという。職員の女性は「『保育士になってもいいかな』と、将来について話すこともあった」と話した。 逮捕された七人のうち三人が通う函館市内の高校の教頭は「三人は入学後、非行がなかっただけに、『まさか』という思い」と話し、「もし被害者を放置せずに119番すれば、最悪の結果は免れたかもしれない」と無念さをにじませた。三人のうち二人は事件当時、登校しなくなっていたという。 佐藤君の遺体は二十八日、札幌医大で司法解剖された。函館西署は二十九日、七人を送検する。 (北海道新聞 引用)
2007年8月27日月曜日
屈斜路湖畔で違法伐採容疑 横浜の会社社長逮捕
屈斜路湖畔の国立公園・特別地域内で原生林が大規模に伐採された問題で、道警釧路方面本部生活安全課と弟子屈署は二十七日午前、森林法違反(保安林窃盗)と自然公園法違反(無許可伐採)の疑いで、横浜市青葉区荏田西四、不動産会社社長岡戸正容疑者(67)を逮捕した。同日夕、横浜から同署に身柄を押送する。 調べによると、岡戸容疑者は、二○○六年十月中旬ごろから、同月二十六日ごろまでの間、釧路管内弟子屈町跡佐登にある、東京都内の不動産会社が所有する民有地約○・五二ヘクタールで、環境相の許可なくアカダモやトドマツなど約二百十七本(約三百十八万円相当)を伐採した疑い。 調べに対し岡戸容疑者は容疑を否認しているという。 違法伐採は、環境省川湯自然保護官事務所の自然保護官が昨年十月二十六日、パトロール中に特別地域内で伐採行為が行われているのを発見し発覚した。土地所有者と環境省が七月、同署に被害届を提出していた。 岡戸容疑者は弟子屈町に対し、○二年から○六年まで五年間にわたり計七回、現場の土地を自社の所有地と偽り、伐採許可を申請、町は伐採許可に当たる「適合通知書」を発行していた。 岡戸容疑者は、現場で作業を行っていた網走管内清里町の造材会社社長に伐採を指示していたとみられ、道警は調べを進めている。 道警は現場付近の約百ヘクタールの山林でも違法伐採が行われた可能性があるとみて、慎重に裏付け捜査を進めている。 (北海道新聞 引用)
2007年8月26日日曜日
十勝を彩る大輪1万発 道新花火大会に8万人
【帯広】十勝の夏の終わりを彩る「第十八回道新十勝川花火大会」(北海道新聞帯広支社主催)が二十五日、帯広市の十勝川河川敷で開かれた。会場には浴衣姿の若者や家族連れなど八万人の観客が詰めかけ、夜空を鮮やかに染め上げる一万発の花火に酔いしれた。 大会は三部構成で、仕掛け花火で口火を切った。スターマインや大玉、イチゴやタンポポの形をした創作花火などが次々に夜空に咲くと、観客から大きな歓声と拍手がわき起こった。また、初めて打ち上げ前に家族や恋人などにあてたメッセージを読み上げる趣向も凝らした。 この日、最高気温が二八・七度と夏日だった同市も、夕刻にはさわやかな風が吹き、観客は夜空を彩る大輪を眺めながら、過ぎゆく夏のひとときを満喫していた。 (北海道新聞 引用)
2007年8月25日土曜日
「美唄コロッケ」考案 地元高校生、研究発表へ 食材に地場米、商品化も
【美唄】美唄高校商業クラブが、美唄産の米と食材を使った「美唄コロッケ」を考案した。二十九、三十の両日に苫小牧市で開かれる全道高校商業クラブ研究発表大会(全国商業高校協会など主催)で発表する。また、商品化を目指し、準備を始めた。 同クラブは情報ビジネス科の十六人が所属し、商業を学ぶ高校生が一つのテーマについて研究、発表する同大会に毎年出場している。今年は道産米の消費拡大と地域ブランドの確立を目指し、二年生四人が中心となり、ご飯を主体とした食品作りに今春から取り組んだ。 美唄コロッケはみじん切りにしたタマネギやすり下ろしたニンジンなどを具材にしたチャーハンを俵の形にして、パン粉をまぶして揚げた。美唄焼き鳥を入れた「焼き鳥入り」と、市内の農園で平飼いされたニワトリの卵で作ったいり卵を入れた「卵入り」の二種類。ほとんどの食材が美唄産だ。 当初は炊いたご飯をつぶして作った「お米フレーク」やスティック状の揚げ菓子に挑戦したが、いずれも固さや油っぽさが解消できず、札幌市の料理研究家のアドバイスを受けながら、美唄コロッケにたどり着いた。 同クラブは札幌市内の食品会社に美唄コロッケについてリポートを提出し、二十二日には生徒らが同社を訪問し、売り込んだ。会社側も業務用として商品化に前向きで、発売に向けて使用する食材や価格、発売時期などについて調整中という。 メンバーの一人の佐藤栞(しおり)さん(二年)は「思った以上においしいコロッケができました」と声を弾ませる。同クラブ顧問の入沢幸博教諭(34)は「夏休み返上で頑張った生徒たちの努力が実った。商品として実現することが待ち遠しい」と話している。(北海道新聞 引用)
2007年8月24日金曜日
北見市に補償請求504万円 断水で飲食店など
【北見】六、七月に北見市で相次いで発生した大規模断水の影響で、休業した飲食店やホテルなど事業所から同市への補償請求が二十一件計五百四万円に上ることが、二十三日までの市のまとめで分かった。 内容は、油臭のする給水を受けた医療機関が、医療機器の洗浄費約九十一万円を請求した件や、断水後の濁り水で汚れた受水槽の清掃費、ボイラーや温水器、浄水器などの修理費、飲食店やホテルの休業損失など。このほか、賠償に関する問い合わせなどが一般家庭を含め七十三件あった。 市条例は非常災害による給水停止で起きた損害の賠償責任は負わないと規定し、市の顧問弁護士も賠償は不要との見解を示している。市は最終判断をしていない。(北海道新聞 引用)
2007年8月22日水曜日
石屋製菓 菓子「美冬」も賞味期限延長 道など「不適切」と調査
石屋製菓(札幌)の食品不祥事に関連し、同社が製造・販売するミルフィーユ菓子「美冬(みふゆ)」でも意図的な賞味期限の延長があったとして、道や札幌市保健所が調査していることが二十一日、分かった。人気菓子「白い恋人」の三十周年限定商品での改ざんとは異なり、食品の適正な表示を定めた日本農林規格(JAS)法には違反しないものの、道や市保健所は「不適切だ」と指摘している。 同社は「白い恋人」に次ぐ第二の主力商品を目指し、二○○五年二月、「美冬」を発売。道や市保健所によると、賞味期限は社内で、製造から四十五日間と設定していたが、同社は出荷前に賞味期限を十日程度延ばしていた。 道や市保健所は、「延長」の時期や頻度、数量などを調べているが、道は「(延長が)在庫管理の操作であれば、モラルに違反している」としており、文書で指導や注意を行う可能性もある。 市保健所も、「白い恋人」の賞味期限を一-二カ月恒常的に延ばしていたケースと同類とみており「違法ではないが、消費者の観点から見れば好ましくない」と批判している。 同社の石水勲社長は北海道新聞の取材に対し、「美冬」の賞味期限延長について「把握していない」と答えた。 「美冬」は、パイ生地とブルーベリーなど三種類のクリームを何層にも重ねた洋菓子で、外側はチョコレートで覆われている。 (北海道新聞 引用)
2007年8月21日火曜日
羊蹄山頂にハンカチで「夢の輪」 4500枚つなぐ
【真狩】「羊蹄山頂から明るい話題を発信しよう」と、旧暦の七夕にあたる十九日、伊達市の主婦佐々木温子さん(36)の呼びかけで道内外の約五十人が後志管内真狩村の真狩登山口から同山(一、八九八メートル)に登頂し、短冊のように願いごとをつづったハンカチ約四千五百枚の「夢の輪」を完成させた。 「ハッピーニュースを自分たちの手で」と昨年、本州の有志が富士山頂にハンカチの輪を出現させた。ハンカチ集めに協力して感銘を受けた佐々木さんは「道内でも」と、蝦夷富士、羊蹄山の登頂を計画した。その他、石垣島などでも計画が持ち上がり、今年は全国七カ所で行われた。 道内外から寄せられたハンカチは、あらかじめミシンで二百枚ずつ、つなげられ、一行の手で頂上に運ばれた。当初、大火口を取り囲む予定だったが、枚数が足りず、小火口と中火口の周囲の登山道約一キロに「世界平和」「五輪で金メダルを取りたい」などと書かれたハンカチを敷いた。晴天で登山客も多く、約二時間の山頂イベントに関心を寄せていた。 同管内蘭越町昆布から参加した看護師滝本祥子さん(28)は「みんなの夢が輪になったとき涙が出た。夢を考える、いい機会になった」と感動していた。(北海道新聞 引用)
2007年8月19日日曜日
白い恋人パーク バスツアーから除外 定期観光 予約キャンセルも
石屋製菓(石水勲社長)の「白い恋人」賞味期限改ざんなど一連の不祥事で、札幌市内でも観光業界を中心にさまざまな分野で影響が出ている。 道内バス業界大手の北海道中央バス(小樽)は、同市西区の石屋製菓本社工場に隣接する「白い恋人パーク」などを巡る定期観光バスツアーのルートを十六日から変更した。 同パークに立ち寄るコースは今年四月から運行し、これまでに約二千百人が利用する人気コースだった。しかし、今回の問題を受けて、白い恋人パークの代わりに大倉山ジャンプ競技場を組み込むルートに変更。中央バスのパンフレットには、変更前のコースが掲載されているため、旅行会社へのコース変更の連絡に追われた。 同ツアーに予約済みの約百七十人には電話でコース変更を説明。特に大きな混乱はないものの、十七日までに十一人のキャンセルが出ているという。中央バス担当者は「この時期は、観光シーズンの最盛期だけに、コース変更は痛手」とショックを隠せない。 一方、市内の企業に対し、全国各地で開かれる北海道物産展の出店をあっせんしている札幌物産協会には、全国各地の百貨店約三十店から「いつになったら、白い恋人を出品できるか」「今年は石屋製菓は出店を自粛するのか」といった問い合わせが相次いでいる。「白い恋人」は物産展の「看板商品」だった。 同協会では今年九月中旬から十一月にかけて、高島屋大阪店など約百店舗での「北海道物産展」を企画。宮川清年常勤顧問は「今のところは出品は難しい。『白い恋人』は全国でも有名な北海道の菓子で、これに代わる逸材はない」と頭を抱えている。(北海道新聞 引用)
2007年8月17日金曜日
「太陽の園」に診療所 発達障害児の専門外来開設 伊達
【伊達】北海道社会福祉事業団「太陽の園」(福士憲昭総合施設長)が「太陽の園診療所」を開設し、子供の心のケアと発達障害児専門の外来診療を始めた。発達障害児の専門外来は、民間では北斗市の「おしまコロニー」に次ぎ道内二カ所目。 発達障害児は近年、増加傾向にあるが、診断は最低でも一人一時間半はかかるとされ、家族との面談や各種検査なども必要となる。 このため、一人の医師が診察できるのは、多くても一日五人が限界で、「採算が取れず外来診療をする機関は限られている」(福士総合施設長)という。 同園は入所者向けに勤務する医師がいることから、昨春の民営化後、社会福祉法人の公益事業として保険診療ができるよう手続きを進めてきた。 診療所は小児科、内科、精神科、心療内科、リハビリテーション科を開設。スタッフは医師のほか、臨床心理士、言語聴覚士など六人が月-金曜、診察、治療に当たる。 完全予約制で、札幌近郊や道北からも申し込みが来ている。問い合わせは(電)0142・22・0101へ(北海道新聞 引用)
2007年8月13日月曜日
芦別・アンの教会 3年ぶりウェディング・ベル 京都のカップル夢かなった
【芦別】カナディアンワールド公園内の「アンの教会」で六日、京都のカップルが結婚式を挙げた。同教会での結婚式は、一九九○年の開園当初は年に七十組程度あったが、九七年の閉園後は同一-三組に激減。今回三年ぶりに結婚式が行われた。 挙式したのは京都出身の会社社長、細川剛さん(37)と三重県津市出身で京都在住の乙部里夏(りか)さん(33)。 細川さんは、父親の和夫さん(62)=京都府在住=が芦別出身であることから「ルーツの芦別で、記念になる挙式がしたかった」。「赤毛のアン」の大ファンという里夏さんも「想像していた通り。よその国に来たみたい」と感激の面持ちで式に臨んだ。 また、台風の影響で一日順延された「キャンドルアート」を前夜、目の当たりにした里夏さんは「美しさに感動しっぱなし。素晴らしい思い出ができました」とうれしそうだった。 親族らが見守る中、牧師の前で永遠の愛を誓った二人は「明るく健康で、幸せな家庭をつくっていきたい」と語り、晴れやかな笑顔を見せていた(北海道新聞 引用)
2007年8月8日水曜日
事前通告なし、速やかに実施 道が調査マニュアル作成
苫小牧市の食品加工卸会社「ミートホープ」の偽装牛ミンチ事件を受け、道は保健所が情報提供を基に食肉処理施設などへ立ち入り調査する際のマニュアルを作成し、7日の道議会保健福祉委員会に報告した。
ミート社の事件では内部から情報提供を受けながら、立ち入り調査を事前通告していたために偽装を見抜けなかった。マニュアルでは「事前通告なしに速やかに実施する」と明記し、調査で改善を指導した場合は一定期間内に再調査することも定めた。
食肉のDNA検査については▽複数の人から継続して表示違反の通報がある▽立ち入り調査で表示違反の有無が確認できない--などの場合に実施すると要件を決めた。
このほか、食の安全に関する通報は農政部食品政策課に集約することや、道農政事務所など国の機関と「情報交換会議」を毎月開くことも報告した
(毎日新聞 北海道版 引用)
ミート社の事件では内部から情報提供を受けながら、立ち入り調査を事前通告していたために偽装を見抜けなかった。マニュアルでは「事前通告なしに速やかに実施する」と明記し、調査で改善を指導した場合は一定期間内に再調査することも定めた。
食肉のDNA検査については▽複数の人から継続して表示違反の通報がある▽立ち入り調査で表示違反の有無が確認できない--などの場合に実施すると要件を決めた。
このほか、食の安全に関する通報は農政部食品政策課に集約することや、道農政事務所など国の機関と「情報交換会議」を毎月開くことも報告した
(毎日新聞 北海道版 引用)
2007年8月6日月曜日
ミルクランド北海道・牧場へ行こう!:ホルスタインの乳しぼり体験--札幌
◇大通り公園
牛乳普及キャンペーンの一環として乳しぼりやバター作りを体験できる「ミルクランド北海道・牧場へ行こう!」(ホクレン主催)が4日、札幌市中央区の大通公園で始まり、あいにくの雨にもかかわらず親子連れでにぎわっていた。
恐る恐るホルスタインの大きな乳をしぼった札幌市西区発寒の会社員、千葉晋さん(32)の長女春奈さん(5)は「おっぱいが温かかった」と感動した様子だった。5日まで。
(毎日新聞 北海道版 引用)
牛乳普及キャンペーンの一環として乳しぼりやバター作りを体験できる「ミルクランド北海道・牧場へ行こう!」(ホクレン主催)が4日、札幌市中央区の大通公園で始まり、あいにくの雨にもかかわらず親子連れでにぎわっていた。
恐る恐るホルスタインの大きな乳をしぼった札幌市西区発寒の会社員、千葉晋さん(32)の長女春奈さん(5)は「おっぱいが温かかった」と感動した様子だった。5日まで。
(毎日新聞 北海道版 引用)
2007年7月25日水曜日
きょうからもぎたて 札幌・大通公園トウキビ
札幌市中央区の大通公園の名物・トウキビワゴンに二十日、それまで扱っていた冷凍ものに代わり、後志管内共和町で収穫された生のトウキビが登場した。
トウキビワゴンは札幌観光協会が毎年四月下旬から、同公園に計十四台配置。この日は十九日朝に採れたピーターコーン四千四百本が入荷した。「甘さ、みずみずしさが冷凍ものとはまるで違う」(同協会)といい、入荷分は一日でほぼ売り切れる人気だ。
札幌の同日正午現在の気温は、平年より四度低い二○・三度。どんより雲が垂れこめるあいにくの天気だが、出張で札幌に来て、これから東京に帰るという東京都練馬区の会社員、古町俊幸さん(36)は「三カ月に一回ぐらい札幌に来るが今日のは歯応えが違う」と話していた。トウキビは焼き、ゆでの二種類で、一本三百円。
(北海道新聞より引用)
トウキビワゴンは札幌観光協会が毎年四月下旬から、同公園に計十四台配置。この日は十九日朝に採れたピーターコーン四千四百本が入荷した。「甘さ、みずみずしさが冷凍ものとはまるで違う」(同協会)といい、入荷分は一日でほぼ売り切れる人気だ。
札幌の同日正午現在の気温は、平年より四度低い二○・三度。どんより雲が垂れこめるあいにくの天気だが、出張で札幌に来て、これから東京に帰るという東京都練馬区の会社員、古町俊幸さん(36)は「三カ月に一回ぐらい札幌に来るが今日のは歯応えが違う」と話していた。トウキビは焼き、ゆでの二種類で、一本三百円。
(北海道新聞より引用)
2007年7月18日水曜日
スピカで応援イベント
8月26日の山形戦と10月20日の福岡戦を、札幌市中央区のSTVスピカ広場で観戦するイベント。310インチの大型映像装置でアウエーゲームのライブ映像を上映する。特別価格でオフィシャルグッズを販売するブースも設置。
(北海道新聞より引用)
(北海道新聞より引用)
2007年6月28日木曜日
青空2階席、幌付き 札幌のスカイバス、来年新車両を追加
夏の観光シーズンに札幌中心部の観光コースを運行している屋根のない二階建てバス「スカイバス」に来年、開閉式の幌(ほろ)を備えた新型車両が追加投入されることが二十日分かった。二台体制とすることで、札幌市内だけでなく、他の観光地内の運行や、札幌と他の観光地を結ぶ路線の新設などを検討する。
スカイバスは、車両を所有する日の丸リムジン(東京)やJTB北海道(札幌)などの実行委が、北都交通(北広島)に運行委託。初年度の昨年は二カ月間で約七千二百人が利用した。今年は期間を一カ月間延長し、今月十六日から九月十七日までの予定で運行中だ。
新たに導入される幌付きバスはドイツ製で車高三・五メートル、客席定員四十八人。既存車両では雨天時に雨具を提供しているが、前後に動く幌を短時間で開閉できる新車両なら、長距離の移動にも使いやすい。また幌の使用時は暖房も効かせられるため、さっぽろ雪まつりの期間などの冬季運行も可能になるという。
実行委は来年、札幌に加え、道内の他地区での運行や来年七月の洞爺湖サミットに合わせた報道向けツアーなどでの活用も検討。札幌以外の観光地の運行は、地元バス会社に委託する考えだ。
スカイバスは昨年の札幌での成功を受け、今年から那覇や仙台でも運行される。JTB北海道は「サミットで北海道に注目が集まる来夏に新型バスを投入し、その素晴らしさをアピールできれば」と話している。
(北海道新聞より引用)
【広告スペース】
すすきのヘルス
スカイバスは、車両を所有する日の丸リムジン(東京)やJTB北海道(札幌)などの実行委が、北都交通(北広島)に運行委託。初年度の昨年は二カ月間で約七千二百人が利用した。今年は期間を一カ月間延長し、今月十六日から九月十七日までの予定で運行中だ。
新たに導入される幌付きバスはドイツ製で車高三・五メートル、客席定員四十八人。既存車両では雨天時に雨具を提供しているが、前後に動く幌を短時間で開閉できる新車両なら、長距離の移動にも使いやすい。また幌の使用時は暖房も効かせられるため、さっぽろ雪まつりの期間などの冬季運行も可能になるという。
実行委は来年、札幌に加え、道内の他地区での運行や来年七月の洞爺湖サミットに合わせた報道向けツアーなどでの活用も検討。札幌以外の観光地の運行は、地元バス会社に委託する考えだ。
スカイバスは昨年の札幌での成功を受け、今年から那覇や仙台でも運行される。JTB北海道は「サミットで北海道に注目が集まる来夏に新型バスを投入し、その素晴らしさをアピールできれば」と話している。
(北海道新聞より引用)
【広告スペース】
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2007年6月21日木曜日
苫小牧「三星」社長が退任 後任に大東開発社長 経営立て直しへ
【苫小牧】「よいとまけ」などのお菓子で知られる菓子製造販売の三星(苫小牧)は八日、創業者一族の小林正三社長(59)が退任し、筆頭株主の不動産会社、大東開発(同)の三浦実社長(66)が新社長に就任したことを明らかにした。
三星は一九九八年に苫小牧市糸井に約十億円を投じて本社工場を建設したが、競合他社との競争激化により、二○○五年七月期以来、二期連続で赤字を計上。同社での勤務経験があり、創業者一族との親交のある三浦社長の経営手腕により立て直しを図ることにした。
三星は一九一二年(明治四十五年)に苫小牧駅前で「小林三星堂」として開店した老舗企業で、六四年に法人化。苫小牧のほか札幌などにも直営店舗を展開してきたが、この数年は苫小牧の店舗に経営資源を集中させている。二○○六年七月期の売上高は約二十三億円。従業員数はパートなどを含め約三百七十人。
(北海道新聞より引用)
三星は一九九八年に苫小牧市糸井に約十億円を投じて本社工場を建設したが、競合他社との競争激化により、二○○五年七月期以来、二期連続で赤字を計上。同社での勤務経験があり、創業者一族との親交のある三浦社長の経営手腕により立て直しを図ることにした。
三星は一九一二年(明治四十五年)に苫小牧駅前で「小林三星堂」として開店した老舗企業で、六四年に法人化。苫小牧のほか札幌などにも直営店舗を展開してきたが、この数年は苫小牧の店舗に経営資源を集中させている。二○○六年七月期の売上高は約二十三億円。従業員数はパートなどを含め約三百七十人。
(北海道新聞より引用)
2007年6月19日火曜日
2007年6月14日木曜日
駒苫連覇果たす 函工に13-1 全道高校野球
第46回春季全道高校野球大会は二日、札幌円山球場で決勝を行い、駒大苫小牧が日本学生野球憲章に違反するスポーツ特待制度問題で主力の大半を欠きながらも13-1で函工に大勝し“王者”の貫録を発揮、2年連続3度目の優勝を果たした。
駒苫は二回に2本の二塁打を含む3安打で2点を先行。三、四回にも2点ずつ加えて突き放すと、中盤以降も相手の守りのミスに乗じて得点を重ね、大量得点を奪った。
21年ぶり2度目の優勝を目指した函工は六回に1点を返したが、駒苫の左腕3人の継投にわずか2安打に抑えられた。
昨夏の全国選手権で3年連続決勝に進んだ駒苫は、昨秋の室蘭支部予選2回戦で北海道栄にコールド負けした。しかし、冬場にチームの立て直しを図り、今大会はベストメンバーを組めない中でも選手層の厚さを見せつけて頂点に立った。
(北海道新聞より引用)
駒苫は二回に2本の二塁打を含む3安打で2点を先行。三、四回にも2点ずつ加えて突き放すと、中盤以降も相手の守りのミスに乗じて得点を重ね、大量得点を奪った。
21年ぶり2度目の優勝を目指した函工は六回に1点を返したが、駒苫の左腕3人の継投にわずか2安打に抑えられた。
昨夏の全国選手権で3年連続決勝に進んだ駒苫は、昨秋の室蘭支部予選2回戦で北海道栄にコールド負けした。しかし、冬場にチームの立て直しを図り、今大会はベストメンバーを組めない中でも選手層の厚さを見せつけて頂点に立った。
(北海道新聞より引用)
2007年6月11日月曜日
東京のタクシー運賃 政府、値上げ先送り 参院選配慮 道内に影響
政府は三十一日、東京地区のタクシー運賃の値上げ認可を八月以降に先送りする方針を固めた。当初、国土交通省が六月中に認可する見込みだったが、政府内に異論が根強く、同日の政府の物価安定政策会議でも値上げに対する反対、慎重意見が大勢を占めた。参院選への影響に配慮し、現段階での認可は時期尚早と判断した。現在運賃引き上げを申請している北海道など地方の値上げ論議にも影響しそうだ。
東京地区(二十三区と武蔵野市、三鷹市)のタクシー業界は平均18・7%の値上げを国交省に申請。四月に続く異例の再審議となったこの日の物価安定政策会議では、委員らから「経営側は値上げして収入が増えても、本当に運転手の賃金が増えるのか」「もう一、二年経営環境をみてから判断してもいいのではないか」などの意見が相次いだ。
国交省は物価安定政策会議での議論を踏まえ、関係閣僚会議に諮り認可する見通しだが、政府内では消費者の家計に直結する値上げは避けたいとの思惑も働き、値上げ幅が抑えられる可能性もある。
タクシー運賃の最終的な認可権は国交省にあり、運転手の労働環境が悪化している現状などから、冬柴鉄三国交相は「値上げはやむなし」との立場。しかし、大田弘子経済財政担当相は「安易な値上げは消費者への理解が得られない」と疑問を呈していた。
値上げが実施されれば、消費税が引き上げられた一九九七年以来十年ぶりとなる。
タクシー運賃の値上げ申請は昨年から今年にかけて、全国九十営業地区のうち約五十地区が申請した。
このうち既に値上げが認可されたのは長野と大分地区だけ。道内の札幌A地区(札幌、江別、石狩、北広島の四市)を含む大半の地区はまだ審査中だ。
札幌市内のタクシー会社社長は「認可が遅れれば経営面で影響が出る」と懸念している。別のタクシー会社役員は「値上げが認められないと乗務員の待遇が改善できない」と話していた。
(北海道新聞より引用)
東京地区(二十三区と武蔵野市、三鷹市)のタクシー業界は平均18・7%の値上げを国交省に申請。四月に続く異例の再審議となったこの日の物価安定政策会議では、委員らから「経営側は値上げして収入が増えても、本当に運転手の賃金が増えるのか」「もう一、二年経営環境をみてから判断してもいいのではないか」などの意見が相次いだ。
国交省は物価安定政策会議での議論を踏まえ、関係閣僚会議に諮り認可する見通しだが、政府内では消費者の家計に直結する値上げは避けたいとの思惑も働き、値上げ幅が抑えられる可能性もある。
タクシー運賃の最終的な認可権は国交省にあり、運転手の労働環境が悪化している現状などから、冬柴鉄三国交相は「値上げはやむなし」との立場。しかし、大田弘子経済財政担当相は「安易な値上げは消費者への理解が得られない」と疑問を呈していた。
値上げが実施されれば、消費税が引き上げられた一九九七年以来十年ぶりとなる。
タクシー運賃の値上げ申請は昨年から今年にかけて、全国九十営業地区のうち約五十地区が申請した。
このうち既に値上げが認可されたのは長野と大分地区だけ。道内の札幌A地区(札幌、江別、石狩、北広島の四市)を含む大半の地区はまだ審査中だ。
札幌市内のタクシー会社社長は「認可が遅れれば経営面で影響が出る」と懸念している。別のタクシー会社役員は「値上げが認められないと乗務員の待遇が改善できない」と話していた。
(北海道新聞より引用)
2007年6月7日木曜日
北洋銀新本店ビル、来年着工 地上19階、地下3階 道都に「新たな顔」
北洋銀行が旧拓銀本店ビル跡(札幌市中央区大通西三)に建設する「札幌ビジネスセンタービル」(仮称)の概要が二十五日、明らかになった。地上十九階地下三階で、高さ九十六メートル。商業施設や同行本店本部などが入居し、総事業費は約百五十億円になる見込み。来年一月に着工し、二○一○年三月には道都に「新たな顔」が誕生する。
延べ床面積は五万八千百平方メートル。地下一階-地上四階は札幌駅前通側に商業施設、大通公園側は同行本店が入る。
地上六-十二階は同行本部フロア、十三-十八階の計一万五百平方メートルは貸しオフィス。地下に二百台収容の駐車場を設ける。
外観は、低層階の商業施設側を全面ガラス張りにして「にぎわい」を演出するほか、同行本店側は「北海道」や「北洋」にちなみ、花こう岩で「H」の文字をかたどる。高層階は周辺への圧迫感を軽減するため、コーナー部分をガラス張りにするなど、景観に配慮したデザインにする。
テナントは未定だが、ファッション関係など複数企業が入居を打診。詳細設計は今後詰めるが、建設中の札幌駅前通地下歩行空間と直結する地下一階に現金自動預払機(ATM)コーナーのほか、商業施設側一階ホールには旧拓銀本店の貸金庫の扉(重さ十五トン)をモニュメントとして設置することを検討している。
(北海道新聞より引用)
延べ床面積は五万八千百平方メートル。地下一階-地上四階は札幌駅前通側に商業施設、大通公園側は同行本店が入る。
地上六-十二階は同行本部フロア、十三-十八階の計一万五百平方メートルは貸しオフィス。地下に二百台収容の駐車場を設ける。
外観は、低層階の商業施設側を全面ガラス張りにして「にぎわい」を演出するほか、同行本店側は「北海道」や「北洋」にちなみ、花こう岩で「H」の文字をかたどる。高層階は周辺への圧迫感を軽減するため、コーナー部分をガラス張りにするなど、景観に配慮したデザインにする。
テナントは未定だが、ファッション関係など複数企業が入居を打診。詳細設計は今後詰めるが、建設中の札幌駅前通地下歩行空間と直結する地下一階に現金自動預払機(ATM)コーナーのほか、商業施設側一階ホールには旧拓銀本店の貸金庫の扉(重さ十五トン)をモニュメントとして設置することを検討している。
(北海道新聞より引用)
2007年6月6日水曜日
日6-4ヤ(26日) 日本ハムが6連勝で3位に浮上
日本ハムは集中打でヤクルトを振り切って6連勝。2位だった3月28日以来のAクラスとなる3位に浮上した。 三回は森本、稲葉、小谷野のタイムリーなど、犠打と死球を挟む5連打で4点を挙げて逆転。同点の七回は稲葉の決勝右前打を含む3連打などで2点を奪った。 先発木下は四回途中で降板したが、小刻みな継投で乗り切った。4番手の武田久が2勝目、マイケル中村が8セーブ目。 ヤクルトは5連敗で早くも30敗。 ◇交流戦 ◇札幌円山《2》 16,877人 日本ハム2勝 ヤクル 002020000-4 日ハム 00400020×-6 ▽勝 武田久21試合2勝1敗2S ▽S マイケル中村18試合8S ▽敗 遠藤15試合2勝2敗 ▽本塁打 ガイエル9号(2)(木下)
(北海道新聞より引用)
(北海道新聞より引用)
2007年6月3日日曜日
中国製土鍋から鉛 札幌市内、輸入業者が自主回収
札幌市内の一般家庭で使われていた中国製の土鍋から鉛が溶け出した例があったとして、北海道消費者協会(札幌)が国や輸入業者に報告していたことが二十四日分かった。報告に先立ち、鍋の使用者から苦情を受けた量販店は商品の取り扱いを中止、輸入業者は販売先に卸した鍋を自主回収した。鉛は食品衛生法上の基準値は超えていなかったという。
土鍋は電磁誘導加熱(IH)調理器に対応した商品で直径二十八センチ。量販店に苦情を申し立てた同市内の男性(47)によると一月下旬、IH調理器(200V)で約三十分加熱したところ、ふたと接する部分から銀色の液体が流れ出たという。
道消費者協会が再現試験を行い、約八時間鍋を加熱したところ、鍋のふちから少量の鉛が溶け出すのを確認した。
男性の苦情を受けた量販店が民間機関に依頼して行った検査でも、食品衛生法上の基準値(2・5ppm)は下回る1・8ppmの鉛を検出した。輸入業者を管轄する新潟県によると、卸先に残っていた在庫約三百個は回収したという。道消費者協会は「基準値は超えていないが鉛が溶け出すのは問題と判断した」としている。
(北海道新聞より引用)
土鍋は電磁誘導加熱(IH)調理器に対応した商品で直径二十八センチ。量販店に苦情を申し立てた同市内の男性(47)によると一月下旬、IH調理器(200V)で約三十分加熱したところ、ふたと接する部分から銀色の液体が流れ出たという。
道消費者協会が再現試験を行い、約八時間鍋を加熱したところ、鍋のふちから少量の鉛が溶け出すのを確認した。
男性の苦情を受けた量販店が民間機関に依頼して行った検査でも、食品衛生法上の基準値(2・5ppm)は下回る1・8ppmの鉛を検出した。輸入業者を管轄する新潟県によると、卸先に残っていた在庫約三百個は回収したという。道消費者協会は「基準値は超えていないが鉛が溶け出すのは問題と判断した」としている。
(北海道新聞より引用)
2007年6月1日金曜日
2戦連発、勝ち呼ぶ ダビ
頼れるエース、ダビがまたも大仕事をしてくれた。1-1の後半35分、頭でゴールネットを豪快に揺らし決勝ゴール。初の2戦連続弾で、今季初の逆転勝ちを呼び込んだ。ヒーローは「FWとして点を取らなければいけない。2試合連続でチームに貢献できて良かった」と、とびきりの笑顔をつくった。 勝ち越し点は、そんなダビの点取り屋としての嗅覚(きゅうかく)と責任感でもぎ取ったものだった。相手ボールを奪って、ダビが最初のパスを受けたのは自陣だった。そこから右サイドを駆け上がっている砂川にロングパス。ダビは、ここから相手ゴールまで約50メートル疾走。ファーポストに走り込み、砂川のクロスを、地面にたたきつけるようにヘディングシュートを打ち込んだ。 ダビは「ゴールまで距離が長かったけど、きっとチャンスになるだろうと思った」と会心のゴールを振り返った。 1点目もダビのドリブル突破が起点になり、PKにつながった。「砂川が相手ボールを奪ったし、石井が走り込んだから。みんなで取った点が一番いいよ」。チームメートを信頼し、感謝する。ダビの言葉が、札幌の好調の要因すべてを表している。
(北海道新聞より引用)
(北海道新聞より引用)
2007年5月31日木曜日
道南、道央舞台に680キロ ツール・ド・北海道 9月13日から5日間
自転車の国内最大級のロードレース「ツール・ド・北海道国際大会」(ツール・ド・北海道協会、日本自転車競技連盟主催)の概要が22日、主催者から発表された。9月13日から5日間かけて、小樽を起点に、道南、道央を回って札幌に戻る全6ステージ、27市町村にまたがる約680キロのコースで熱い戦いを繰り広げる。
出場予定チームは20で、海外6、国内から14チーム。昨年まではロードレースの第1ステージの前日にスプリントレースのタイムトライアルを行ってきたが、今回は第1ステージを行った後、その日のうちに1・3キロのタイムトライアルを第2ステージとして行う。このため全体の日程は昨年よりも1日短縮される。主な日程は次の通り。
▽9月13日 第1ステージ104・5キロ(小樽市-後志管内岩内町)▽13日 第2ステージ1・3キロ(岩内町内でタイムトライアル)▽14日 第3ステージ174・1キロ(後志管内共和町-桧山管内今金町)▽15日 第4ステージ164・4キロ(渡島管内長万部町-伊達市)▽16日 第5ステージ176・5キロ(室蘭市-札幌市)▽17日 第6ステージ60・5キロ(モエレ沼公園周回コースでクリテリウム)
(北海道新聞より引用)
出場予定チームは20で、海外6、国内から14チーム。昨年まではロードレースの第1ステージの前日にスプリントレースのタイムトライアルを行ってきたが、今回は第1ステージを行った後、その日のうちに1・3キロのタイムトライアルを第2ステージとして行う。このため全体の日程は昨年よりも1日短縮される。主な日程は次の通り。
▽9月13日 第1ステージ104・5キロ(小樽市-後志管内岩内町)▽13日 第2ステージ1・3キロ(岩内町内でタイムトライアル)▽14日 第3ステージ174・1キロ(後志管内共和町-桧山管内今金町)▽15日 第4ステージ164・4キロ(渡島管内長万部町-伊達市)▽16日 第5ステージ176・5キロ(室蘭市-札幌市)▽17日 第6ステージ60・5キロ(モエレ沼公園周回コースでクリテリウム)
(北海道新聞より引用)
2007年5月30日水曜日
札幌の老健施設、入所者廊下に寝かす 男女5人1年間 「不適切」道が指導へ
札幌市南区の介護老人保健施設「フォーシーズン真駒内」(小松本正志理事長、七十六床)で、入所者の男女五人を約一年間にわたり、廊下で寝かせていたことが二十二日、道と札幌市の監査で明らかになった。道保健福祉部は「不適切な処遇」として近く同施設に文書で改善を指導する。また、道などは、その場でおむつの交換をしていたことが高齢者虐待防止法の性的虐待の可能性もあるとみて、さらに詳しい調査を進める。
道などは同施設の関係者から情報提供を受け、七日に同施設を監査。その結果、三階の認知症専門棟(三十床)で、昨年五月ごろから、七十代から八十代の男性三人と女性二人が、日中はデイルームとして使われている廊下に布団を敷いて寝かされている実態を確認した。就寝時に男女別の仕切りもなく、五人のおむつの交換もその場で行われていたことも分かった。
道は「社会的な通念上、認められない処遇」と判断、その場で口頭で指摘した。五月中に同施設に文書で改善を指導した上で、改善計画書の提出を求める。
さらに、男女のおむつを替えていたことについて「介護者や家族以外の異性の目の前で排せつ物の処理をすることは通常は考えられない」(道保健福祉部)として、今後の対応を検討する。
北海道新聞社の取材に、同施設の潮田英明施設長は「廊下での就寝は、個室での転倒事故を予防するためで、家族からの要望があった。おむつの交換は介護の認識不足だった。あってはならないことで反省している」と釈明。その上で「現在は入所者全員が居室で就寝できるよう態勢を改めた」と話している。
同施設は医療法人の栄会が運営し、昨年四月にオープン。常時、九割程度が入所している。
(北海道新聞より引用)
道などは同施設の関係者から情報提供を受け、七日に同施設を監査。その結果、三階の認知症専門棟(三十床)で、昨年五月ごろから、七十代から八十代の男性三人と女性二人が、日中はデイルームとして使われている廊下に布団を敷いて寝かされている実態を確認した。就寝時に男女別の仕切りもなく、五人のおむつの交換もその場で行われていたことも分かった。
道は「社会的な通念上、認められない処遇」と判断、その場で口頭で指摘した。五月中に同施設に文書で改善を指導した上で、改善計画書の提出を求める。
さらに、男女のおむつを替えていたことについて「介護者や家族以外の異性の目の前で排せつ物の処理をすることは通常は考えられない」(道保健福祉部)として、今後の対応を検討する。
北海道新聞社の取材に、同施設の潮田英明施設長は「廊下での就寝は、個室での転倒事故を予防するためで、家族からの要望があった。おむつの交換は介護の認識不足だった。あってはならないことで反省している」と釈明。その上で「現在は入所者全員が居室で就寝できるよう態勢を改めた」と話している。
同施設は医療法人の栄会が運営し、昨年四月にオープン。常時、九割程度が入所している。
(北海道新聞より引用)
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